日ごとに聖書を調べる

5月31日，金曜日

5月31日，金曜日

これらの王国を全て打ち砕いて終わらせ，その王国だけが永遠に存続します。（ダニ 2:44）

英米世界強国が巨大な像の足として描かれていることから，これが聖書に出てくる最後の世界強国で，これに続くものはないということが分かります。（ダニ 2:31-33）この世界強国は，神の王国によって他の全ての政府と共に滅ぼされ，突然の終わりを迎えます。（啓 16:13，14，16; 19:19，20）この預言が私たちのためになるのはなぜでしょうか。ダニエルの預言から，今が終わりの時であるということをいっそうよく理解できます。2500年ほど前にダニエルは，バビロンの次に4つの世界強国が登場し，エホバに仕える人たちに大きな影響を与えることを預言しました。そして，英米世界強国が最後に登場することも明らかにしました。こうしたことを考えると，神の王国が間もなく人間の政府を跡形もなく滅ぼし，地球全体を治めるということが理解できるので，私たちは慰めと希望を得ることができます。塔研22.07 4ページ9節，5ページ11-12節

聖書を毎日調べる 2024


5月31日 金曜日
ダニエル書 2:44が私たちに与える希望

ダニエル書 2:44 は、**「これらの王国をすべて打ち砕いて終わらせ、その王国だけが永遠に存続します」**という言葉で締めくくられています。聖書研究者たちは、この「王国」が神の王国であると解釈しています。つまり、ダニエル書 2章で描かれている巨大な像は、過去の栄華を誇った様々な帝国の象徴であり、いずれも滅びゆく運命にあるということです。そして、その代わりに永遠に存続するのが、神の王国なのです。

この預言が私たちにとって重要なのには、以下の3つの理由があります。

終わりの時の理解を深める: ダニエルは2500年も前に、バビロン帝国に続く4つの世界帝国の出現と、その後の神の王国の到来を預言しました。そして、現在私たちが生きている時代は、まさに最後の帝国である英米世界強国が支配する時代であると理解することができます。
慰めと希望を与える: 過去の帝国がいかに栄えていたとしても、いずれ滅びる運命にあることを知ることは、私たちに慰めを与えてくれます。なぜなら、神の王国は永遠に存続し、真の平和と正義をもたらしてくれるからです。
神の王国への待望を強める: ダニエル書の預言は、神の王国が間もなく到来し、地上を支配することを示唆しています。この確信は、私たちに希望を与え、神の王国が来るまでの間、忠実を保ち、良いたましい生き方をしようと励ましてくれます。
聖書を毎日調べる 2024 4ページ9節と5ページ11-12節では、ダニエル書 2章の預言が現代にどのように当てはまるのか、さらに詳しく説明しています。これらの節を読むことで、神の王国に対する理解を深め、希望と確信をもって未来に進むことができるでしょう。

聖書預言の学びを通して、神の偉大な計画に対する理解を深め、希望と慰めを得ることができますように。