春秋花壇

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春秋花壇

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訓読みに 言の葉つづり 織り成して 金糸銀糸を ちりばめいかん

今日よりは あなたの言霊 分け入りて 共に潜らん 小説の杜

淀みなき 流れの中の ソウルフル 大和言葉に 霜月の風


絶え間なく 妙なる調べ 奏でんと 細く長くを 学びて生きぬ

毒親と よばれてもなお 助け合い 共に生きたし 梅雨寒の元

天の川 今年も会える アルタイム ベガはほほえむ 愛しき人に

羽二重の つややかにして 薄絹の  衣まといて 紅さす頬に

梅雨寒に 見ざる聞かざる 言わざるを 言の葉をつづり しばし戯れ

舌鼓 自分ごほうび クーリッシュ 涼真くんの 笑顔も添えて

花々の 吐息にそっと 寄り添いて 梅雨寒の空 重く垂れ込め

パクニック やまいいただき 気づくこと 悲しみありて 今が幸せ

さやかなり 水無月の風 まとい舞う あじさい揺れて 彩を添え

水無月に 咲きしあじさい 憂いあり 色とりどりに 息づき揺れぬ

暑すぎて 植えて並べて 水あげて 眺むるゆとり なきを哀しむ

気まぐれで カオスな庭に 人はみな きれいですねと 優しいお世辞


心地よい 風に吹かれて 夏の宵 ペダル踏みしめ 笑顔送信

炎天下 暑さ忘れて ガーデニング 滴る汗に 水分補給

目覚めれば 心は重く のしかかり ラジオ体操 いけぬ事を悔い

されどわれ 次善の策を 行いて 父の教えに 従うもよし

切り刻み 自分許せぬ 傲慢な われに問いかけ どこから来たの


傷心の 我に優しき 人ありて あっつ桜の 鉢をいただく

アマリリス 赤き花弁も りんとして 命の限り 燃えて尽きたし

五月晴れ 心のうさは そよ風の やさしき香りに 解けて消えゆく

言の葉の 調べに乗せて 哀しみも ほほをつたいて 春風に溶け

苦しみも 試行錯誤し ふれむけば 足跡の花 小さくも咲く



低気圧 重く頭上に のしかかり テンション上げに 聞く曲むなし

疲れてる なのに休むと 罪悪感 人間だもの そんな日もある

そよ風が 妖精たちを 連れてくる 桜吹雪の 花びらにのせ

やりすぎず やらなすぎずを ほどほどに 続けていけたら 違う人生

種まきを したいけれども 土はなし いろいろ工夫 楽しからずや


これ以上 どこを削れと いうのだろう たばこの値上げ 痛すぎて哀し

おぞましい ごみのなかから しけもくを ごそごそ探す 値上げのわかば

はらはらと 桜舞い散り 頬なでる 風も優しき ブルームーンの夜

よういどん 花びらたちの 徒競走 桜散りし 寂しさのせて

はらはらと 流るるごとき 花びらに 春風やさし 陽光そえて

夜桜の ほのかな香り 漂いて 休むことなき いのちの流れ

あと何度 桜見ること できるだろ 楽しめる今 かみしめ過ごす

美しさ 感じる心 うれしくて 見上げる桜 涙ににじむ

過ぎし日々 桜うらやむ 日もあった 喪失感に 打ちのめされて

公園の ベンチに一人 老人が ほらあそこにも ねーこっちにも



テレビもねー ラジオもねーと つぶやいて 笑ってごまかす 寂しさ隠し

おはようを いう人もなし さみしさに 一人納豆 涙ににじむ

水を飲む 公園の猫 かわいくて ウインクをする ファンダー越し

新しい 花についつい 気をとられ 軽いあしらい 心からわび

薄絹で コーデするよに 名残雪 花を覆いて 三寒四温

お財布を 自転車のかご 放置する ぼけのはじまり 不安に感じ

子供らが 喜ぶ姿 かわいくて 一人暮らしを しばし忘るる

ミニバラで 埋め尽くせたら 素敵だね 小さな庭の 春の祭典

聞こえるよ 花のささやき 嬉しげに 光の中で 旋律かなで

春や春 静かに咲きし 沈丁花 種まき時を 香りにのせて



ずいぶんと 明るくなった 六時半 ラジオ体操 集いし広場

花時雨 三月弥生 春すでに 眠りとともに ほら芽吹いてる

春風に 倒れ傷つき 折れてなお 命燃やして 香り放たん

如月に ひそかに咲きし  白い花 けなげな姿 共に生きたし

ミニ薔薇は 病弱なれど お手ごろで 庭がなくても 楽しめる花

小さくて かたき蕾に 微笑みて 花かんざしの 可憐さ見つめ

洋服の ひとつも買えぬ 悲しさに おしゃれ泥棒 つかの間の夢

美しい 言葉並べて 歌を詠む 心あらずと 流されよどむ

花たちが 元気がないと 自分まで 心どんより 無力を感じ

雲間草 可憐な花を  眺めれば 大雪の害 しばし忘れる



雛菊の 必死な姿に 傷心の 我も希望を 抱きて生きる

サイネリア あでやかなれど 哀れなり 毎年のよう 寒さに負けて

無残にも 雪の重さに 耐えかねて うなだれしおれ 回復を待つ

白い湯気 シナモンミルク 楽しめる 今このときが きらめきの時

雪帽子 ならばいいのに ヘルメット お湯を用意し  除去チャレンジ

ちりとりで 雪かきしたれど 間に合わず 長靴もなく 家にこもりて

公園の 花見て哀し 寂しげに あらわにされて 大寒しのぐ

美しい 下着楽しむ こともなく アラカン迎え わびしさ覚え

公園で 紫蘇茶飲めたら 素敵だね 小春日和の 大寒の午後

淡雪を ドレスにまとい 春を待つ 乙女の想い 妖精ロンド



雨上がり 夜のとばりは さやかなり しずくと唄う 葉牡丹の花

かさかさと 音の聞こゆる はなびらに 花かんざしの ときめきみつけ

懲りもせず 思いのままに 恋焦がれ アラカンの身に 睦月の氷雨

このままで 朽ち果てるのか わびしさに 氷雨もやさし たそがれのとき

こんなにも 子らが思って くれるのに 女のさがか 燃えて尽きたし

せつないね このまま年を 重ねていく 旅することも かなわぬままに

梅の花 香りほのかに 漂いて 夜のしじまの 寒にたわむれ

寒に耐え 切られてもなお 命もゆ けだかき梅の 香りたちこめ

哀れなり はしりの花に 気をとられ 一緒に生きた 花を忘れじ

寒に堪え 香りほのかに 梅の花 切られてもなお 命燃やして



しらじらと 明け行く空に ぼけの花 ひそかに咲かん 命の限り

風呂上り はだかんぼうで 布団にゴー 一人暮らしの 幸せ時間

雪林野 つぶつぶかわい 冬イチゴ 集めほうばる 紅きくちびる

野に遊ぶ 蓮華の花の 咲きしとき 乙女ら花を 編みて飾らん

霜降りて 花はうなだれ 耐え忍び けなげに咲かん 今このときを

凍てついた 不平不満の アイスバーン  いづこにあらむ 感謝の心

カラフルで ポップないろに なってしまう インスタ映えを 気にするあまり

父母の歌 幾重の悲しみ 乗り越えて 夫婦で織り成す 言の葉つむぎ

ルフィー言う 仲間がいる゛よ ワンピース わたしもともに 合唱したい

久方の 恵みの雨に 新春の 花たち競う 雫の調べ



大好きなブロガーさんの真似をして公園花壇再チャレンジ

幼き日 雪を掻き分け 芹探し 小川の水の さやかなる音

ロウバイの 透ける花びら 日にかざし 深呼吸する 春の息吹を

満足が 壊れてるのか 冬花壇 見飽きてしまう 小寒の花

情けない いじめにあって 反応し みだれてゆれて 己を忘れ

雪の上ばたんと倒れ顔うずめ許しを願う遠い思い出

指先がじんじん痛い冬の朝良い習慣は日々の戦い

手巻き寿司 家族でわいわい それぞれの 好みで描く 海苔のキャンバス

最近は 祈ることさえ なくなって 一人で生きてる 気になっている

ありがとう 朝起きてから 一日に 何度感じる いくたび言える



歯を磨く 髪の毛とかす 顔洗う 基本生活 新たな気持ち

気がつけば ぼっちはいやだと 感じても 一人で何も できないしない

ひさしぶり 小雨にけむる 冬の朝 路面キラキラ 自浄効果

慣れてない イヴを一人で 過ごすより ごちそうもって 息子の家へ

冴えわたる 冬空の下 みな集う ラジオ体操 微笑返し

さやかなる 師走の風受け 咲き誇る ストックの花の 香りたちこめ

明日冬至  柚子湯のための 風呂掃除  追い炊きの釜 ネット用意す

なにゆえに 破れているのに 捨てられぬ ときめくからと うそぶいてみる

もう二度と 戻りたくない ごみ屋敷 出したら戻す 決めた位置

ゴミ屋敷 物に住所で 年の瀬を 乗り切れたらと 迷子を探す



千秋に 名を残さんと つけし名に 恥じぬと思う 父の亡き後

うたかたの 夢に敗れて 傷心の わがみ慰む 春の彩り

花に似て 光求むる 身なれども 定め悲しき わが世の坂は

見てはだめ あなたの声が 聞きたくて わかっているのに ついユーチューブ

当然の 結果のように 乱れ行く 学ぶことなき 恋心ゆえ

ちらちらと 未読の文字に 誘われて メールボックス 閉じることなし

無視されて 未読重ねて 気がつけば 自己肯定は 淡雪のよう
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