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款冬華

款冬華（ふきのはなさく）は、二十四節気の大寒の初候にあたり、1月20日～1月24日ごろに相当します。

款冬とは、フキノトウの黄色い蕾のことであり、この時期になると雪の下からひょっこり顔を出し、春の訪れを告げます。

款冬華は、春の七草の一つにも数えられ、古くから食用とされてきました。独特の苦味と香りがあり、春の味覚として親しまれています。

款冬華には、食物繊維やビタミンE、葉酸などの栄養素が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、ビタミンEは抗酸化作用があり、葉酸は貧血予防に効果的と言われています。

款冬華を食べる際は、蕾の部分を茹でて、おひたしや天ぷら、煮物などにして食べるのが一般的です。

また、款冬華は漢方薬としても用いられています。咳や痰、喘息などの症状に効果があるとされています。

款冬華は、春の訪れを告げるだけでなく、栄養豊富で薬効もある、身近な山菜です。