さくらこものがたり

春秋花壇

文字の大きさ
上 下
81 / 122

雨に遊ぶ

しおりを挟む
 In your position set!

ポツポツ、パラパラ。

雨は透明のビニール傘にさまざまな大きさで落ちてくる。

ピンドット。

チョークドット。

さまざまな大きさの水玉模様。

点は連なり、線を織り成す。

一本の川となり、ツツーと落ちていく。

雨どいからは、ピチャビチャバチャパチャ。

陽気な水音。

八重のクチナシが柔らかな甘い香りを運んでくる。

おすましアガパンサスが涼やかな水色の彩を街に添えていく。

路面は、ガラス張りのタイルのように艶やかに憂いをたたえる。

まるで、おばさんみたいな文章。

ぐすん。

陰きゃと陽きゃ、織り交ぜて今を生きている。

「今が一番幸せ」

なりたい人になりたくて、温和な優しい微笑をたたえる。

東京22℃。

紫水晶、薄梅鼠(うすうめねず)、暁鼠(あかつきねず)、牡丹鼠(ぼたんねず)、

霞色、藤鼠、桔梗鼠(ききょうねず)、薄鼠、薄色。

明度と彩度を織り交ぜて空は雲で埋められていく。

昨日のさくらこは、2020年06月27日の見込みスコア0 スコアだった。

じっくりゆっくり観察しよう。

聖書通読しても、ちゃんと読めているのに、まったく心に何一つ残らない。

心が先。現実が後。

さくらこ。13歳。中学1年生。

朝夕刊の配達と拡張をしている。

鍬でダメなら、つるはしで耕すんだ。

さくらこは、ネグレクトされている間に何もなかったことにする癖がついてしまったのかもしれない。

給食以外食べるものが何もなかった日、

空腹や違和感を感じていたら、自己憐憫や大好きなママを責めることになってしまうから、

自分を責めるのもいやだから、

ワンピースのゾロのように

「なにもなかったーーー」

にしてきたのだろう。

ママが悪いわけでもさくらこが悪いわけでもないと思う。

植物に根を伸ばす時期があるように、きっとママとさくらこの根っこを伸ばす時期だったのだろう。

日本の春咲く多くの花は、しっかり冬の寒さに逢うと美しい大きな花が咲く。

きっと、大切な辛抱強さやどんな状態にあっても、

笑顔でいることを学ぶ時期だったんだ。

お金持ちだから、勉強が出来るから、美人だから、

走るのが速いから、優しいから、かわいいから、センスがいいから。

そんな素敵なことが何にもなくても、

今生きていることがすばらしい。

そう思えるための心を耕す時期。

でも、今はきっと、もっと深く掘らないといけないんだね。

しっかり掘って、腐葉土や肥料を混ぜ込んで、ならしていく。

きっと、20歳過ぎるまでとても大切な時期なのかもしれない。

3つ子の魂100まで、手遅れかもしれないけど、

過ぎ去ったことを四の五の言っても始まらない。


Sunday, June 28
The serpent said to the woman: “You certainly will not die.”​—Gen. 3:4.

Adam no doubt knew that serpents cannot talk. So he may have surmised that a spirit creature had spoken with Eve through the serpent. (Gen. 3:1-6) Adam and Eve knew virtually nothing about this spirit. Even so, Adam made a conscious choice to turn his back on his loving heavenly Father and join this stranger in resisting God’s will. (1 Tim. 2:14) Immediately, Jehovah began to reveal information about this enemy who had corrupted Adam and Eve, promising that this wicked one would eventually be destroyed. But Jehovah also warned that for a time, the spirit creature who spoke through the serpent would have the power to oppose those who love God. (Gen. 3:15) In his wisdom, Jehovah has never told us the personal name of the angelic son who rebelled against him. And God chose not to reveal even the descriptive name of that enemy until some 2,500 years after the initial rebellion.​—Job 1:6. w18.05 22 ¶1-2


これがさくっとわかるくらい、英語が出来たらいいのにな。

日本語の小説でさえ、0点なんだから、ものすごく努力しないとだめそう。

そんな夢みたいなこと考えてないで、

二段階走法。

いまだに「二段階走法」

と、言い聞かせないと右折するのに、

右によっていて車にぶつかりそうになる。

それって、相手にとってもものすごく迷惑な話だよね。

朝の忙しいときに、接触事故なんてその日一日、いやな気分。

しかも毎日、何度もなんだから……。

もう少ししたら、電気自転車を買おうと思っている。

だから、余計に気をつけないと。

꒰* ॢꈍ◡ꈍ ॢ꒱.*˚‧

新型感染症の日本の対策がゆるい割りに死者数が少ないのは、

『ファクターX』

・感染拡大の徹底的なクラスター対応の効果

 ・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識

 ・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化

 ・日本人の遺伝的要因

 ・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響

 ・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響

 ・ウイルスの遺伝子変異の影響

といわれている。

安倍首相の賭け、小中高休校もさくらこはすごくよかったと思っている。

だって、少なくともさくらこは、そんなに大変な感染症なんだと認識を新たにしたから。

さくらこは昨日、ラジオ体操と大きな公園の散歩に行って思ったんだけど、

律儀だよね。

みんな、マスクしてる。

すばらしい「自粛」だと思う。

さくらこはどちらかというと、おおらかでちゃらんぽらん。

きっちり、守るべき事は守らないとね。

それにしても、やっぱり、体操しながらとか散歩、競歩しながらマスクは異常に思えてしまった。

真面目にラジオ体操すると、苦しいもの。

まるで、パニックを起こしたときの紙袋呼吸みたい。

ぜーぜーしてしまう。

嵯峨のおばあちゃまにそれを言うと、

「みんなそうよ」

と、こともなげに返された。

辛抱が足りません。

はい。

三冠戦で皆さん感染

あはw

本日の卵料理。

目玉焼き。

ちょっと、火を止めるのが早かった。

もう少し、黄身が固まってるくらいのほうが好きだな。

自分で育てたパセリを添えて。

きゅうりとトマトで色彩追加。

赤、緑、黄色、白。

ミントのお花と折鶴ランがテーブルで待っている。

とろんととろける黄身。

塩コショウ、トマトケチャップ、醤油、ソース。

お好みの調味料でどうぞ。

食べるものがあることに感謝。

少しずつ、お料理覚えられていることにも感謝。

ありがとうございます。

さあ、さくらこ。

君は今日という日の Beginner!

٩꒰ ˘ ³˘꒱۶~♡

幸せになるのに🌱
時間はかかるが
不幸せになるのに🌿
時間はかからない
それでもわたしは
まだ残っている
幸せを数えよう
ほら手があるよ
足があるよ
歩けるよ✽.。.:*
走れるよ
目が見えるよ
耳が聞こえるよ
香りをかげるよ
大好きな貴方と
お話できるよ
ありがとう☘️
笑顔同封
今が一番しあわせ🍀 pic.twitter.com/sjyBWgDAbY

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あおとみずいろと、あかいろと

蒼真まこ
現代文学
私は、父と母の愛を知らない。けれど悲しいと思ったことはなかった。大好きなおじさんが傍にいてくれたから──。 父の双子の兄である青葉おじさんに育てられた私は、幸せに暮らしていた。実の父である水樹が突然海外から帰国するまでは。 「私を捨てて海外に行ってしまったくせに……」 今更「お父さん」なんて呼びたくない。 私と父の和解を望む青葉おじさんの気持ちを考え、どうにか父親を受け入れようとした。 けれど父の水樹は衝撃の告白をする。 「俺は朱里を殺そうとした。おまえは俺を、一生許してはいけない」  私がいらない子だから、父は私を捨てたの? おじさんの言葉も信じられなくなった私は家を飛び出し、同級生の少年海斗に救いを求める。 ぶっきらぼうだけど優しい海斗に支えられながら、私はおじさんと父に向き合うことを決めた。 「全部話すよ。朱里の母親のことも、僕たち兄弟のことも」 父とおじさんは語る。 それぞれに青春と出会い、切ない別れがあったことを。 そして私は、生まれてきた意味と生きていく尊さを知る──。   不可思議な絆で結ばれた双子の兄弟、 その娘の朱里と、今は亡き母の桃子。 これはとある家族の、絆と再生の物語。 章ごとに視点が変わっていきます。 第一章は主人公の朱里 第二章は朱里のおじさんである青葉 第三章は朱里の実父である水樹 第四章で視点は再び朱里に戻り、完結へと進みます。 ※エブリスタと小説家になろうにも掲載していますが、こちらは改稿版となります。

友だちは君の声だけ

山河 枝
児童書・童話
︎小学4年生の芽衣(めい)は、塾通いをきっかけに携帯電話を買ってもらう。番号を教えていいのは親が許可した相手だけ、という約束で。 なのに、間もなくして知らない番号から電話がかかる。 「私の番号を知ってる友だちが、ほかの子にも教えちゃったのかな?」 そう考えて、通話ボタンを押した時から、芽衣は見ず知らずの少年・ユウマと秘密の交流を深めていく。 『お母さんが帰ってくるのは月に1回。お父さんは、ぼくが2年生の時にどこかへ行っちゃった』 『授業についていけないから、本当は学校に行きたくない。友だちもいないし。でも、給食を食べないとお腹が空くから』 『ぼく、弟以外にしゃべる相手がいないんだ。だから、また電話をかけさせて。絶対だよ、約束だからね』 ★シリアス:コミカル=7:3 ★おまけ追加により文字数が増えたため、短編→長編に変更いたします。

私の神様は〇〇〇〇さん~不思議な太ったおじさんと難病宣告を受けた女の子の1週間の物語~

あらお☆ひろ
現代文学
白血病の診断を受けた20歳の大学生「本田望《ほんだ・のぞみ》」と偶然出会ったちょっと変わった太ったおじさん「備里健《そなえざと・けん」》の1週間の物語です。 「劇脚本」用に大人の絵本(※「H」なものではありません)的に準備したものです。 マニアな読者(笑)を抱えてる「赤井翼」氏の原案をもとに加筆しました。 「病気」を取り扱っていますが、重くならないようにしています。 希と健が「B級グルメ」を楽しみながら、「病気平癒」の神様(※諸説あり)をめぐる話です。 わかりやすいように、極力写真を入れるようにしていますが、撮り忘れやピンボケでアップできないところもあるのはご愛敬としてください。 基本的には、「ハッピーエンド」なので「ゆるーく」お読みください。 全31チャプターなのでひと月くらいお付き合いいただきたいと思います。 よろしくお願いしまーす!(⋈◍>◡<◍)。✧♡

私小説「僕のこの恋は何色?」~ゲイとして生きる僕の道のり

歴野理久♂
現代文学
これは私小説です。性の目覚めと自覚。儚い初恋と鮮烈な初体験。そして僕を彩った数々の恋愛。これは甘酸っぱくも懐かしい想い出であり、愛しい人生の振り返りなのです。

【第1部完結!】『突撃!門工サバゲー部2024!~ウクライナを救った6人のミリオタの物語 Part1国内大会編~』

あらお☆ひろ
現代文学
赤井翼先生が公開した「突撃!東大阪産業大学ヒーロー部!」の向こうを張って 『突撃!門工サバゲー部2024!~ウクライナを救った6人のミリオタの物語~』 公開します! ロシア、ウクライナ戦を止めた6人の高校生の話です。 赤井翼先生のプロット&チャプター作品です。 廃部寸前の門真工科高校サバイバルゲーム部に入部した8代目「イタコ」を運命づけられている「三菱零」ちゃん(15歳)が5人の先輩たちと全国大会に出場し、決勝を前にして「ロシア軍 傭兵」としてウクライナ戦線に送り込まれてしまう話です。 「イタコ体質」の零ちゃんを中心に、レジェンド軍人の霊が次々出てきて門工サバゲー部を応援します! 「ミリオタ」でなくても全然読める「ゆるーい」青春小説ですので「ゆるーく」お付き合いください! 作品(パート2のウクライナ戦場編)のエンディングで描いたように「早くウクライナに平和が訪れること」を祈って公開させていただきます。 (。-人-。) 合掌!

黒い聖域

久遠
現代文学
本格長編社会派小説です。 宗教界という、不可侵な世界の権力闘争の物語です。 最初は少し硬い感じですが、そこを抜けると息も吐かせぬスリリングで意外な展開の連続です。 森岡洋介、35歳。ITベンチャー企業『ウイニット』の起業に成功した、新進気鋭の経営者で資産家である。彼は辛い生い立ちを持ち、心に深い傷を負って生きて来た。その傷を癒し、再び生きる希望と活力を与えたのは、大学の四年間書生修行をした神村僧である。神村は、我が国最大級の仏教宗派『天真宗』の高僧で、京都大本山・本妙寺の執事長を務め、五十代にして、次期貫主の座に手の届くところにいる人物であった。ところが、本妙寺の現貫主が後継指名のないまま急逝してしまったため、後継者問題は、一転して泥沼の様相を呈し始めた。宗教の世界であればこそ、魑魅魍魎の暗闘が展開されることになったのである。森岡は大恩ある神村のため、智力を振り絞り、その財力を惜しみなく投じて謀を巡らし、神村擁立へ向け邁進する。しかし森岡の奮闘も、事態はしだいに混迷の色を深め、ついにはその矛先が森岡の身に……! お断り 『この作品は完全なるフィクションであり、作品中に登場する個人名、寺院名、企業名、団体名等々は、ごく一部の歴史上有名な名称以外、全くの架空のものです。したがって、実存及び現存する同名、同字のそれらとは一切関係が無いことを申し添えておきます。また、この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』 他サイトにも掲載しています。

ショートドラマ劇場

小木田十(おぎたみつる)
現代文学
さまざまな人生の局面を描いた、ヒューマンドラマのショートショート集です。 / 小木田十(おぎたみつる)フリーライター。映画ノベライズ『ALWAIS 続・三丁目の夕日 完全ノベライズ版』『小説 土竜の唄』『小説 土竜の唄 チャイニーズマフィア編』『闇金ウシジマくん』などを担当。2023年、掌編『限界集落の引きこもり』で第4回引きこもり文学大賞 三席入選。2024年、掌編『鳥もつ煮』で山梨日日新聞新春文芸 一席入選(元旦紙面に掲載)。

君を想う

朝海
現代文学
少女――木本和葉は父親――木本昴に、連れられてきた幼馴染の少年――桜井夏樹と再会をする。だが、夏樹は闇組織に所属をする暗殺者となっていた。そのことを、聞いた和葉は思わず反発をしてしまう。 学校帰りに闇組織の男たちに拉致された和葉は、夏樹の従兄弟で潜入捜査官として、警察で働いている夏樹の従兄弟――矢野秋に助けられる。秋が闇組織のトップのボスと対峙している時に、夏樹は姿を消してしまう。 自分の気持ちを綴った手紙だけを残して――。秋、和葉、昴はそれに応えようと返事を書くのだった。

処理中です...