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介護難民はお好きですか
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介護難民はお好きですか
「死神、あと890人増やしてもいい?」
「今の1000人に追加して?」
「うん」
「延命しなければ別にいいけど」
ここは、悪役令嬢 毒子が経営する東京都の孤独死予定の不親切極まりないダンジョン。
山口県萩市むつみ地区。過疎の村だ。今は合併されてしまったのだが。
ここは、ありがたいことに水害も地震もあまり影響がない。
のどかな素敵な場所である。
そこにある日突然、東京都の孤独死予定の70歳以上の老人たちテレポートさせられた。
それが2年前。
彼らは、60日間でほとんどの人が身罷みまかる。
ここにいるのが楽しくて、多少余命が伸びた人たちもいるのだが。
現在、1000人の孤独死予定の人たちが住んでいた。
それをいきなり、90日にしようとしているのだ。
まあ、どうせ毒子は何をいっても言い出すときかないから、反対もしないが。
老人介護における問題は、
1. 介護における問題1:介護難民
2. 介護における問題2:老老介護・認認介護
3. 介護における問題3:高齢者の虐待問題
4. 介護における問題4:高齢者の一人暮らし
5. 介護における問題5:成年後見人トラブル
6. 国民みんなで取り組むべき介護の5つの問題
孤独死は、4番目に該当するのかな。
突然死する人もいるが、だいたいは徐々にセルフネグレクトし、
ゴミ屋敷状態になる人もいる。
ここに連れてくることによって、延命はできないが、
せめて、死んでから何日も発見されず、腐乱死体になるということだけは避けさせてあげたかった。
毒子は、子供の頃おばあちゃんが自宅で5年間ねたっきりで介護の手伝いをしてきた。
家の中がなんとなく、鼻を突くような異臭がしたり、家族でする介護の限界も感じてきた。
小さな子どもにとって、春休みも夏休みも冬休みも5年間どこにも行かれないというのも、
ちょっと悲しいよね。
あるとき、介護を手伝ってくれているおばさんが、用事があって、
古くからのお友だちもお見舞いに来ていたので、
家を開けたという。
帰ってみると、おばあちたゃんの様子がなんとなくおかしく、衣服も乱れていたとか。
次の日、おばあちゃんのおしめを変えているときに、女の大切なところから出血していて、
それは大騒ぎだったんだけど。
小さな毒子には、その意味がわからなかった。
「燃えて尽きたし」ですか。
今なら、少しはわかるのだが。
そんな毒子ですから、性の問題も含めて、老人たちを孤独死させるのはとても忍びなかった。
ならば、今でも十分じゃないですかと思うのだが。
ここに早く連れてくることができれば、30日間は楽しめる時間が増えるというもの。
違うのかな?お節介かな。
●介護難民とは
介護難民とは、介護が必要な「要介護者」に認定されているにもかかわらず、施設に入所できないだけでなく、家庭においても適切な介護サービスを受けられない65歳以上の高齢者を指します。
民間の有識者会議である「日本創成会議」は2015年、「2025年には全国で約43万人が介護難民になる」との予測を発表しました。これを機に、介護難民の問題が大きくクローズアップされています。
介護難民に関しても、受け入れることができればいいのだが。
とにかく、人手不足なのだ。
ヒューマノイドに介護資格が認定されないから、
人数は足りていても、施設の資格取得の職員の人数を生めることが極めて難しかった。
ここらへんは、ヒューマノイドが1万人ここに入るのだから、徐々に認定してもらえたら、
嬉しいのだが。
なんせ、知識や知恵の点では、
量子コンピューター、深層学習ディープラーニング、
機械学習のヒューマノイド。
人間なんて足元にも及びません。
こうして、毒子は好むと好まざるとににかかわらず、少しずつ必要な知識を満たしていくのだった。
今日のおやつは、こんにゃくゼリー、嚥下困難、歯のないの人のために、
少し刻んだものも用意した。
「ぐみがよかったな」
「あれっておいしい?」
「毒子さんは、嫌いなのか?」
「うーん、糖尿病だからね」
「そうか、くいしんぼうが食べれないってさみしいのー」
「何でそんなもの食べるのって散々叱られたもの」
「あははは、毒子さんでも叱られるのか」
死神がぼそっとそばで
「食い意地が張ってるから、叱られたんだろう」
と、つぶやく。
「まだ言うか」
そばにあった竹箒で死神を叩こうとしているのだが、
周りの人には死神は見えないので、毒子がふざけているように見える。
「ほんに毒子さんは、おもしろいのー」
面白いといえば、漫才にでも来てもらおうかな。
そしたら、もっと笑えるかな。
ハーイ、今日も笑顔のグレートプレゼンター。
古きゲマインシャフトへGO。
他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。
自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。
ありがとうございます。
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「死神、あと890人増やしてもいい?」
「今の1000人に追加して?」
「うん」
「延命しなければ別にいいけど」
ここは、悪役令嬢 毒子が経営する東京都の孤独死予定の不親切極まりないダンジョン。
山口県萩市むつみ地区。過疎の村だ。今は合併されてしまったのだが。
ここは、ありがたいことに水害も地震もあまり影響がない。
のどかな素敵な場所である。
そこにある日突然、東京都の孤独死予定の70歳以上の老人たちテレポートさせられた。
それが2年前。
彼らは、60日間でほとんどの人が身罷みまかる。
ここにいるのが楽しくて、多少余命が伸びた人たちもいるのだが。
現在、1000人の孤独死予定の人たちが住んでいた。
それをいきなり、90日にしようとしているのだ。
まあ、どうせ毒子は何をいっても言い出すときかないから、反対もしないが。
老人介護における問題は、
1. 介護における問題1:介護難民
2. 介護における問題2:老老介護・認認介護
3. 介護における問題3:高齢者の虐待問題
4. 介護における問題4:高齢者の一人暮らし
5. 介護における問題5:成年後見人トラブル
6. 国民みんなで取り組むべき介護の5つの問題
孤独死は、4番目に該当するのかな。
突然死する人もいるが、だいたいは徐々にセルフネグレクトし、
ゴミ屋敷状態になる人もいる。
ここに連れてくることによって、延命はできないが、
せめて、死んでから何日も発見されず、腐乱死体になるということだけは避けさせてあげたかった。
毒子は、子供の頃おばあちゃんが自宅で5年間ねたっきりで介護の手伝いをしてきた。
家の中がなんとなく、鼻を突くような異臭がしたり、家族でする介護の限界も感じてきた。
小さな子どもにとって、春休みも夏休みも冬休みも5年間どこにも行かれないというのも、
ちょっと悲しいよね。
あるとき、介護を手伝ってくれているおばさんが、用事があって、
古くからのお友だちもお見舞いに来ていたので、
家を開けたという。
帰ってみると、おばあちたゃんの様子がなんとなくおかしく、衣服も乱れていたとか。
次の日、おばあちゃんのおしめを変えているときに、女の大切なところから出血していて、
それは大騒ぎだったんだけど。
小さな毒子には、その意味がわからなかった。
「燃えて尽きたし」ですか。
今なら、少しはわかるのだが。
そんな毒子ですから、性の問題も含めて、老人たちを孤独死させるのはとても忍びなかった。
ならば、今でも十分じゃないですかと思うのだが。
ここに早く連れてくることができれば、30日間は楽しめる時間が増えるというもの。
違うのかな?お節介かな。
●介護難民とは
介護難民とは、介護が必要な「要介護者」に認定されているにもかかわらず、施設に入所できないだけでなく、家庭においても適切な介護サービスを受けられない65歳以上の高齢者を指します。
民間の有識者会議である「日本創成会議」は2015年、「2025年には全国で約43万人が介護難民になる」との予測を発表しました。これを機に、介護難民の問題が大きくクローズアップされています。
介護難民に関しても、受け入れることができればいいのだが。
とにかく、人手不足なのだ。
ヒューマノイドに介護資格が認定されないから、
人数は足りていても、施設の資格取得の職員の人数を生めることが極めて難しかった。
ここらへんは、ヒューマノイドが1万人ここに入るのだから、徐々に認定してもらえたら、
嬉しいのだが。
なんせ、知識や知恵の点では、
量子コンピューター、深層学習ディープラーニング、
機械学習のヒューマノイド。
人間なんて足元にも及びません。
こうして、毒子は好むと好まざるとににかかわらず、少しずつ必要な知識を満たしていくのだった。
今日のおやつは、こんにゃくゼリー、嚥下困難、歯のないの人のために、
少し刻んだものも用意した。
「ぐみがよかったな」
「あれっておいしい?」
「毒子さんは、嫌いなのか?」
「うーん、糖尿病だからね」
「そうか、くいしんぼうが食べれないってさみしいのー」
「何でそんなもの食べるのって散々叱られたもの」
「あははは、毒子さんでも叱られるのか」
死神がぼそっとそばで
「食い意地が張ってるから、叱られたんだろう」
と、つぶやく。
「まだ言うか」
そばにあった竹箒で死神を叩こうとしているのだが、
周りの人には死神は見えないので、毒子がふざけているように見える。
「ほんに毒子さんは、おもしろいのー」
面白いといえば、漫才にでも来てもらおうかな。
そしたら、もっと笑えるかな。
ハーイ、今日も笑顔のグレートプレゼンター。
古きゲマインシャフトへGO。
他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。
自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。
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