「俺は小説家になる」と申しております

起承転結とは

起承転結とは、文章や物語の構成方法の一つです。中国の漢詩における「起句」「承句」「転句」「結句」の構成法に由来します。

起：物語の導入部分。登場人物や舞台設定、物語のきっかけなどを説明します。

承：物語の展開部分。起で提示された内容を詳しく説明し、物語を盛り上げます。

転：物語のクライマックス部分。予想外の展開や重要な出来事が起こり、物語が大きく動きます。

結：物語の結末部分。転で起こった出来事の結果を説明し、物語をまとめます。

起承転結は、物語に起伏を与え、読者を飽きさせずに最後まで読ませる効果があります。小説、漫画、映画など、様々なジャンルの物語で用いられています。

起承転結の例

小説：主人公が冒険に出発する（起）→ 冒険の中で様々な困難に立ち向かう（承）→ 敵を倒して勝利する（転）→ 帰郷し、幸せに暮らす（結）
漫画：主人公が学校に通い始める（起）→ 友達と出会い、様々な事件に巻き込まれる（承）→ ライバルとの対決に勝利する（転）→ 卒業し、新たな旅立ちを迎える（結）
映画：主人公が事件に巻き込まれる（起）→ 真犯人を追い、真相に近づく（承）→ 真犯人と対決し、事件を解決する（転）→ 事件の解決後、新たな生活を送る（結）
起承転結の注意点

起承転結はあくまでも一つの構成方法であり、必ずしも全ての物語に当てはまるわけではありません。
起承転結にこだわりすぎると、物語が型にはまってしまう可能性があります。
物語の内容や目的に合わせて、柔軟に構成を工夫することが大切です。
まとめ

起承転結は、物語を効果的に構成するための有効な手段です。しかし、起承転結にこだわりすぎず、物語の内容や目的に合わせて柔軟に構成を工夫することが大切です。