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ブルースター
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「ねえ、見て見て」
「どーれ」
「ヘリオトロープ」
「どれだろう」
さくらこでさえ、この花の名前を覚えられず
何度も過去記事を検索する。
それほど、なじみのない花なのだろう。
しおれかけていたヘリオトロープを横目に、
ラジオ体操に行ってしまって急いで戻ってきてお水をあげたのに
真っ黒になってしまった花。
そのお花が綺麗に咲き誇っている。
この花のおかげで、さくらこは随分といろんなことを学んだ。
花には特質があり、水枯れに弱いけれど
根から水を吸わせれば元に戻る花とそうではない花。
死んでいるように見えても生命力はとても強く、
公園の土植えにしたら、新しい芽を出すことが出来た。
それは、ガンになった人が治療をし、余命宣告を受けているのに
克服したくらいの喜びなのだろうか。
そして、どんなに愛して育てても手入れは出来るけれど
育ててくださるのは神様だということ。
新型の感染症のせいで理科の授業もまだ始まったばかり。
被子植物と裸子植物の分類もまだはっきりとは覚えていない。
都会の庭にも色とりどりのあじさいがほころび、
そのあでやかさ、雅やかさ、純真さを競っている。
ほのかに少しずつ色を変えていくその姿は、
少女から大人になる乙女のようだった。
最近は、驚くほどあじさいも種類が豊富。
さくらこの庭にあるものだけで、12種類。
これらが咲き終わったら、何を置こうと思うくらい数が多い。
色も真っ白、淡いぴんく、淡い藤色、紫、淡い水色、青、深い藍色。
何とも表現できないようなクラシカルな色大正ロマンのような色まである。
そんな色の競演をしているかたわらで、去年も咲いたブルースターがある。
お色は、淡い淡い水色。
5弁の花びら。かわいいロリータファッションのようなお花。
その可憐なお花に七星てんとう虫が遊びに来ていた。
かわいい7つの星の益虫。
「こんにちは」
思わず笑顔になる。
この星が20星てんとうとかだと、
さくらこはここまでにこにこしていなかっただろう。
共存共栄できる益虫だからこそ、
安心してみてられるのかもしれない。
そんなことをのんびりと考えながら、
初夏の香りをのせて爽やかな風が吹いている。
東京30℃。
暑いけれど、気持ちがいい。
近所の5歳のしゅうま君が公園で遊んでいる。
「しゅうまくん、てんとうむしさんいるよ」
「一緒に行こう」
しゅうまくんは、おじいちゃんと一緒に
嬉しそうについてくる。
緑色の大きめの虫かごと捕虫あみを持っている。
虫さん、大好き少年。
居場所を教えると、さっそく捕まえようとする。
飛んでしまわないか心配しながらそばで見ていたら、
てんとうむしさんは突然の生命の危機に逃げ回っている。
結構動くのが早い。
道路のアスファルトの上で散々悪戦苦闘した末、
やっと、げっとー♪
誇らしげに手を握ったままたかだかと手を掲げる。
ざくろのお花のそばにあげはが遊びに来た。
「おじいちゃんとって~♪」
おじいちゃんは目にも留まらぬ速さでゲット。
気がつくと、あげはは網の中でパタパタしている。
さくらこの興味はお花。
しゅうまくんの興味は虫。
おじいちゃんの興味は捕獲?
人それぞれ、特質が違う。
そこに、板橋区選挙管理委員会
と、書いた紙をはった車が公園に止まる。
いよいよ、都知事戦の準備ですか。
東京アラート、レインボーブリッジは今、真っ赤。
みんながんばって生きている。
歌舞伎町のホスト苦悩 店「休んだら罰金」…そして感染
取り立てて何もない日常、されど違和感いっぱいの今日一日。
一雨ごとに、雑草ものびて、梅雨を連れてくる。
キラキラと若葉の間の木漏れ日が、輝きはじける。
目に映る何もかもが初夏のまぶしさをたたえて、勢いづいてくる。
アクセス全開の車のように季節の突進はもう止まらない。
命かけて生きてるんだよ。精一杯。
今幸せじゃない人は意識を変えないと今後も幸せになれない。幸せはなるものじゃない。気付くものだ。幸せとは現状に感謝して「自分、まあまあ幸せだな」と気付くことから始まるのだ。人間の欲望にはキリがないので、現状に感謝して幸せを感じられない人は今後何があっても幸せになれない可能性が高い。
幸せに気付こう。
インナーワードにものすごく気をつけないと、
信じられないくらい文句ばかり言っている。
インナーワードは、心から発する言葉で、
歯の外には出していないけど、
一日に、30000語!!!
まずは自分に対して、グレートプレゼンターになることを努力してみよう。
「よくがんばっているね」
「幸せだね」
「大丈夫」
言葉だけじゃなくて、頭なでたり、ハグしたり。
鏡見て、笑顔。
「OK」
自己肯定感を高めるんだ。
お料理もがんばろう。
水切りした豆腐に塩をまぶして冷蔵庫で一晩置くと、
まるでチーズのような味わいになるんだよ。
トマトと一緒に盛り付ければ、華やかなカプレーゼ風のサラダが完成。
パルメザンチーズ振りかけても、おいしい。
お豆腐と卵料理が上手になりたいな。
お庭から、イタリアンパセリやパセリを摘んできて、
添えると、白、赤、緑で彩りも鮮やか。
お皿の上の芸術の出来上がり。
楽しいね。
うれしいね。
わくわくするね。
幸せだね。
ありがとうございます。
「ブルースター」の花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」。
嘘つきに与えられる罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。
バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞 / 1856~1950)
賢い立派な人はたくさんいるのね。
子供の頃、さくらこがはじめて読んだご本は、
『からくり儀右衛門』
東芝を設立した人のお話しだったんだね。
丸暗記するくらい読んでいたのにな~。
「東洋のエジソン」田中久重すばらしいひとですよね。
川崎市にあるという東芝未来科学館に行って、
万年自鳴鐘見てみたいな。
誰のことを書いた本なのかまったくわからないで読んでいた。
知らないことはたくさんある。
知りたいことも一杯ある。
学べるって素敵だね。
わくわくするね。
楽しみがいっぱいだね。
天使のにもつ
いとうみく/著
丹下京子/絵
童心社
11番目の取引
A・ホリングスワース/作
もりうちすみこ/訳
鈴木出版
平和のバトン:広島の高校生たちが描いた 8 月6日の記憶
弓狩匡純/著
くもん出版
課題図書。
今日、買いに行けたらいいな。
注文じゃなくても売ってるのかな。
アルファポリスにも課題図書があるのかな。
さくらこ13歳。中学1年生。
夢は、世界中のガーデナーが憧れたターシャ・テューダー。
作家でガーデナー。
なりたいな~♪
「どーれ」
「ヘリオトロープ」
「どれだろう」
さくらこでさえ、この花の名前を覚えられず
何度も過去記事を検索する。
それほど、なじみのない花なのだろう。
しおれかけていたヘリオトロープを横目に、
ラジオ体操に行ってしまって急いで戻ってきてお水をあげたのに
真っ黒になってしまった花。
そのお花が綺麗に咲き誇っている。
この花のおかげで、さくらこは随分といろんなことを学んだ。
花には特質があり、水枯れに弱いけれど
根から水を吸わせれば元に戻る花とそうではない花。
死んでいるように見えても生命力はとても強く、
公園の土植えにしたら、新しい芽を出すことが出来た。
それは、ガンになった人が治療をし、余命宣告を受けているのに
克服したくらいの喜びなのだろうか。
そして、どんなに愛して育てても手入れは出来るけれど
育ててくださるのは神様だということ。
新型の感染症のせいで理科の授業もまだ始まったばかり。
被子植物と裸子植物の分類もまだはっきりとは覚えていない。
都会の庭にも色とりどりのあじさいがほころび、
そのあでやかさ、雅やかさ、純真さを競っている。
ほのかに少しずつ色を変えていくその姿は、
少女から大人になる乙女のようだった。
最近は、驚くほどあじさいも種類が豊富。
さくらこの庭にあるものだけで、12種類。
これらが咲き終わったら、何を置こうと思うくらい数が多い。
色も真っ白、淡いぴんく、淡い藤色、紫、淡い水色、青、深い藍色。
何とも表現できないようなクラシカルな色大正ロマンのような色まである。
そんな色の競演をしているかたわらで、去年も咲いたブルースターがある。
お色は、淡い淡い水色。
5弁の花びら。かわいいロリータファッションのようなお花。
その可憐なお花に七星てんとう虫が遊びに来ていた。
かわいい7つの星の益虫。
「こんにちは」
思わず笑顔になる。
この星が20星てんとうとかだと、
さくらこはここまでにこにこしていなかっただろう。
共存共栄できる益虫だからこそ、
安心してみてられるのかもしれない。
そんなことをのんびりと考えながら、
初夏の香りをのせて爽やかな風が吹いている。
東京30℃。
暑いけれど、気持ちがいい。
近所の5歳のしゅうま君が公園で遊んでいる。
「しゅうまくん、てんとうむしさんいるよ」
「一緒に行こう」
しゅうまくんは、おじいちゃんと一緒に
嬉しそうについてくる。
緑色の大きめの虫かごと捕虫あみを持っている。
虫さん、大好き少年。
居場所を教えると、さっそく捕まえようとする。
飛んでしまわないか心配しながらそばで見ていたら、
てんとうむしさんは突然の生命の危機に逃げ回っている。
結構動くのが早い。
道路のアスファルトの上で散々悪戦苦闘した末、
やっと、げっとー♪
誇らしげに手を握ったままたかだかと手を掲げる。
ざくろのお花のそばにあげはが遊びに来た。
「おじいちゃんとって~♪」
おじいちゃんは目にも留まらぬ速さでゲット。
気がつくと、あげはは網の中でパタパタしている。
さくらこの興味はお花。
しゅうまくんの興味は虫。
おじいちゃんの興味は捕獲?
人それぞれ、特質が違う。
そこに、板橋区選挙管理委員会
と、書いた紙をはった車が公園に止まる。
いよいよ、都知事戦の準備ですか。
東京アラート、レインボーブリッジは今、真っ赤。
みんながんばって生きている。
歌舞伎町のホスト苦悩 店「休んだら罰金」…そして感染
取り立てて何もない日常、されど違和感いっぱいの今日一日。
一雨ごとに、雑草ものびて、梅雨を連れてくる。
キラキラと若葉の間の木漏れ日が、輝きはじける。
目に映る何もかもが初夏のまぶしさをたたえて、勢いづいてくる。
アクセス全開の車のように季節の突進はもう止まらない。
命かけて生きてるんだよ。精一杯。
今幸せじゃない人は意識を変えないと今後も幸せになれない。幸せはなるものじゃない。気付くものだ。幸せとは現状に感謝して「自分、まあまあ幸せだな」と気付くことから始まるのだ。人間の欲望にはキリがないので、現状に感謝して幸せを感じられない人は今後何があっても幸せになれない可能性が高い。
幸せに気付こう。
インナーワードにものすごく気をつけないと、
信じられないくらい文句ばかり言っている。
インナーワードは、心から発する言葉で、
歯の外には出していないけど、
一日に、30000語!!!
まずは自分に対して、グレートプレゼンターになることを努力してみよう。
「よくがんばっているね」
「幸せだね」
「大丈夫」
言葉だけじゃなくて、頭なでたり、ハグしたり。
鏡見て、笑顔。
「OK」
自己肯定感を高めるんだ。
お料理もがんばろう。
水切りした豆腐に塩をまぶして冷蔵庫で一晩置くと、
まるでチーズのような味わいになるんだよ。
トマトと一緒に盛り付ければ、華やかなカプレーゼ風のサラダが完成。
パルメザンチーズ振りかけても、おいしい。
お豆腐と卵料理が上手になりたいな。
お庭から、イタリアンパセリやパセリを摘んできて、
添えると、白、赤、緑で彩りも鮮やか。
お皿の上の芸術の出来上がり。
楽しいね。
うれしいね。
わくわくするね。
幸せだね。
ありがとうございます。
「ブルースター」の花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」。
嘘つきに与えられる罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。
バーナード・ショー(アイルランドの劇作家、ノーベル文学賞受賞 / 1856~1950)
賢い立派な人はたくさんいるのね。
子供の頃、さくらこがはじめて読んだご本は、
『からくり儀右衛門』
東芝を設立した人のお話しだったんだね。
丸暗記するくらい読んでいたのにな~。
「東洋のエジソン」田中久重すばらしいひとですよね。
川崎市にあるという東芝未来科学館に行って、
万年自鳴鐘見てみたいな。
誰のことを書いた本なのかまったくわからないで読んでいた。
知らないことはたくさんある。
知りたいことも一杯ある。
学べるって素敵だね。
わくわくするね。
楽しみがいっぱいだね。
天使のにもつ
いとうみく/著
丹下京子/絵
童心社
11番目の取引
A・ホリングスワース/作
もりうちすみこ/訳
鈴木出版
平和のバトン:広島の高校生たちが描いた 8 月6日の記憶
弓狩匡純/著
くもん出版
課題図書。
今日、買いに行けたらいいな。
注文じゃなくても売ってるのかな。
アルファポリスにも課題図書があるのかな。
さくらこ13歳。中学1年生。
夢は、世界中のガーデナーが憧れたターシャ・テューダー。
作家でガーデナー。
なりたいな~♪
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