お金がない

岐阜病院元看護師長、患者の預かり金930万円を着服：詐欺容疑で逮捕

岐阜病院元看護師長、患者の預かり金930万円を着服：詐欺容疑で逮捕

概要

岐阜市の岐阜病院で、入院患者が入院時に預けていた現金約930万円が元看護師長によって不正に引き出され、着服されていたことが発覚しました。元看護師長は詐欺の疑いで逮捕されており、容疑を否認しています。

事件の詳細

逮捕されたのは、同病院の元看護師長、田中昌恵容疑者（50歳）。
容疑者は2021年10月頃、入院患者8人から預かっていた現金の払い出し請求書を不正に作成し、計5万2000円を詐取した疑いが持たれています。
病院からの告訴状を受け、警察が捜査を進めたところ、不正な引き出しは22人分、合わせて約930万円にのぼることが判明しました。
田中容疑者は容疑を否認していますが、警察は引き続き詳細を調べています。
病院側の対応

2023年7月に病院から患者の預かり金の不正引き出しが発覚したことを受け、病院側は田中容疑者を懲戒解雇するとともに、警察へ告訴状を提出していました。

今後の見通し

警察は引き続き捜査を進め、田中容疑者の動機や共犯者の有無などを調べていくものと見られます。

この事件が地域社会に与える影響

この事件は、医療機関における預かり金の管理体制の脆弱さを浮き彫りにし、地域住民の不安感を高める可能性があります。また、高齢者や入院患者など、金銭管理が難しい人々をターゲットにした犯罪である点も悪質と言えます。

教訓

医療機関は、預かり金の管理体制を徹底し、再発防止策を講じる必要があります。また、地域住民も、金銭管理には十分注意し、必要に応じて家族や友人などに相談するなど、被害を防ぐための対策を講じることが重要です。