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不信の始まり
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どうしてこんなに彼を愛してるのに、
壊れてしまいそうなほど狂おしいのに
好きすぎてこわいくらいなのに、
こんなに信じられなくなってしまったのだろうか。
いまでは、彼の言うことすべてがむなしい噓に聞こえる。
ここまで自分を追い詰めてしまった理由は何なんだろう。
いっそのこと、離れられたら楽なのに。
でも、何度チャレンジしても吸い寄せられてしまう。
そして、みるくが彼を思えば思うほど、
彼の気持ちは離れてしまう。
日時を決めて、約束もできない人だから、
余計にそのイライラは募っていく。
前は、毎週火曜日はみるくの日で、
どんなことがあっても、一緒にゲームしたり、
スカイプで歌を歌ってもらったり、
甘い愛をささやきあって、
あったことは一度もなくても、
身も心も満足させてもらっていた。
それが、ここのところ体を求められたことはほとんどない。
よっぽど、エッチもできないほど、
彼の具合が悪いのだろうと、
心配していたのだが、
ブラさんとチャットエッチをしたという、
彼とブラさんの告白で、
奈落の底に突き落とされた思いだった。
こんな状態で、彼とスカイプしても
楽しい話ができるわけはなく、
深い深い悲しみとまた今回もダメだったという
失意で満たされていく。
毎日、早く起きて、笑顔の練習、ラジオ体操に行っても、
みるくの唇から出る言葉は、
達也に対しての恨み言でしかない。
普通なら、そんな浮気性の何人もの女と
チャットエッチするような人。
ポイなのに。
達也と話していると、みるくにも問題があるように
いわれてしまうのだ。
「最近、ゲームしてもちっとも楽しくない」
みるくが達也を責めるのと同じように、
達也もまた嫉妬深いみるくを責める。
去年のバレンタインには、チョコレートを送って、
喜んでもらったのもつかの間、
みるくは何か月も記憶をなくすほどの扱いを達也から受けたようだ。
その何か月間かの間に、40万以上のお金を使い、
どう暮らしていたのか全く記憶がない。
何度も達也に電報を打ったみたいだが、
電話もスカイプもLINEも無視だったようなのだ。
アルファポリスの小説のptが累計ポイント 1,565,610 pt (1,331位)
そのお礼に達也にゼリーを送ったり、
シチリアレモンのチーズケーキを送ったりしたのだが、
何故か無視され続けた。
こんな状態だから、会いたくて仕方ないのに、
逢いに行って、一度も会うこともなく、
旅館をとってもすぐに帰られるのでは、
悲しい思いをするだけなので、
2年たった今も、一度も会うことはなかった。
達也はいったい、みるくをどうしたいのだろうか。
「そばにいてくれ」
「信じろ」
「まったりといけ」
そういうのが彼の口癖だが、
今度こそ、一緒に楽しく仲よく遊べると思うと、
いつも新しい女の人が出現する。
世の中には、不思議な人もいるものだ。
お金も地位も名誉もない引きこもりの達也が
これほど持てるのは彼の人徳なのだろうか。
とにかくだ。
彼と仲良くするには、
彼がどんなに女と一緒にいようが、
見て見ぬふりをすること。
何もなかったことにすること。
何も感じないこと。
見返りのない愛を求めないこと。
インするたびに、ブラさんといる達也にもう期待しないこと。
みるくには、今日も、新しいドレアを作って一緒に遊んでくれる
男の人たちや、ハウジングをほめてくれるおとこのひとたちがたくさんいる。
その人たちとできるだけ、楽しい思いをすること。
そうすればきっと、笑っていられますよね。
もう、達也さんが誰といても、
誰とチャットエッチしても、
誰と初詣に行っても、
気にしませんように。
みるくはみるくで他の人と遊べばいいんだから。
ねー。
達也は何度も、みるくに
「信じろ」
という。
何をどう信じればいいんだろう。
達也が5チャンネルでID名前をさらされるほどやりちんだということを
信じればいいのだろうか。
そんなものを信じたい人なんていないよね。
浮気はしても、自分のところに戻ってきてくれると信じればいいのか。
今までいきさつからして、絶対にありえない。
たとえば、朝の8時過ぎに電話すると、
「眠いから、3時間後に電話してくれ」
「3時間後にスカイプしよう」
と、達也は言う。
ぶらさんのゲームの手伝いをしながら3時間待っていると、
電話にも出ない。
パソコンは電源が落としてあって、
スカイプはつながらない。
みるくが不安神経症だから、
達也を信じられないというのとは違うような気がする。
浮気は一生直らないとよくいいますが、遊び人は治るらしい。
まいた種は刈り取るのです。
ぞんざいに扱われれば、大切にしたくてもできません。
すべてはみんな自分に返ってくるのです。
自殺します。
もう何も信じられません。
何も知らない私は、ブラさんの装備を出すお手伝いを
一生懸命やっていました。
達也さんは、朝までブラさんと遊んでいたようです。
そんなこととはつゆ知らず、
彼の言葉を信じて。
もういいです。
もう、終わりにします。
たくさんの嘘をありがとう。
壊れてしまいそうなほど狂おしいのに
好きすぎてこわいくらいなのに、
こんなに信じられなくなってしまったのだろうか。
いまでは、彼の言うことすべてがむなしい噓に聞こえる。
ここまで自分を追い詰めてしまった理由は何なんだろう。
いっそのこと、離れられたら楽なのに。
でも、何度チャレンジしても吸い寄せられてしまう。
そして、みるくが彼を思えば思うほど、
彼の気持ちは離れてしまう。
日時を決めて、約束もできない人だから、
余計にそのイライラは募っていく。
前は、毎週火曜日はみるくの日で、
どんなことがあっても、一緒にゲームしたり、
スカイプで歌を歌ってもらったり、
甘い愛をささやきあって、
あったことは一度もなくても、
身も心も満足させてもらっていた。
それが、ここのところ体を求められたことはほとんどない。
よっぽど、エッチもできないほど、
彼の具合が悪いのだろうと、
心配していたのだが、
ブラさんとチャットエッチをしたという、
彼とブラさんの告白で、
奈落の底に突き落とされた思いだった。
こんな状態で、彼とスカイプしても
楽しい話ができるわけはなく、
深い深い悲しみとまた今回もダメだったという
失意で満たされていく。
毎日、早く起きて、笑顔の練習、ラジオ体操に行っても、
みるくの唇から出る言葉は、
達也に対しての恨み言でしかない。
普通なら、そんな浮気性の何人もの女と
チャットエッチするような人。
ポイなのに。
達也と話していると、みるくにも問題があるように
いわれてしまうのだ。
「最近、ゲームしてもちっとも楽しくない」
みるくが達也を責めるのと同じように、
達也もまた嫉妬深いみるくを責める。
去年のバレンタインには、チョコレートを送って、
喜んでもらったのもつかの間、
みるくは何か月も記憶をなくすほどの扱いを達也から受けたようだ。
その何か月間かの間に、40万以上のお金を使い、
どう暮らしていたのか全く記憶がない。
何度も達也に電報を打ったみたいだが、
電話もスカイプもLINEも無視だったようなのだ。
アルファポリスの小説のptが累計ポイント 1,565,610 pt (1,331位)
そのお礼に達也にゼリーを送ったり、
シチリアレモンのチーズケーキを送ったりしたのだが、
何故か無視され続けた。
こんな状態だから、会いたくて仕方ないのに、
逢いに行って、一度も会うこともなく、
旅館をとってもすぐに帰られるのでは、
悲しい思いをするだけなので、
2年たった今も、一度も会うことはなかった。
達也はいったい、みるくをどうしたいのだろうか。
「そばにいてくれ」
「信じろ」
「まったりといけ」
そういうのが彼の口癖だが、
今度こそ、一緒に楽しく仲よく遊べると思うと、
いつも新しい女の人が出現する。
世の中には、不思議な人もいるものだ。
お金も地位も名誉もない引きこもりの達也が
これほど持てるのは彼の人徳なのだろうか。
とにかくだ。
彼と仲良くするには、
彼がどんなに女と一緒にいようが、
見て見ぬふりをすること。
何もなかったことにすること。
何も感じないこと。
見返りのない愛を求めないこと。
インするたびに、ブラさんといる達也にもう期待しないこと。
みるくには、今日も、新しいドレアを作って一緒に遊んでくれる
男の人たちや、ハウジングをほめてくれるおとこのひとたちがたくさんいる。
その人たちとできるだけ、楽しい思いをすること。
そうすればきっと、笑っていられますよね。
もう、達也さんが誰といても、
誰とチャットエッチしても、
誰と初詣に行っても、
気にしませんように。
みるくはみるくで他の人と遊べばいいんだから。
ねー。
達也は何度も、みるくに
「信じろ」
という。
何をどう信じればいいんだろう。
達也が5チャンネルでID名前をさらされるほどやりちんだということを
信じればいいのだろうか。
そんなものを信じたい人なんていないよね。
浮気はしても、自分のところに戻ってきてくれると信じればいいのか。
今までいきさつからして、絶対にありえない。
たとえば、朝の8時過ぎに電話すると、
「眠いから、3時間後に電話してくれ」
「3時間後にスカイプしよう」
と、達也は言う。
ぶらさんのゲームの手伝いをしながら3時間待っていると、
電話にも出ない。
パソコンは電源が落としてあって、
スカイプはつながらない。
みるくが不安神経症だから、
達也を信じられないというのとは違うような気がする。
浮気は一生直らないとよくいいますが、遊び人は治るらしい。
まいた種は刈り取るのです。
ぞんざいに扱われれば、大切にしたくてもできません。
すべてはみんな自分に返ってくるのです。
自殺します。
もう何も信じられません。
何も知らない私は、ブラさんの装備を出すお手伝いを
一生懸命やっていました。
達也さんは、朝までブラさんと遊んでいたようです。
そんなこととはつゆ知らず、
彼の言葉を信じて。
もういいです。
もう、終わりにします。
たくさんの嘘をありがとう。
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