生きる

春秋花壇

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こだわり

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こだわり

ふだんはさー、こだわりなんてほとんどなくて

AIに冗長ですよと指摘されると必死に手直ししようとするんだけど

今日の僕はとってもひねくれていて、素直に「はい」ってできないんだ。

書いてるうちに、こだわりのあるものの文章の量が増えていって

だったら、テーマを変えるとかすればいいのに

言い張っちゃうんだよね。

保険会社にいた時に、よく支部長から

「素直が一番」

って、注意されたけど

そこら辺の自分のカリギュラ効果とかこだわりとか

よくわかってないから、否定されたみたいな気になって

小学生みたいにしょぼんとしちゃうんだ。

もちろん、普通の人でも書いてるうちに筆が載って

花よりは鳥のことばかり書いてしまうこともあるんだろうけど、

僕の場合は注意欠陥多動性障害(ADHD)のせいもあるのかなって

理由づけしてみたりしてる。

そんなことしたつて何にも変わらないんだろうけど、

まあ、自分と折り合いつけるために

ありのままを受け入れるために自己肯定感を持つためにって感じかな。

僕はほんとにたくさんの障害や病気を抱えているから

本に毎日生きずらい。

気晴らしに外に出ても、

「なんであんな大きな音を鳴らすんだろう」

と思うくらい、救急車の音が頭に鳴り響いて割れそうになるんだ。

聴覚過敏症なのかもだけど、

難聴で電話の受け答えとか相手に唇が見えないから

言われたことを書き留めながらとか

「むりげー」

と思ってしまうことがしばしばなんだけど

ある音に関しては人の何倍も大きく聞こえてしまって

自分を愛することがとても困難だと思うんだ。

ぶん投げたくなるんだよ。

「こんなこわれてるやついらねー」

ってさ。

お庭のカサブランカのお花が大きく蕾を膨らませて赤く色づいてきたんだけど

がんばって生きているお花を捨てたりしないよね。

アブラムシがついたり、ウィルスにやられたり急に茶色になってしまったりしたら

手当てするよね。

慈しむよね。

添木をしたり、寒冷紗をしたりしてお世話をする。

大切だから、かけがえのない僕のお花だから。

星の王子様みたいにさ。

他とは違う俺の花だから

なのに、自分のことは上手に愛せないんだよね。

人からちょっと注意されるとすぐにやかんみたいに湯気立てて怒るしさー。

怠惰だし、素直じゃないし。

自分の悪いとこなんてちょっとの時間で100くらい書けちゃう。

なのに、いいところなんてなかなか見つからなくて。

水を注いだり、光を調整したり自分を愛せないんだ。

だから、今、そっと頭を撫でてみた。

「大丈夫だよ。よくやってるよ」

ありがとうございます。
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