【過去作まとめ】アホエロ短編集

ナイトウ

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2度目の人生はニートになった悪役だけど、賢王に全力で養われてる

5 (以下、エロ)

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まあ、だいぶ大げさな言い方だけど実際私が本気で権力狙ってた時よりこいつの覇道は順調なので全く嘘ではないはず。

「とはいえ貴様が結婚したくないのは分かったからもう言わないでやる。」

ベッドの上でふんっと鼻息を漏らして話は終わりだとばかりに寝返りを打って奴に背を向けた。

もう寝るつもりが、後ろからぎゅうっとデカい体がひっついてきて入眠を妨害してくる。

「離せうっとおしい。」

身じろぐとますます密着された。
衣服越しにたくましい体の感触が伝わってくる。
私より高い体温が暑苦しい。

「俺、エドさえいれば他はどうでもいいんだ。」

こいつを崇拝している家臣たちが聞いたら憤死しそうな事を言い出した。
たまにレイモンドは私にこういう弱音を吐く。
本気で言ってるわけじゃない。
私以外の人間が常に立派な王様でいるのは楽なことじゃないだろうから分からなくもない。
体は大きくても精神面では私の方が格段に上だ。ふん、当然だな。
今も元気そうに見えてやっぱり久々の長期遠征で疲れが溜まってるんだろう。

「私も貴様がいないと生きていけないな。」

だから下らない弱音吐いてないで私の生活のために死ぬ気で頑張れ、と頭の中で続けて人の肩口に埋まってる頭をポスポス叩いてやった。
慰めてやる私はなんて優しい人間だろう。
完全に養われてるしそこそこ事実なとこが少し面白くないが。

ぬるっ
「ひゃっ」

突然奴が私の首筋を舐めてきた。
熱い舌で耳裏の薄い皮膚を舐められてぞくりとする。

「おい、何して……んぁっ、あっ」

軽く歯を立てられたりちゅうっ、と痛いくらいに吸い付かれたショックで体がビクリと跳ねる。
逃げようとしても後ろからぎゅっと抱きつかれてて逃げられない。

「はぁ、エド、好きだ。エッチしよ?」

とんでもない事を言い出した。
信じられないけど、私を押さえ込んだ手が器用に体を撫で回す動きがますます洒落にならない。

「ちょっ、笑えないぞ。」

「笑わないでよ。好き。ずっと好き。久々に会ったら我慢できない。」

お願い、しよ、と耳元で言われて耳をチロリと舐められる。

「わぁっ!」

大げさに反応してしまったら弱点だとバレてじゅぷじゅぷと舌で執拗に嬲られた。

「ひゃ、あ゛っ、やめ……んくっ、んん゛っ」

くすぐったいだけのはずの場所が、奴に舐められるとジンジンしてきて性的に感じるようになってくる。
私の体に一体何が起きてるんだ。

「すご……エドってエッチだね。もうこんなになってる。」

体を抑えている手が下に伸びて股間に触れる。
言われなくても、自分の性器が少し兆しはじめて上を向いてる事は気付いていた。

思い知らされるように寝巻き越しに握られて爪先で先端をカリカリっと擦られる。

「んはっ……ぁっ」

淡い直接的な刺激に腰が引けてしまうのを、咎めるように腕が押さえつけた。

そのせいでレイモンドに更に密着した下半身にグリっと硬いものが当たる。

それが気にいったのか今度は奴の腰の方からぐいぐいと私の尻にそれを押し付けてきた。

「ほーら、シよ?」

しつこい。どうせ私は逃げられないんだから好きにしたらいいだろ。

「嫌だって、言ったら?」

さっきから腰に当たってるものに意識を支配されそうになりながら抵抗してみる。

「俺も嫌だ。ね、シよ?」

聞く意味とは。
あーもーしらん。

「好きにしたらいいだろ。」

私が本当に仕方なく返事をすると、奴は人の背中にグリグリと額を押し付けた。

そのまままたこっちの首にかぶりついてきてベロベロチューチューやりだす。
肉が削げて骨だけになったらどうしてくれるんだ、と怒鳴っても良かったけどぐっと我慢してやった。
口を開くと変な声が出そうだからでは断じてない。

「んっ……はぁっ……」

「ちゅっ、ん……前触るね。」

「あっ……」
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