いとなみ

失われた風景 お盆

プロの作家とは、
書くことをやめなかった
アマチュアのことである。

リチャード・バック（「かもめのジョナサン」著者）

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「人間が変わる方法は3つしかない。ひとつは時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは『決意を新たにする』ことだ」

#花
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「長い目で見れば、『努力をしない天才』よりも、『才能のない努力家』のほうが多くのことを成し遂げる」

ジョン・ラポック

#花
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俺は今、怠け者の正月働きならぬ盆働きを必死にしている。

そして、流れる首筋の汗をタオルで強くこすったのが祟ったのか

めちゃくちゃかゆい。

あげくに慣れない畑仕事で首の胸鎖乳突筋から肩の僧帽筋にかけて

炎症を起こしているんじゃないかと思うほど痛みが走る。

四十肩にはまだ早いのにTシャツを脱げない程の激痛が走る。


俺の名前は、矢次誠一３2歳。

ニート歴１０年の自宅警備員のプロだ。

俺は今、陰キャ引きこもりニートから必至に

回復しようとしている。


俺の未来は、芥川賞、直木賞ダブル受賞と決まっているのだが

（本人がそう思い込んでいるだけかもしれない）

とりあえず、自分の食い扶持稼ぎに家の前の畑を耕し始めた。

しっかり掘り起こし、天日で消毒をして腐葉土と堆肥と元肥を混ぜ込み、

畝を作り紫蘇やバジル、パセリ、パクチー、イタリアンパセリ

初心者でもそう難しくない植物を植えた。

うだるような暑さの中で水やりをするのだが、

身罷った両親はどう対処していたのかホースがない。

しかたなく５０メートルのホースを買ったのだが、端までは届かないから

一輪車にバケツをのせて丁寧に柄杓で組んで一つ一つの植物に話しかけながら

水やりをしていた。

不思議なことに、届かな植物の方が愛情の掛け方が違うせいなのか

生育がいいような気がする。

ネット小説を読んでいても、エタらないで最後まで書き上げるひとって

それだけでもすごいよね。

この連載小説は未完結のまま約半年以上の間、更新されていません。

今後、次話投稿されない可能性があります。予めご了承下さい。

お気に入りの作家でも、筆を折ってしまった人が沢山いる。

かと思えば、俺のようにうだうだととりとめの無い事を書き連ねている人もいる。

レスペクトする人は沢山いるけど、

俺は最近自分も頑張っていると思えるようになってきた。

これって、凄いことだと思うんだけど。

だって、自慢じゃないけど引きこもりニート歴１０年だぜ。

精神障害者２級の年金生活。

そんな俺が、外に出て畑を耕している。

汗疹が出来るほど、汗を流している。

アルファポリスのおかげで小説を書き続けている。

もう、もろ手を挙げて

「バンザーイ」

「よくやった、感動した」

だよな。

今日はお盆でお坊さんが読経に来る。

子供の時に見たお盆の風景は、ズラーと並んだ提灯。

仏壇に飾られた菓子折り。

明け放した障子。

線香の臭い。

蝉時雨。

浴衣。

団扇。

蚊取り線香。

蚊帳（かや）

線香花火

スイカ、

満天の星空

北斗七星

天の川

５年も寝たきりのおばあちゃん

家族の笑い声

夏休み

宿題

絵日記

etc


心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

笑顔同封

鏡は先に笑わない

ありがとうございます