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エイワン・コミュニケーションズ事件

エイワン・コミュニケーションズ事件：違法な株取引で80億円を騙し取った悪徳業者

概要

エイワン・コミュニケーションズ事件は、東京都中央区に本社を置いていた貸金業者「エイワン・コミュニケーションズ」が、無登録で株の売買や運用を行い、約1000人から約80億円を騙し取った事件です。

事件の内容

エイワン・コミュニケーションズは、2004年頃に設立された会社です。当初は貸金業を営んでいましたが、2005年頃から、無登録で株の売買や運用を始めるようになりました。

エイワン・コミュニケーションズは、投資家に対して、次のような虚偽の説明をしていました。

「手数料ゼロ。元金は保証され、半年後には11％を預託金利として支払う」
「新規公開株を10％引きでお売りします」
「この株はかならず値上がりします」
これらの虚偽の説明に騙された投資家たちは、エイワン・コミュニケーションズに約80億円を預けました。

しかし、エイワン・コミュニケーションズは、実際には株取引を行っておらず、集めた資金を代表者の遊興費や関係者への利益配分などに充てていました。

事件の発覚と顛末

2006年2月、エイワン・コミュニケーションズは突然事務所を閉鎖し、連絡が取れなくなりました。

投資家たちは不安を感じ、警察に被害を届けました。

警察の捜査の結果、エイワン・コミュニケーションズが無登録で株取引を行っていたことが発覚しました。

2006年4月、エイワン・コミュニケーションズの代表者は、証券取引法違反と出資法違反の疑いで逮捕されました。

2008年、代表者は懲役5年の実刑判決が下されました。

事件の教訓

この事件は、無登録業者に投資する危険性を示しています。

投資する前に、必ず業者の登録状況や財務状況などをしっかりと確認することが重要です。

また、あまりにも高すぎる利回りを約束する話には、必ず裏があることを覚えておきましょう。

参考情報

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-30/2006043015_01_0.html
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