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東雲さん、70歳、都立公園のガーデニングボランティア

東雲さん、70歳、都立公園のガーデニングボランティア

東雲さん、70歳、都立公園のガーデニングボランティアが楽しい。

東雲さんは、定年退職後、一人暮らしをしています。子どもたちは独立し、遠く離れて暮らしています。妻は数年前、病気で亡くなりました。

東雲さんは、退職後は何もすることがなく、孤独を感じていました。そんな時、たまたま見かけた都立公園のガーデニングボランティア募集のポスターに目が留まりました。

「何か新しいことに挑戦してみたい」

そう思い、東雲さんはボランティアに応募しました。

最初は何もわからず、戸惑うことも多かったのですが、他のボランティアの方々に親切に教えてもらい、少しずつ作業に慣れていきました。

花を植えたり、草を刈ったり、木に水をあげたり。東雲さんは、ガーデニングの仕事がとても気に入り、毎日公園に通うようになりました。

公園で働くうちに、東雲さんはたくさんの人と知り合いました。同じボランティアの方々や、公園に遊びに来た子どもたち。

東雲さんは、人と接することで、孤独感を忘れられるようになりました。

また、ガーデニングの仕事を通して、自然の美しさを感じられるようになりました。

東雲さんは、ガーデニングボランティアを始めてから、生き生きとした表情を取り戻しました。

ある日、東雲さんは公園で遊んでいる子どもたちに、花について教えていました。

子どもたちは、東雲さんの話を熱心に聞いていました。

東雲さんは、子どもたちの笑顔を見て、とても幸せな気持ちになりました。

東雲さんは、これからもガーデニングボランティアを続けていくつもりです。

東雲さんにとって、ガーデニングボランティアは、単なるボランティア活動ではありません。

それは、東雲さんの人生に新しい光を与えてくれた、かけがえのないものです。

家にいて、何もしないでいると一日中誰とも口を利くことがありません。

だんだん、声も出なくなってしまいました。

ガーデニングボランティアをしていると、散歩をしている人たちが声をかけてくださいます。

「きれいですね」

「おつかれさまです」

「いつもありがとうございます」

「癒されます」

「暑いのに大変ですね」

「これはなんてお花ですか?」

最近では、綺麗な老婦人がおせんべいを持ってきてくださったりします。

みんな寂しいんですよね。

誰かの役に立ちたいんですよね。

限られた体力の中で、少しでも皆さんが幸せを感じていただけたら嬉しいです。

これから、だんだん熱くなっていきます。

朝の5時過ぎにお水を上げても、グランドのそばの花壇は、日が当たりすぎて、

10時過ぎには、葉鶏頭などくたっとなってしまいます。

寒冷紗があれば少しは違うのでしょうが、予算もありません。

見るに見かねて、またお水を上げに行きます。

たっぷりとお水を上げたのに、

14時過ぎにはまたくたっと元気がなくなります。

「葉鶏頭って、こんなに水枯れに弱いの?」

ボランティアの成員は、お年寄りばかりで東雲さんは最年少グループ。

もっとお花の特質を学んで、これほど水やりに

手がかからないものにしないと体力が持ちません。

去年もそれで、腕が上がらなくなったり、線維筋痛症になって

激痛で顔がゆがみました。

今年は、自分の体力、気力を鑑みて、

ほどほど、テキトーを学びたいと思っています。

「いい塩梅ってなかなかだよね」

月に一度の俳句の会も一緒にみんなで楽しんでいるみたい。

勇気を奮って参加できたら嬉しい。

俳句の季語も学べて語彙が増えそうです。

義務感と痛みに対処するだけで、

そよぐ風、大地の柔らかさ、植物が育つ様子とか

ちっとも楽しめていなかったんですね。

それに気づけただけでも、この小説を書いた意味はあるのかも。

同じことをしていても、楽しみをフォーカスできる人もいるのですよね。

東雲さんもそうなるといいですね。

トイレの衣類の着脱にも困るほど痛みがひどいのはつらいですよね。

少しでも快方に向かいますように。

さぁ、今日から、7月。

新年から半年が過ぎました。

無理のない程度に、ぼちぼちと。

皆さんの楽しみは何ですか?

お聞かせいただけたら幸いです。