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しおりを挟む「えっと、キヨミちゃん!とにかく中入って。話はそれからにしよ?」
聞きたいことはたくさんあるけど、このまま外に立たせてるわけにもいかないのでキヨミちゃんを中に招き入れた。
垂れた鼻水はシャツでグシグシ拭う。
「ちょっと色々あって、今所々赤い紙が貼ってあるけど気にしないで。あ、あと友達が遊びに来てて、紹介するよ。」
「……お友達?」
「そう!大学のね。いい奴だよ!」
棚垣の説明をしようとした所で、後ろのキヨミちゃんにそっと肩を引かれた。
何かとキヨミちゃんに向かい合うと、立ち止まったのは丁度廊下に吊るされた電球の下。
小さい白熱灯の灯りはキヨミちゃんが優しい手付きで外れていた僕のベルトのバックルを締め直すのを照らした。
やばっ、そういえば棚垣にはだけさせられてから直してなかった。ズボンだけじゃなくてシャツもボタンが全開だ。
ぼ、僕なんて格好をキヨミちゃんに見せてたんだろう。
恥ずかしさで頬がかぁっと熱くなる。
「ごめん、じ、自分でやる……」
「大丈夫。すぐ終わるから。夜にこんな格好で……お友達と、何してたの?」
「えっと、悪ふざけだよ。」
笑いながら優しい声色で話しかけてくれてるのに、何故かすごい威圧感を感じてしまいつい濁した話し方をしてしまった。
「どんなぁ?」
キヨミちゃんが開いたシャツを合わせて下からボタンを留めながら聞いてくる。
「擽りっこ?酔うとつい人に触っちゃう奴で……」
威圧感がさらに増した気がして、咄嗟に棚垣を庇って話す。
ボタンを留めてくれる手が不意に止まって、その瞳が僕の体のある場所を見つめた。
視線を追うと僕の胸で、乳首とその横の赤い虫刺されみたいに変色した皮膚があった。
「これは、何かな?」
キヨミちゃんの長くて綺麗な指先が、赤くなったところを撫でる。
「へ?あっ……」
それだけで背中がムズムズするような甘い感覚がした。
「ほぉら、教えて、麟太君。」
今度は指先がすこしずれて乳首の先を掠める。
更に甘い痺れが胸に広がった。
「んぁっ……赤いとこは、吸われて……」
カリカリと続けて乳頭を優しく引っかかれ、足から力が抜けそうになる。
「……ちょっと触っただけでこんなに感じちゃうところ、お友達に吸わせたの?」
「はぁっ……ん、ちがっ……」
違う、棚垣の時はこんなになってない。
「見過ごせないなぁ。」
キヨミちゃんが屈みこんで、パクリと僕の胸に食いついた。
そのままぢゅうううっ、と棚垣に吸われた所を更にきつく吸われる。
ぶわっとキヨミちゃんの匂いが鼻腔に広がって、キヨミちゃんに触られてる事しか考えられなくなった。
「はぁぁっ、……つっ……」
痛いのに気持ちが良くて頭が混乱する。
吸い付きが緩んで、側の乳首ごとヌルヌル舐められた。
「あっ……んんっ、……ああ、あっ……っ」
キヨミちゃんにつつかれただけで硬くなった乳首が、動く舌に合わせて縦や横に押しつぶされるたびに腰が砕けるような感覚が続く。
刺激に耐えきれなくなって膝が崩れ、背中に回されたキヨミちゃんの腕がずり落ちる僕の体を支えた。
胸を突き出すような姿勢になり、その先端に更にねっとりと口で吸い付かれて体が震える。
「んはぁ……あっ、キヨミちゃっ……」
たまらず名前を呼ぶと、僕の肌に口付けたまま綺麗な瞳だけが白熱灯の光を反射しながらこちらを見上げていた。
その視線に全てを支配されたいような気持ちに駆られて熱い息を吐き出す。
なんかもう……好きにして……
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↓めちゃくちゃ世話になっている。
B L ♂ U N I O N
B L ♂ U N I O N
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