生きる

特殊詐欺

特殊詐欺とは、電話やハガキ（封書）等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪（現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗（窃盗）を含む。）のことです。

近年、特殊詐欺の手口は巧妙化しており、被害額も増加しています。2022年の特殊詐欺の認知件数は全国で1万4740件、被害額は258億円に上っています。

特殊詐欺の手口には、以下のようなものがあります。

オレオレ詐欺：息子や孫などを名乗って、「お金が必要になった」、「事故を起こしたので示談金が必要になった」などと嘘を言って現金をだまし取る手口です。
預貯金詐欺：警察官や銀行協会職員などを名乗って、「あなたの口座が犯罪に利用されている」、「キャッシュカードの交換が必要である」などの名目で、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取る（脅し取る）手口です。
架空料金請求詐欺：有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金があります」、「料金を支払わないと裁判になる」などと脅して現金をだまし取る手口です。
還付金詐欺：税金や社会保険料の還付金が受け取れるなどと言って、ATMを操作させて犯人の口座に現金を振り込ませる手口です。
融資保証金詐欺：融資を受けられると言って、保証金の名目で現金をだまし取る手口です。
金融商品詐欺：架空の投資話や高利回りの金融商品を持ちかけて、現金をだまし取る手口です。
ギャンブル詐欺：競馬や競輪などのギャンブルで儲けられると言って、現金をだまし取る手口です。
交際あっせん詐欺：交際相手を紹介すると言って、入会金や紹介料の名目で現金をだまし取る手口です。
特殊詐欺被害を防ぐためには、以下のようなことに注意しましょう。

不審な電話やハガキには注意する：警察官や銀行員、税務署員などを名乗って、個人情報やキャッシュカード、通帳を要求する電話やハガキには注意しましょう。
家族間で合言葉を決めておく：オレオレ詐欺などでは、犯人が家族を装って電話をかけてくることがあります。家族間で合言葉を決め、事前に確認しておくと良いでしょう。
ATMを操作する前に確認する：還付金詐欺などでは、ATMを操作させて犯人の口座に現金を振り込ませる手口があります。ATMを操作する前に、必ず相手を確認しましょう。
一人で悩まず相談する：特殊詐欺の手口は巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。一人で悩まず、家族や友人、警察などに相談しましょう。
特殊詐欺被害は、誰にでも起こり得ることです。被害を防ぐためには、最新の特殊詐欺の手口を知り、注意することが大切です。

ソース
www.city.kawagoe.saitama.jp/smph/anzen_anshin/bohan/furikomesaginichui.html