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旧約聖書

申命記

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「申命記」は、旧約聖書の一部で、モーセ五書の最後に位置しています。この書は、主にモーセがイスラエルの民に対して行った説教や教訓、戒めの言葉をまとめたものであり、律法の重要な内容や神への忠誠を強調しています。以下に、「申命記」の主な内容やテーマを簡単に紹介します。

モーセの説教と戒め: 「申命記」は、主としてモーセが死ぬ前に行った説教や戒めの言葉から成り立っています。これは、モーセが民に神の律法を思い出させ、それに忠実に生きるように促すためです。

律法の繰り返し: 「申命記」には、既にエクソダスとレビ記で述べられた律法の多くが繰り返し語られています。これは、新しい世代に向けて神の律法を再確認し、忠実に守るようにとのメッセージが込められています。

神への忠誠と祝福と呪い: 「申命記」は、神に対する忠誠心やその結果としての祝福と、神の律法に従わない場合の結末としての呪いについて説明しています。忠誠な生き方が祝福をもたらし、不忠誠な生き方が呪いをもたらすとされています。

約束の地への案内: モーセは、神の約束に基づいてイスラエルを約束の地へ導くことができず、自身はその地を見るだけで入ることはかないませんでした。しかし、「申命記」は、新しい指導者ヨシュアがイスラエルを率いて約束の地に入る出来事も記述しています。

礼拝と神聖な祝福: 「申命記」には、礼拝の形式や神聖な祝福に関する規定も含まれています。神の前での礼拝と感謝が強調されています。

「申命記」は、イスラエルの歴史と信仰において重要な書物であり、ユダヤ教とキリスト教の聖典の一部として扱われています。




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