完結R18BL/君を愛することはないと言われたので、悪役令息は親友になってみた

ナイトウ

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竿を握り込まれて、ゆるゆると上下に扱かれると当たり前だけど快感が腰に広がり頭に届く。
両手を押さえられたまま乳首と性器を同時に愛撫されて、体に快楽がどんどん溜まっていった。

しこった乳首を舌でこねられ、時折歯が表面を優しく擦る。性器は上下に擦られながら、時折指先がカリのくぼみをくすぐったり、亀頭を指の腹でなで上げたりされた。

「んんっ、はぁ……きもちぃ、ひぁ……あっ、でそっ、だめ……擦ったら、でちゃ……」

「イっていいんだよ。カナト、我慢しないで。」

オージが言って、更に手の動きを激しくする。
乳首を吸い立てる音と、ちんこをくゅくちゅくちゅと責める音が激しくなった。

ぴちゃ、ちゅ、ちゅぷっ
こしゅっ、こしゆ、くちゅり

そんな恥ずかしい音も、絶頂が迫ってきて頭に入らなくなった。

「ああっ、あ、ああぁあぁっ!っっ」

とうとうイかされて、ぴゅくぴゅくとちんこの先端から射精する。
体が弓なりになって、もがく足がシーツを掻いた。

「カナトのイくところ、本当に可愛い。」

オージがちゅぱ、と俺の乳首から口を離してうっとりと言う。
達した後の脱力状態にある俺の口にちゅっとキスをしたあと、俺の出したもので濡れた手を俺の足の間に入れてきた。さっきまで手を押さえていたオージの手が俺の膝裏に差し込まれ、股関をオージにさらす体勢を取らされる。

ぴちゃっ、と濡れた指が尻の穴に触れて思わず腰が跳ねた。

「そ、そこ触るの?」

「うん、こっちの世界だと、男同士はここで繋がるのだけど、カナトの世界だと違う?」

「同じ、だと思う。俺はしたこと無いけど。」

そう答えると、オージが甘えるように俺を見上げてきた。

「カナトに、僕のを挿れて愛したい。嫌?」

かっこよくて艶のある顔で、上目遣いで聞かれる。こんなの、嫌な訳がない。

「そ、その聞き方、ずるくない?オージのデカいし、入るか分かんないのに。」

俺が口を尖らせて言うと、オージがふっと笑った。

「痛くないように準備するし、絶対優しくするから。ね?」

オージの説得に、おれは流されてこくりと頷いた。

「嬉しい。カナトのこと、いっぱい気持ちよくしたい。」

オージは穴を精液で滑らせながら、穴のすぼまりを撫でるようにマッサージした。
自分じゃ触らない場所の肉を揉まれ、解される。
丹念にすぼまりをマッサージし続けられると、徐々にしまっていた穴がゆるんで穴を押し込まれると指先がぐにゅ、と穴にめり込むようになった。

「あっ、はいって……んはぁ……」

すぼまりがゆるんだところで、つぷっとオージの指が1本穴に差し込まれる。

「んんっ、やっ……抜くの、へんっ……ひっ」

尻の穴に異物が入る感覚はなんとも不思議だ。
入ってくるときはそうでもないが、出て行くときの感覚は酷くゾワゾワする。

「ごめん、慣れるまでちょっと我慢して。」

ぬぷっぬぷっ、ぬぷっ

「あっ……ひぁっ、ふぅ、っんぁ、あっ、あっあっ」

抜き差しされていると、だんだん異物感が無くなって穴の縁を指が擦る感覚ばかりを感じるようになる。
神経を直接触られているような、堪らない感覚に塗りつぶされていく。

「指、増やすよ。」

ぬちゅっ、と指が抜かれ、さらに太くなって帰ってくる。
最初はやっぱり苦しかったけど、また何度も抜き差しされてその太さにも慣れた。

「っはあ、はぁ……どう、挿れられそう?」

「まだかな。もう少し、中を指で触るね。」

ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ

出し入れと一緒に、オージが指の角度を変えながら穴の中を刺激し始めた。
そのうち、ある箇所に触られるとなんだかもどかしい感覚がすることに気付く。

「はっ、んんっ、オージっ……ああぁっ!そこ、何かっ、へん、あんっ」

「このへん?」

オージの指が、変な感じになるところを的確にぐりっと押し込む。
穴の内側、ちんこの裏あたりにある場所だ。
すると、明らかに痺れるような快感が体全体に広がって顔がのけぞった。

「あっ、うんっ……そこ、ジンジンするっ」

それからしばらくオージは根気強くそこをこね上げ、俺はすっかりその刺激を快感として受け止めるようになっていた。

ぬぷっぬぷっぬぷっ

「っあひっ、だめっ……きもちぃ……」

「気持ちいいなら、だめじゃないだろう?」

「ううぅ……変、なりそうだから……」

「ふふ、なっても大丈夫だよ。」

ちゅぷり、とオージが指を引き抜き、代わりに穴のすぼまりに熱いものがあてがわれる。

「カナト、挿れるよ。」

すぶっ……ずぶぶ……

指よりも圧倒的な質量が、中に埋め込まれていくのを感じる。

「あぁっ……すご、おっきぃ……。んんっ、あ゛っ」

いっぱい解してくれたからか、圧迫感は苦しいけど痛くはなくて、俺の中をみちみちに埋めていく肉の感覚にチカチカした。

「っ……はぁ、気持ちいい。カナト、カナトは?」

「あっ、な、何か……よく分かんない。」

苦しい気も、気持ちいい気もする。

「でも、オージが気持ちよさそうで嬉しい。」 

手を伸ばして、上に被さるオージの首に腕を絡める。

「カナトも、気持ちよくなって。ほら、ここは?」

ぐりっと、さっき指でいじられていた箇所にオージの剛直が当たる。

「あ゛っ……はぁ、そこ、だめかも……」

「大丈夫。我慢しないで。」

オージがそこに何度もぐりっ、ぐりっと自分のちんこを押し込む。

「あ゛っ……あ゛っ……しゅごっ……ひもちっ」

「かわいい……っはぁ、ごめん、僕もちょっと……」

ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、とオージが俺の両足を抱えて腰を打ち付けてくる。
そのたびに感じるところを俺の怒張が押しつぶして、快感がそこから溢れ出た。

「あっ、あっ……あ゛っ……やら、なんかくりゅっ……っっっ!」

絶頂に体が強ばって、触っていないちんこからとぷとぷと精子が流れた。
イったのにオージのピストンは止まらなくて、結局オージがイくときにもう一回俺もイった。


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