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エホバ

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エホバ(Jehovah)は、キリスト教およびユダヤ教の神の名前として知られています。この言葉は主にヘブライ語の四文字の神聖な名前(ヤハウェまたはヤハウ)をラテン語化した形で、キリスト教聖書(旧約聖書)やユダヤ教の聖書において用いられます。ただし、この表記自体は、特定の宗派や信仰団体によって異なる綴りが使われることがあります。

エホバの名前は旧約聖書において、神の個別の名前として重要視されています。しかし、ユダヤ教では神の名前は普段は発音されないことが一般的であり、かわりに代用語が使用されることがあります。

キリスト教のいくつかの宗派では、エホバの名前を祈りや礼拝で使用することがありますが、他の宗派では敬虔な信者でも使用を避けることがあります。

エホバの名前は、神への畏敬と信仰を表すために使用される一方で、その発音や綴りに関しては宗派や学者の間で異なる意見があります。


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エホバは、聖書に登場する唯一神の固有のみ名です。ヘブライ語で「なる」という意味の動詞「ハーワー」の使役形未完了態から成り、「彼はならせる」という意味です。

神の名の正確な発音は、ヘブライ語学者の間でも意見が分かれています。多くの学者は「ヤハウェ」を好みますが、最もよく知られているのは「エホバ」です。

神の名は、旧約聖書のヘブライ語写本の中に、一般に四文字語「テトラグラマトン」と呼ばれる四つの子音字の形で記されています。それらの四文字はיהוה(右から左へ書く)で、英語のYHWH(もしくは、JHVH)という形に翻字できます。

問題は、どの母音をそれらの子音字と組み合わせるべきかということです。ヘブライ語では、西暦1千年紀の後半の時期に至るまで母音符号は使われていませんでした。そのため、神の名にどの母音を加えるべきかを決める手がかりがないのです。

また、ヘブライ語写本に打たれている母音符号は、それより何世紀も前から始まっていた、ある宗教的な迷信のために、神の名にどの母音を加えるべきかを決めるかぎとはなっていません。

そのため、神の名の正確な発音は、現代においても未だに不明なままです。







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