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母子家庭どんなに頑張って働いても生活保護から抜け出せない
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わたくし岡野晴美28才はこの度、めでたく離婚いたしました。
私の両親はわたしが5歳の時に身罷って、その後ずっと養護施設で育ちました。
夫の健也君はわたしと同じ28歳で、介護士の仕事をしていました。
わたしも同じ病院で介護の仕事をしていました。
初めは、二人とも働いていたからお休みに旅に、一緒に買い物に行ったり
サンシャインのプラネタリウムに行ったり、水族館に行ったりして
帰りはラーメン屋さん巡りで楽しい新婚生活を送っていました。
わたしが妊娠したことを機に、専業主婦になったのですが、
貯蓄もたいしてない状態で健也君のお給料だけで生活するのがだんだん困難になっていきました。
子供は今、3人います。
長女 まな 5歳
二女 愛 3歳
三女 霊実 1歳
健也君がどんなに夜勤、残業をしても手取り17万で生活できなくなってしまいました。
初めはわたしのやりくりが下手だから、生活できないんだと思っていました。
でも、ネットで調べると生活保護でさえもっともらっています。
わたしは、復職したのですが子供たちが熱を出したり、新型感染症のせいで
まともに勤務できませんでした。
だんだん、すれ違いのような生活を送るようになり、
健也君とのコミュニケーションも取れなくなっていったのです。
ママ友も増えて、離婚をして母子家庭で生活保護を受けて
暮らしている人たちも増えてきました。
それがよくなかったのでしょうか。
だんだん、彼女たちの話を聞いていると
「離婚して足りない分を生活保護で補った方が、全然生活が楽」
「また、もやしかとか言われなくて済むしねー」
って……。
私はきっと疲れ果てていたんでしょうね。
離婚することにしてしまったのです。
夫婦で努力して子供を育てることから逃げてしまったのです。
目先のお金、公的援助に頼ってしまったのです。
離婚する前、私はかなりひどいうつ状態でした。
主治医の計らいで、精神障碍者2級の申請が通って
生活扶助 158,050円
障害者加算 17,870円
児童養育加算 30,570円
母子加算 26,500円
住宅扶助 69,800円
合計 302,790円/月
が振り込まれています。
喫茶店と同じ母子家庭で子供を育ててるママ友さんと通帳を見ながら
「ほらねー」
「ほんとだ、すごーい」
ああ、なんてことでしょう。
健也君への愛も感謝も支えてくれようとした尊敬もすべて
消し飛んでしまいました。
あうーーー。
片羽鳥がどんなに不安定な飛行になるか知る由もなかったのです。
ある日、晴美はかつての夫である健也と再会する機会が巡ってきた。子供たちの世話をする中で、彼女は離婚の影響が子供たちに与える影響を心配していた。そして、健也もまた家族を支えることなく一人で生きる苦しさを感じていることを知った。
二人は、再び家族としての絆を取り戻すべく協力し合うことを決意した。離婚から学んだことや得たものを生かし、新たなスタートを切ることを決めた晴美と健也。彼らは、経済的な問題に立ち向かいながらも、家族としての絆を築いていくために努力し、未来に向けて歩み始めた。
私の両親はわたしが5歳の時に身罷って、その後ずっと養護施設で育ちました。
夫の健也君はわたしと同じ28歳で、介護士の仕事をしていました。
わたしも同じ病院で介護の仕事をしていました。
初めは、二人とも働いていたからお休みに旅に、一緒に買い物に行ったり
サンシャインのプラネタリウムに行ったり、水族館に行ったりして
帰りはラーメン屋さん巡りで楽しい新婚生活を送っていました。
わたしが妊娠したことを機に、専業主婦になったのですが、
貯蓄もたいしてない状態で健也君のお給料だけで生活するのがだんだん困難になっていきました。
子供は今、3人います。
長女 まな 5歳
二女 愛 3歳
三女 霊実 1歳
健也君がどんなに夜勤、残業をしても手取り17万で生活できなくなってしまいました。
初めはわたしのやりくりが下手だから、生活できないんだと思っていました。
でも、ネットで調べると生活保護でさえもっともらっています。
わたしは、復職したのですが子供たちが熱を出したり、新型感染症のせいで
まともに勤務できませんでした。
だんだん、すれ違いのような生活を送るようになり、
健也君とのコミュニケーションも取れなくなっていったのです。
ママ友も増えて、離婚をして母子家庭で生活保護を受けて
暮らしている人たちも増えてきました。
それがよくなかったのでしょうか。
だんだん、彼女たちの話を聞いていると
「離婚して足りない分を生活保護で補った方が、全然生活が楽」
「また、もやしかとか言われなくて済むしねー」
って……。
私はきっと疲れ果てていたんでしょうね。
離婚することにしてしまったのです。
夫婦で努力して子供を育てることから逃げてしまったのです。
目先のお金、公的援助に頼ってしまったのです。
離婚する前、私はかなりひどいうつ状態でした。
主治医の計らいで、精神障碍者2級の申請が通って
生活扶助 158,050円
障害者加算 17,870円
児童養育加算 30,570円
母子加算 26,500円
住宅扶助 69,800円
合計 302,790円/月
が振り込まれています。
喫茶店と同じ母子家庭で子供を育ててるママ友さんと通帳を見ながら
「ほらねー」
「ほんとだ、すごーい」
ああ、なんてことでしょう。
健也君への愛も感謝も支えてくれようとした尊敬もすべて
消し飛んでしまいました。
あうーーー。
片羽鳥がどんなに不安定な飛行になるか知る由もなかったのです。
ある日、晴美はかつての夫である健也と再会する機会が巡ってきた。子供たちの世話をする中で、彼女は離婚の影響が子供たちに与える影響を心配していた。そして、健也もまた家族を支えることなく一人で生きる苦しさを感じていることを知った。
二人は、再び家族としての絆を取り戻すべく協力し合うことを決意した。離婚から学んだことや得たものを生かし、新たなスタートを切ることを決めた晴美と健也。彼らは、経済的な問題に立ち向かいながらも、家族としての絆を築いていくために努力し、未来に向けて歩み始めた。
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