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東洋医学における左手の小指の痛みとしびれ

東洋医学における左手の小指の痛みとしびれ

左手小指の痛みとしびれについて、東洋医学的な観点から考えられる原因とツボについて説明します。

1. 経絡の不調

東洋医学では、体の不調は気血の流れの滞りによって起こると考えられています。

手の小指には心経という経絡が通っており、心経の不調が小指の痛みやしびれの原因と考えられます。

心経は、小指以外にも、脇の下や喉、舌なども支配しています。

もし、小指の痛みやしびれに加えて、

脇の下の張り
喉の痛み
舌の乾燥
などの症状がある場合は、心経の不調が疑われます。

2. 五臓の不調

東洋医学では、五臓と呼ばれる肝、心、脾、肺、腎のバランスが健康に重要であると考えられています。

小指は、

心と腎
と関係が深いと言われています。

もし、小指の痛みやしびれに加えて、

動悸や息切れ（心）
腰痛や排尿障害（腎）
などの症状がある場合は、五臓の不調が疑われます。

3. 具体的なツボ

以下、小指の痛みやしびれに効果的なツボをご紹介します。

少海（しょうかい）：小指の爪の根元にあるツボ。心経の原穴であり、小指の痛みやしびれ、喉の痛みなどに効果がある。
関衝（かんしょう）：手首の尺骨側にあるツボ。心経の重要穴であり、小指の痛みやしびれ、不眠などに効果がある。
神門（しんもん）：手首の内側にあるツボ。心経の郄穴であり、小指の痛みやしびれ、動悸、不眠などに効果がある。
志辺（しへん）：手のひらにあるツボ。心包経の郄穴であり、小指の痛みやしびれ、胸痛、不眠などに効果がある。
厥陰兪（けついんゆ）：背中の腰にあるツボ。厥陰経の兪穴であり、小指の痛みやしびれ、腰痛、排尿障害などに効果がある。
これらのツボを、

指で押したり
お灸をしたり
鍼灸を受けたり
することで、症状の改善が期待できます。

ただし、

**ツボの刺激は、体調や体質によって適切な強さが異なる
妊娠中や授乳中の方は、ツボ押しや灸を避ける
などの注意点があります。

ご自身の症状に合わせて、無理のない範囲で試してみてください。

また、

症状がひどい場合
他の症状を伴っている場合
は、

医療機関を受診
医師や鍼灸師に相談
することをおすすめします。

東洋医学は、

西洋医学とは異なるアプローチ
心身のバランスを整える
ことを重視した医療体系です。

小指の痛みやしびれにお悩みの方は、

東洋医学を一つの選択肢として検討してみる
のも良いでしょう。