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ヒルトン東京でパリジェンヌ気分

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ヒルトン東京でパリジェンヌ気分

澄んだ青空が広がる東京。高層ビルの谷間に聳え立つヒルトン東京の3階にあるバー&ラウンジ「ZATTA」は、まるでパリの街角にあるカフェのような洗練された空間だ。

窓から差し込む陽光が、シャンパングラスの泡をキラキラと輝かせる。テーブルには、色とりどりのパンが宝石のように並べられた3段のアフタヌーンティースタンドが置かれている。

今日は、友人と「プティ・ブーランジェリー'パリジェンヌ'」というパン尽くしのアフタヌーンティーを楽しむ約束をしている。

「わぁ、すごい!パンの種類がこんなにたくさん!」

友人が目を輝かせながら、スタンドを見上げる。

「パン好きにはたまらないよね。早速、いただきましょう!」

私は、一番上の段からクロワッサンを手に取った。サクサクとした食感とバターの香りがたまらない。

「これは美味しい!さすがヒルトンだわ。」

友人も、クロワッサンを頬張って満足そうに微笑んだ。

2段目は、サンドイッチやキッシュなどのセイボリー系。スモークサーモンとクリームチーズのサンドイッチは、パンの香ばしさとサーモンの塩味が絶妙なバランスだ。

3段目は、スイーツパンやフルーツ。イチゴとクリームのパンは、見た目も可愛らしく、一口食べると甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。

「どれも本当に美味しいね。まるでパリにいるみたい!」

友人と二人、夢中でパンを味わっていく。

途中、紅茶やコーヒーを飲みながら、近況報告をしたり、旅行の計画を立てたりと、楽しい時間を過ごす。

「ねぇ、そろそろデザートもいかが?」

私は、ワゴンに乗せられたデザートを指差した。

そこには、色とりどりのマカロンやケーキ、そしてフルーツが並んでいる。

「わぁ、どれも美味しそう!」

友人は、目を輝かせながらデザートを選び始めた。

私は、イチゴのショートケーキとチョコレートのムースケーキを手に取った。

ケーキは甘すぎず、上品な味わい。口の中でとろけるような美味しさだ。

「デザートも最高だね!」

友人と二人、満ち足りた笑顔でデザートを味わった。

「今日は本当に楽しかったね。また来たいな。」

「私もだよ。次は違うメニューも試してみたいね。」

私たちは、名残惜しそうに「ZATTA」を後にした。

ヒルトンのパン尽くしのアフタヌーンティーは、まるでパリジェンヌになったような気分を味わえる特別な時間だった。

パンの美味しさはもちろん、洗練された空間と優雅なサービスも魅力的だ。

大切な友人と、心ときめくようなひとときを過ごしたいなら、ヒルトンのアフタヌーンティーはおすすめだ。
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