陽だまりの家

ヒナのいたずら

「ヒナのいたずら」

ちょこちょこ歩く、小さな足音
笑い声が風のように駆け抜ける
「ねえ、これなあに？」と丸い瞳で
世界をいっぱい吸い込むヒナ

おもちゃ箱から、次々と広げ
お人形たちにお茶会をひらく
スプーンを握りしめ、「はいどうぞ！」
想像の国で忙しい

いやいや期の嵐の中
「違うもん！」とぷくっと膨れる頬
けれどそのあと、ふいに寄り添い
「ママ、大好き！」と囁く声

落ち葉を拾って、ポケットにしまい
「見て、宝物！」と自慢げに
そんなヒナの小さな手には
いつだってキラキラした何かがある

4歳のヒナ、いたずら盛り
でもそのいたずらは魔法みたい
日常に彩りをそえてくれる
あなたがいるだけで特別

小さなヒナ、愛しいひと
その笑顔で元気をくれる
どんな日も、どんな夜も
あなたがいるから、心が温かい