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24時間ptが増えないので、アルファポリスを殺してしまった話
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24時間ptが増えないので、アルファポリスを殺してしまった話
私は24時間、アルファポリスのポイントが一切増えないことに苛立ちを覚えていた。今書いている小説は、私の全力を注いだ自信作だった。プロットも緻密で、登場人物も生き生きとしている。これが評価されないわけがない、と確信していた。だが、現実は無情だった。更新しても、閲覧数は微増、いいねやブックマークもさほど増えない。そして、ポイントは一向に動かない。
「なぜだ…なぜなんだ…」
深夜、私は部屋の中を落ち着かない足取りで歩き回っていた。コンピュータの前に座ることもできず、ただ苛立ちを抑え込もうとしていた。キーボードの上に載せた手は冷たく、汗が滲んでいた。頭の中で無数の思考が駆け巡る。
読者の反応が悪いのか? それとも自分の書いた作品がやはりどこかおかしいのか? 才能が足りないのか? 誰かが私の評価を意図的に下げているのか?
「違う、そんなはずはない」
私の作品が評価されない理由を、私は考えたくもなかった。いや、考えることが恐ろしくさえあった。自分の全てを注いだものが認められない、という現実は、私にとって耐えがたいことだった。
「アルファポリスのシステムが悪いんだ」
ふと、頭の中に一つの結論が浮かび上がった。そうだ、これはアルファポリスのせいだ。ポイントシステムが何かおかしいに違いない。こんなに一生懸命に書いている私の作品が評価されないなんて、システムに欠陥があるに違いない。私は決して間違っていない。
その考えが私の中にじわじわと広がり始めた。そして次第に、怒りはアルファポリスに向けられるようになった。運営、システム、全てが私を阻んでいる。これは陰謀だ。私を潰そうとしている。
「アルファポリスを…潰すしかない」
口に出した瞬間、私は驚いた。しかしその言葉は、あまりにも自然に私の口から出てきた。それはまるで、長い間抑え込まれていた思いが解放されたかのようだった。
私は机に戻り、コンピュータの前に座った。そして、目の前に広がるアルファポリスのサイトを睨みつけた。これが私を苦しめている元凶だ。そう思うと、画面の中にある全てが憎らしく感じられた。
「殺すしかない」
私の指は無意識にキーボードを叩き始めた。プログラムを学んだことはなかったが、インターネットで得た知識を駆使して、どうにかしてこのシステムを破壊できる方法を探り始めた。
画面には、無数のコードや情報が流れ続けた。エラーの山を乗り越えながら、私は必死に作業を続けた。時間の感覚は次第に失われ、ただアルファポリスを壊すという目標だけが私の中に残った。
そしてついに、私はそれをやり遂げた。目の前の画面に表示されたのは、システムの一部を侵入することに成功したというメッセージだった。これで、ポイントシステムを操作することができる。
「これで…私の作品は救われる」
そう思った瞬間、胸の中に奇妙な達成感が湧き上がった。しかし、同時に冷たい現実も押し寄せてきた。これをやったところで、何が変わるというのだろうか?
その瞬間、私は手を止め、深く息を吸った。私は何をしているのか? こんなことをして、本当に満足できるのか? そう考えた時、自分の行為がどれほど愚かなことかに気づき始めた。
「馬鹿なことを…」
私は頭を抱え、全てを消去した。アルファポリスを破壊しようとしたこと、それ自体が私の挫折と向き合うことから逃げていた証拠だ。自分が書いてきたもの、そしてそこに込めた思いは何だったのか? そんな簡単な方法で自分の作品が評価されるなんて、ただの幻想に過ぎなかったのだ。
しばらくして、私は再びキーボードに手を置いた。今度は冷静な気持ちで、次の物語を書く準備を始めた。評価されなくてもいい。少なくとも、私は自分が描きたいものを書き続けることができる。それが本当の勝利だ。
数日後、私は新しい作品を公開した。ポイントは相変わらず増えないが、心の中には不思議な満足感があった。少しずつ、少しずつ、私は進んでいけばいい。
アルファポリスを壊すことではなく、自分の情熱を壊さずに書き続けること。それが、作家としての本当の強さなのだと悟った。
そして、夜が明けた。
私は24時間、アルファポリスのポイントが一切増えないことに苛立ちを覚えていた。今書いている小説は、私の全力を注いだ自信作だった。プロットも緻密で、登場人物も生き生きとしている。これが評価されないわけがない、と確信していた。だが、現実は無情だった。更新しても、閲覧数は微増、いいねやブックマークもさほど増えない。そして、ポイントは一向に動かない。
「なぜだ…なぜなんだ…」
深夜、私は部屋の中を落ち着かない足取りで歩き回っていた。コンピュータの前に座ることもできず、ただ苛立ちを抑え込もうとしていた。キーボードの上に載せた手は冷たく、汗が滲んでいた。頭の中で無数の思考が駆け巡る。
読者の反応が悪いのか? それとも自分の書いた作品がやはりどこかおかしいのか? 才能が足りないのか? 誰かが私の評価を意図的に下げているのか?
「違う、そんなはずはない」
私の作品が評価されない理由を、私は考えたくもなかった。いや、考えることが恐ろしくさえあった。自分の全てを注いだものが認められない、という現実は、私にとって耐えがたいことだった。
「アルファポリスのシステムが悪いんだ」
ふと、頭の中に一つの結論が浮かび上がった。そうだ、これはアルファポリスのせいだ。ポイントシステムが何かおかしいに違いない。こんなに一生懸命に書いている私の作品が評価されないなんて、システムに欠陥があるに違いない。私は決して間違っていない。
その考えが私の中にじわじわと広がり始めた。そして次第に、怒りはアルファポリスに向けられるようになった。運営、システム、全てが私を阻んでいる。これは陰謀だ。私を潰そうとしている。
「アルファポリスを…潰すしかない」
口に出した瞬間、私は驚いた。しかしその言葉は、あまりにも自然に私の口から出てきた。それはまるで、長い間抑え込まれていた思いが解放されたかのようだった。
私は机に戻り、コンピュータの前に座った。そして、目の前に広がるアルファポリスのサイトを睨みつけた。これが私を苦しめている元凶だ。そう思うと、画面の中にある全てが憎らしく感じられた。
「殺すしかない」
私の指は無意識にキーボードを叩き始めた。プログラムを学んだことはなかったが、インターネットで得た知識を駆使して、どうにかしてこのシステムを破壊できる方法を探り始めた。
画面には、無数のコードや情報が流れ続けた。エラーの山を乗り越えながら、私は必死に作業を続けた。時間の感覚は次第に失われ、ただアルファポリスを壊すという目標だけが私の中に残った。
そしてついに、私はそれをやり遂げた。目の前の画面に表示されたのは、システムの一部を侵入することに成功したというメッセージだった。これで、ポイントシステムを操作することができる。
「これで…私の作品は救われる」
そう思った瞬間、胸の中に奇妙な達成感が湧き上がった。しかし、同時に冷たい現実も押し寄せてきた。これをやったところで、何が変わるというのだろうか?
その瞬間、私は手を止め、深く息を吸った。私は何をしているのか? こんなことをして、本当に満足できるのか? そう考えた時、自分の行為がどれほど愚かなことかに気づき始めた。
「馬鹿なことを…」
私は頭を抱え、全てを消去した。アルファポリスを破壊しようとしたこと、それ自体が私の挫折と向き合うことから逃げていた証拠だ。自分が書いてきたもの、そしてそこに込めた思いは何だったのか? そんな簡単な方法で自分の作品が評価されるなんて、ただの幻想に過ぎなかったのだ。
しばらくして、私は再びキーボードに手を置いた。今度は冷静な気持ちで、次の物語を書く準備を始めた。評価されなくてもいい。少なくとも、私は自分が描きたいものを書き続けることができる。それが本当の勝利だ。
数日後、私は新しい作品を公開した。ポイントは相変わらず増えないが、心の中には不思議な満足感があった。少しずつ、少しずつ、私は進んでいけばいい。
アルファポリスを壊すことではなく、自分の情熱を壊さずに書き続けること。それが、作家としての本当の強さなのだと悟った。
そして、夜が明けた。
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