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悪役令嬢の婚約破棄物語の書き方ガイド
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悪役令嬢の婚約破棄物語の書き方ガイド
自分は、趣味で気軽に制作しているだけなので、流石に本流の人たちに及ばないかも知れません。ですが、気軽な作者なりに、気軽な書き方は伝授できると思っています。
これを読めばすぐに婚約破棄物が書ける!……かどうかは分かりませんが、まぁ温かい目で見てください。
なぜ婚約破棄がブームなのか?
婚約破棄も転生チートも『悪を強い主人公が成敗する』という勧善懲悪的な側面、『強い主人公(または主人公を助けてくれるヒーロー)が活躍する』という「あの人かっこいい!」的な側面、『底辺の状態から一気に上位の者へと変貌する逆転劇』の側面があるため、似たようなブームが訪れているのではないかと考えられます。
では、そんな物語を書くにはどうしたらいいでしょう?
5つのテンプレート
1. 登場人物の基本設定
王子:悪役
悪役令嬢:主人公
ヒロイン:真の悪役
強い立場の者:逆転劇を支援する役割
他に攻略対象を加えることもできますが、基本はこの4人がいれば十分です。
2. まずは婚約破棄から書く
物語の始まりが肝心です。だらだらと状況説明する暇があったら、事件を起こしましょう。一行目から婚約破棄を描くのが効果的です。
3. 立場を逆転させる爆弾を投下
読者が期待するのは逆転劇です。王子かヒロインの立場を弱くするための爆弾(証拠や真実)を投下しましょう。
4. 強い立場の者を乱入させる
強い立場の者(国王や皇太子)が登場し、王子を断罪することで逆転劇がより鮮明になります。
5. 最後に「こんなはずじゃなかった!」と言わせる
王子やヒロインに「こんなはずじゃなかった!」と言わせることで、ざまぁみろ感を増幅させます。
これらを活用した小作品
タイトル:婚約破棄の瞬間
「お前なぞ婚約破棄だ! いいな!」
「おうよ! その言葉を待ってたぜ相棒!」
私は待ち望んだ婚約破棄の言葉を聞くと同時に、爆弾を生成した。
「えっ……」
「俺の能力は婚約破棄をエネルギーにして爆弾を作ること! さぁ、パーティの始まりだぜー!」
私は自分の能力を使ってパーティ会場を爆破し始めた。
「ちょ、ちょ……!? 衛兵、衛兵ー! 早くそいつを捕えろっ! テロいことやりはじめたぞー!?」
「ぎゃはは、無理だぜ王子さんよおっ! 俺の能力は衛兵ごときには止められねーぜ!」
「王子、ここは私の能力を使いましょう!」
王子の隣にいたニーナが突如叫ぶ。
「に、ニーナ、何をする気だ?」
「モッタナ・キョミナイ・シタクーナ……現れよ! 大いなる邪神よ!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「なんかめっちゃグロイのが出てきたーっ!?」
「さぁ、邪神よ! 悪役令嬢を懲らしめるのです!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆』
「ぎゃ、ぎゃーっ! こっちに襲ってきたー!」
「な、なんて事! 魔力が暴走して王子を断罪しようとしてるわ!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「こんなはずじゃなかった! 王子と結婚した後、秘密裏に王子を邪神で処理しようとしていたのに、これじゃあ順番がめちゃくちゃよっ!」
「え!? お前さりげなく俺を暗殺しようとしてたの!?」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「た、助けてーっ! 誰かーっ!」
そして国は滅んだ。
このテンプレートを活用して、自分なりのオリジナリティを加えて新しい悪役令嬢作品を作ってくださいね。面白くできるかは君次第!
自分は、趣味で気軽に制作しているだけなので、流石に本流の人たちに及ばないかも知れません。ですが、気軽な作者なりに、気軽な書き方は伝授できると思っています。
これを読めばすぐに婚約破棄物が書ける!……かどうかは分かりませんが、まぁ温かい目で見てください。
なぜ婚約破棄がブームなのか?
婚約破棄も転生チートも『悪を強い主人公が成敗する』という勧善懲悪的な側面、『強い主人公(または主人公を助けてくれるヒーロー)が活躍する』という「あの人かっこいい!」的な側面、『底辺の状態から一気に上位の者へと変貌する逆転劇』の側面があるため、似たようなブームが訪れているのではないかと考えられます。
では、そんな物語を書くにはどうしたらいいでしょう?
5つのテンプレート
1. 登場人物の基本設定
王子:悪役
悪役令嬢:主人公
ヒロイン:真の悪役
強い立場の者:逆転劇を支援する役割
他に攻略対象を加えることもできますが、基本はこの4人がいれば十分です。
2. まずは婚約破棄から書く
物語の始まりが肝心です。だらだらと状況説明する暇があったら、事件を起こしましょう。一行目から婚約破棄を描くのが効果的です。
3. 立場を逆転させる爆弾を投下
読者が期待するのは逆転劇です。王子かヒロインの立場を弱くするための爆弾(証拠や真実)を投下しましょう。
4. 強い立場の者を乱入させる
強い立場の者(国王や皇太子)が登場し、王子を断罪することで逆転劇がより鮮明になります。
5. 最後に「こんなはずじゃなかった!」と言わせる
王子やヒロインに「こんなはずじゃなかった!」と言わせることで、ざまぁみろ感を増幅させます。
これらを活用した小作品
タイトル:婚約破棄の瞬間
「お前なぞ婚約破棄だ! いいな!」
「おうよ! その言葉を待ってたぜ相棒!」
私は待ち望んだ婚約破棄の言葉を聞くと同時に、爆弾を生成した。
「えっ……」
「俺の能力は婚約破棄をエネルギーにして爆弾を作ること! さぁ、パーティの始まりだぜー!」
私は自分の能力を使ってパーティ会場を爆破し始めた。
「ちょ、ちょ……!? 衛兵、衛兵ー! 早くそいつを捕えろっ! テロいことやりはじめたぞー!?」
「ぎゃはは、無理だぜ王子さんよおっ! 俺の能力は衛兵ごときには止められねーぜ!」
「王子、ここは私の能力を使いましょう!」
王子の隣にいたニーナが突如叫ぶ。
「に、ニーナ、何をする気だ?」
「モッタナ・キョミナイ・シタクーナ……現れよ! 大いなる邪神よ!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「なんかめっちゃグロイのが出てきたーっ!?」
「さぁ、邪神よ! 悪役令嬢を懲らしめるのです!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆』
「ぎゃ、ぎゃーっ! こっちに襲ってきたー!」
「な、なんて事! 魔力が暴走して王子を断罪しようとしてるわ!」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「こんなはずじゃなかった! 王子と結婚した後、秘密裏に王子を邪神で処理しようとしていたのに、これじゃあ順番がめちゃくちゃよっ!」
「え!? お前さりげなく俺を暗殺しようとしてたの!?」
『◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!!!』
「た、助けてーっ! 誰かーっ!」
そして国は滅んだ。
このテンプレートを活用して、自分なりのオリジナリティを加えて新しい悪役令嬢作品を作ってくださいね。面白くできるかは君次第!
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