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「綺麗な花だな…いつもありがとう」

「ちゃんと愛してるから、心配するな」

聞いた言葉で心は作られる。

何度も何度もあなたからの優しい言葉を

つぶやいて、私は私に光を当てる。

わたしが私をあきらめて

放り出しそうになった時

あなたは優しく包んでくれた

「安心しろ」

「私はお前を捨てない」

「そう決めたんだ」

叫ぶ。

泣きわめく。

狂う。

ヤンデレになる。

あなたを攻めまくる。

ないものねだりばかりする。

わたしを愛し続けることがどんなに大変なことなのか

こんなに愛されていてもわたしはあなたをディスる

ディスるとは、俗に、相手を否定する、または侮辱することなどを意味する表現である。 ディスるの語源としては、否定的な意味を持たせる英語の接頭辞「dis-」を動詞化したもの、あるいは、「無礼をはたらく」といった意味の「ディスリスペクト」(disrespect)を略したもの、などの見解がある。

あなたの喜ぶことがしたいのに

あなたのいい所を探したいのに

「まったりいけ」

「あせるな」

何度も励まし続けてくれる。

「元気しとるか」

あなたの声に生かされて

私は今日も新しい自分に生まれ変わる。

薄絹のようなディオリッシマの香りにくるまれて。

ありがうございます。

「やっぱり手作りプリンがいいな」

「4度目の正直で今度こそ、女性問題はないよねw」

「完全な男を求めるのは、身の程知らず。
自分に欠点があるように、相手にも欠点がある。
傷つくことを恐れず、当たって砕けろ。
- 美輪明宏 -」

「少しは具合よくなった?」

「災厄行くの?」

「強戦士いきたいな」

「ライン無視ししてるの?」

「災厄一緒に行きたかったな」

「一緒にゲームしたいな」

48時間たっても、既読もつかない。

ヤンデレ突入。

びえーん。

ほらほら、ネガティブなことを考え続けちゃダメ。

有益なことに思いをはせるの。

水洗トイレのタンクがこわれていて、インターネットで直し方を検索してみた。

自分でもできそうだったので、止水栓を止めてと書いてあったのに、

止めないでやったから、水浸しになってしまった。

「あは」

注意欠陥障害のなせる業かな。

なんどか挑戦したけど、うまくできそうにないので、

大家さんに連絡してほしいと

不動産屋さんに連絡した。

「今はこれから、お客様なのでそれが終わったらそちらに向かいます」

と、言ってくださった。

夕方、ご主人が来られて修理してくださった。

トイレの止水栓はどんなに工夫しても硬くて閉まらなかった。

しかたなく、みるくが外に元栓を止める。

何度か、止めたら出したり止めたり出したりして無事に直った。

修理してくださっている間に、不動産屋さんのご主人の靴を磨いた。

せめてもの恩返しだった。

大阪、食べ道楽。

京都、着道楽。

東京、履き道楽。

手入れの行き届いた素敵な靴だった。

「靴の手入れは奥様がなさるんですか」

と、たずねると、

「妻にいません。自分でします」

と、おっしゃっていた。

靴の匂いもしない。

彼のおしゃれ心を垣間見た気がした。

素敵な人がいっぱい。


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