いとなみ

ADHD2-9 変えられるのは自分

ADHD（注意欠如・多動症）は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。 ADHDを持つ小児は家庭・学校生活で様々な困難をきたすため、環境や行動への介入や薬物療法が試みられています。

西田 将　29歳。

関本 幸子　23才。

二人は婚約しているのだが、

彼女のADHDの症状、家の中がごみ屋敷状態を見て、

婚約破棄をしようとしたり、二人で何とか乗り切ろうとしたり、

なかなか変わってくれない彼女にいらいらしたり、

将の感情は、ジェットコースターのようにあがったり下がったり。

人はなかなか変えられないということは、頭ではわかっていても

心があきらめ切れなくて右往左往する。

そんな自分を面白いとさえ最近は思えるようになっていた。

「自分は愛されていないし、将さんは私を変えようとしている」

と、思うと幸子はいつもせっつかれているみたいで、

安心して暮らすことができなかった。

ADHD’s Impact on Relationships: 10 Tips to Help 

という本には、

「私は愛されている、でも私のADHD症状は歓迎されていない。

だから症状をコントロールする必要がある」

と、幸子が考え方を変えることが勧められていた。

そして、将も幸子の「擬似親子関係」に気をつけること。

変えられるのは相手ではなくて、自分自身なのである。

「そりゃあそうだよな。自分自身だって、なかなか変えられないのに」

「お互いにできている部分を認め合えたら👍」

「そうだね、感謝しあえたらいいよね」

「結婚破棄はいつでもできる。もう少しがんばってみよう」

石蕗(つわぶき)の花がひっそりと咲いてる。

園芸品種は葉がとても美しく、

丸い緑葉の縁に鮮やかな黄覆輪が入る「金環」、

葉に白い斑が不規則に柔らかく入る「浮雲錦」、

星をちりばめたように黄色い斑が入る「天星」などがある。

黄色のお花が似ているからって、

ユリパスデージーのように、菊のようにと

求めても本質が違うのである。

石蕗(つわぶき)には石蕗(つわぶき)のよさが。

ツワブキ（石蕗）の花言葉：困難に負けない、

困難に傷つけられない、愛よよみがえれ、謙譲。

雲ひとつない霜月の空に侘びとさびを織り交ぜて

あでやかに咲き誇れ。