「俺は小説家になる」と申しております

イスタンブールのミニチュア大邸宅

イスタンブールのミニチュア大邸宅

イスタンブールには、鳩の家、鳥のお屋敷、すずめの宮殿などと呼ばれる、本物の建物そっくりの装飾的な鳥の巣箱が数多く存在します。これらのミニチュア大邸宅は、15世紀からオスマン帝国時代に建てられたものが多く、当時の建築様式を今に伝えています。

かつてはシンプルな造りでしたが、18世紀以降はより精巧で豪華なものになり、餌入れや水入れだけでなく、通路や鳥が景色を眺めるためのバルコニーまで備えられたものもありました。

モスク、公共の水飲み場、図書館、橋、個人宅など、様々な建物の壁に設置され、建物の装飾としてだけでなく、鳥たちの住まいとしても機能していました。

しかし、近年では風雨や無関心による破壊により、多くのミニチュア大邸宅が失われています。

イスタンブールを訪れた際には、ぜひこれらの繊細な装飾を探してみてください。きっと、街歩きがより一層興味深いものになるでしょう。

ミニチュア大邸宅を探す際のヒント

モスクなどの歴史的建造物の軒先を探してみてください。
公共の水飲み場、図書館、橋などの壁面にも設置されています。
地元の人々に尋ねてみるのも良いでしょう。
ミニチュア大邸宅の保護活動

近年、イスタンブールのミニチュア大邸宅の保護活動に取り組む団体も増えています。これらの活動は、貴重な文化遺産を守るだけでなく、街の美観向上にも貢献しています。

参考情報

鳩の家：イスタンブールの隠された宝石 (英語): [無効な URL を削除しました]
イスタンブールのミニチュア宮殿 (トルコ語): [無効な URL を削除しました]