季節の織り糸

春秋花壇

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12月13日

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12月13日

火事の煙 立ち上り
水鳥 ひと群れ 川を越え
枯れ野に 風が吹く冬ざれ
冬帽子 耳を包み
手套をはめ 温もり求めて

雑炊の香 湯気の中で
神迎えの時 静かに過ぎ
冬鴎 白き翼広げ
冬安居の夜は 穏やかに
冬温し 炉端にぬくもりを

浮寝鳥 夢のように
冬ざれの空に 浮かぶ
味噌搗きの音 響く里
火の見守り 風に揺れる

北風に 寒さ増すなか
石蕗の花 小さく咲く
水草紅葉 水面に浮かび
冬の美しさを 映し出す







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