老人

春秋花壇

文字の大きさ
上 下
89 / 507

灼熱の東京、独居老人のウナギを求める旅

しおりを挟む
最近、脚本家の方々が集まる場に顔を出すようになりました。
三文ロートルなので敬遠されがちですが。

デビューしてからの00年代前半までは、まだ脚本教室に通っていたり、仲間内で勉強会もやっていたのです。
でも、00年代の半ばを境に、一切の縁がなくなって。
書けない時期、仕事がない時期があり、そういう時に周りの人たちの活動ぶりを知ると焦ってしまったんです。
才能の差といいますか。
負けてたまるかとライバル視していたのですが、やがて他人と比較してもしょうがない。
向き合うのは書いている自分自身の脚本だと。
そんな感じでずっとやってきました。
だから会うのは監督とプロデューサーくらい。
横のつながりが全然ありませんでした。

だけど20年代に入り、パンデミックやら何やらがあったり、ネットでの募集が盛んになると、そういうのも視野に入れていくうちに、脚本家のグループみたいなのにも参加するようになりました。
一番は情報も含めて、仕事につながるようなものがほしかったこと。
あとは刺激ですね。
相変わらず、周囲の脚本家の皆さんの才能に打ちのめされますが、それもエネルギーにしないと。
それに脚本家にしか分からない悩みの捌け口という場があるのはいいことだと思います。
読み合いや批評までする余裕はないのですが、まだまだ終わるわけにはいかないとしがみついていきます。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の日常

春秋花壇
現代文学
注意欠陥多動性障害(ADHD)の日常

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

聖書

春秋花壇
現代文学
愛と癒しの御手 疲れ果てた心に触れるとき 主の愛は泉のごとく湧く 涙に濡れた頬をぬぐい 痛む魂を包み込む ひとすじの信仰が 闇を貫き光となる 「恐れるな、ただ信じよ」 その声に応えるとき 盲いた目は開かれ 重き足は踊り出す イエスの御手に触れるなら 癒しと平安はそこにある

医者と二人の女

浅野浩二
現代文学
医者と二人の女の小説です。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

生きる

春秋花壇
現代文学
生きる

忘れさせ屋

水璃 奏
現代文学
「ペットって飼っているときはめちゃくちゃ楽しいけど、死んだときのショックがデカすぎるから飼いたくないんだよなー」と考えていたら思いついた話です。

処理中です...