春秋花壇

寒露の詩

二十四節気「寒露（かんろ）」10/8～10/22頃

「寒露」は、文字通り、草花に冷たい露が降りる頃という意味です。夏の暑さが終わり、朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋の気配が本格的に感じられるようになります。

秋の深まり、収穫の時期、紅葉、野山の変化

露冷ゆと　足もとかりし　野路かな (芭蕉)


寒露の詩

冷たい露が草花に宿り、
静けさの中に秋が息づく。
朝の光が優しく包む、
ひとしずくの雫、
命の輝き。

秋風が心を撫でて、
色づく葉が舞い踊る。
栗や柿が実る実り、
この大地が奏でる
感謝のメロディ。

露冷ゆと　足もとかりし　野路かな、
静寂の中で感じる命、
過ぎ去る季節の美しさに、
心が洗われ、
新たな自分に出会う。

月明かりが静かに降り注ぎ、
星がひとつ、またひとつ、
秋の夜空を彩る。
心の中に温もりを、
この瞬間を永遠に抱きしめて。

寒露の時、命を讃え、
自然の営みに感謝し、
一日一日を大切に、
愛と希望を胸に、
秋の訪れを楽しむ。