ありがとうの詩

春秋花壇

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あなたのいる場所

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「あなたのいる場所」

翼があれず連れ出したい
その手を取って、空を駆けて
今すぐにでも会いに行きたい
でも私はここ、遠くから見守るしかない。

面会もできず、ただ願うばかり
その声を聞きたくても届かない
あなたの顔が見たいだけなのに
隔たれた壁は私たちを引き離す。

本の差し入れさえもできない
小さな言葉で、あなたに何を届けられるだろう
その静かな時間に
私の思いが届くことを願っている。

あなたのいる場所は遠く、
でも私の心はいつもそこに
あたたかな光の中で、
あなたが少しでも安らげるように。

いつかまた会える日を信じて
今はただ、あなたが生きていることを
私が生きていることを
感じながら、この時を過ごしている。






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