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埋み火(うずみび)
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「はい、こちら消防庁です。火事ですか?救急ですか?」
若木原公園のそばの閑静な住宅街から夜な夜なうめき声が聞こえるという通報が公衆電話から入った。
公園の傍の家というだけで、明確な住所はわからなかった。
取り急ぎ管轄の巡査が自転車で二人向かったのだが、
それらしき家は見つからなかった。
「いたずらかな?」
「わざわざ公衆電話からいたずら電話?」
しばらく周囲を捜査したのだが皆目見当もつかない。
立ち並ぶ住宅の細い道路は通行人さえ通らない。
「ここは、家の件数の割には人が少ないね」
「みんな年を取った人が多いからな~」
「最近は、持ち家でも孤独死が多いからな~」
「どこの公衆電話からだろう」
調べた結果、傍にある病院の中にある電話のようである。
「相当地理に詳しい人なのかな。電話してきた人」
「最近は、公衆電話、探し回っても見当たらないもんな」
最寄りの上板橋の傍にある公衆電話は平和公園と城北中央公園の二か所。
スマホや携帯がないと救急車も呼べない。
変な時代だよね。
何かの事情で電気が止まると電話も止まるので電気会社に連絡するのも
これ等の公園まで行かないと無理という事になる。
結局、二人の警官は引き続きパトロール強化という事でその場から立ち去った。
若木原公園のそばの閑静な住宅街から夜な夜なうめき声が聞こえるという通報が公衆電話から入った。
公園の傍の家というだけで、明確な住所はわからなかった。
取り急ぎ管轄の巡査が自転車で二人向かったのだが、
それらしき家は見つからなかった。
「いたずらかな?」
「わざわざ公衆電話からいたずら電話?」
しばらく周囲を捜査したのだが皆目見当もつかない。
立ち並ぶ住宅の細い道路は通行人さえ通らない。
「ここは、家の件数の割には人が少ないね」
「みんな年を取った人が多いからな~」
「最近は、持ち家でも孤独死が多いからな~」
「どこの公衆電話からだろう」
調べた結果、傍にある病院の中にある電話のようである。
「相当地理に詳しい人なのかな。電話してきた人」
「最近は、公衆電話、探し回っても見当たらないもんな」
最寄りの上板橋の傍にある公衆電話は平和公園と城北中央公園の二か所。
スマホや携帯がないと救急車も呼べない。
変な時代だよね。
何かの事情で電気が止まると電話も止まるので電気会社に連絡するのも
これ等の公園まで行かないと無理という事になる。
結局、二人の警官は引き続きパトロール強化という事でその場から立ち去った。
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