言の葉でつづるあなたへの想ひ

極月８日

想いを変えよう
小説家になろうで
あの人が小説を書いていた
だから、わたしも書き始めた
書くことが苦にならないために
ツイッター140文字を駆使して
書き続けることを学んだ
句読点、副詞も形容詞も知らなかった
一生懸命勉強し、少しはましな文が
書けるようになったのかな
ありがとうございました


メンタルが豆腐
アドレナリン全開の
怒り、恨み、悲しみは
病弱なわたしの体を蝕み、
激痛と解離性健忘、遁走を
ひどくする
もう、忘れよう
次のステージは用意されている
さあ　胸を張るんだ
おまえは父と母の子
次善の策を講じるんだ
成長するに決まってるんだから
石蕗の花も微笑んでいる
万里一空


あのままアルコール依存症が
止まらなければ
今朝のおじいちゃまは
きっとわたし
毎日、命の電話に電話をし
お酒が止まらないんです
死にたいんです
と、悲鳴を上げていた
一日に、３ミーティング
やればやるほど
違うアディクションにはまってた
ありがとう
大変だったね
つらかったね
そっとハグする


母は、仕事ばかりしていた
父がお金を貸して
家にお金を入れないから
母は昼間、百姓
夜は料理屋を経営していた

そんな母がすい臓がんになって
るいそう　どんどんやせていく

指圧の資格なんてあったって
どうにもならなかった

自分の無力さに打ちのめされる
あの頃の私は
自分が大嫌い

ごめんよー


すい臓がんの母は
痛みにのた打ち回る
ぶどう酒に麻薬を混ぜて投与
少しでも緩和されればと
丸山ワクチンも貰いに行った
一生懸命生きても
何もいいことはないじゃないかと
わたしは嘯くようになった
見てられなかったんだ
好きなものを作ってあげても
一口食べて　もういいって
哀しすぎるじゃないか


母ちゃま、母様、かあさん、おふくろ
心がすさぶのと同様に
あなたへの思いもどんどん変わる

毒子の自分を受け入れられなくて
毒親と呼ぶしかなかった

ごめんなさい
あなたは親に愛されていなかったんだ
主治医は、ぽそりとつぶやいた
うるさい
だまれ
そんな言葉が聞きたいんじゃない
心は荒れてく


父が身罷って
母を引き取った
稼げるのは若いうちだけと
休むことも許されない
子供の頃と同じように
ほめられることも
感謝されることもなかった
あるのはいつもないものねだり
母さん　わたししんどかったよ
牡蠣にあたって、猛烈な痛みがあるのに
仕事に行かされた時は
鬼かと思った
愛されたかった


ねえー
今なら頭なでてもらえるかな
優しくハグしてもらえるかな

つむぎの着物買ってあげたとき
現金のほうがよかったと言った
毎月仕送りするようになった時
３０万は送れるはずだと言う
何をしても満足してもらえない

母さん　あなたも　不安神経症?
怖かったのかもしれないね
だって私は何も続かない