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第3章 学園編
16 (エロ)
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傾向:オナニー
———————
「部屋替え……?」
終業時間より大分遅く部屋に戻ってきたユーリスから聞かされた単語を繰り返す。
彼の足元には一緒に帰ってきたノスニキが寝転んでいて、心なしかこっちを心配そうに見やっていた。
「うん。階下の相部屋が一つ空いてるそうだから、ルコはそっちに移るように手配しておいた。今から荷物持って引っ越して。」
思わず見つめたユーリスの顔からはやっぱり表情が読み取れない。
「しかし、私には執事の仕事が……」
「ここにいる間はしなくていい。ルコはこの学園の生徒だろ。父上の推薦した特例入学なんだから、そっちに集中しなよ。」
「仕事が出来ないと家族を養えません。」
自分がこんなに往生際の悪い人間だと思わなかった。本当は、実家の農場は大分軌道に乗って俺の仕送りもいらないくらいになってる。
ただ俺が振られてもユーリスのそばを離れたくないだけだ。
でもそれを言うとまた困らせるから、こんな言い訳をしている。
「父上には何も言わない。だから給与は変わらず払われるから、心配しなくていい。」
「働いてないのに頂くわけにはいきません。」
「じゃあこれまで相手させてた夜の分だと思えばいい。」
そこまで言われてはもう粘りようもない。
「……かしこまりました。要り用な時はいつでもお呼び出しください。」
一礼して自室に戻り、旅行カバンに適当に私物を詰めて新しい部屋に向かった。
鍵に記された番号のついた扉にたどり着き、乱暴に開けて中に入る。
スイートルーム式のユーリスの部屋と違って20平米ほどの広さに二段ベッドと長机がある質素なワンルームだった。
空室で何も他の荷物がないからルームメイトはいないのだろう。
扉を閉めて、その場で座り込む。
夜の分だと言ったさっきのユーリスの言葉が頭を巡った。
何か、お金で解決できるほど、ユーリスにとっては遊びの関係だったんだってはっきり言い渡されたみたいだ。
そりゃ、発散のためだってのは最初からわかってたけど、ならあんなに優しく触らないで欲しかった。
さっき見た表情とは似つかない、真っ赤になって迫ってくる顔を思い浮かべて胸が切なくなる。鍛錬で日々逞しくなる体に縋り付いて喘いでいたことさえ蘇ってきて体が熱くなった。
つい一昨日までのことで、体が鮮明に感覚を覚えている。
「はぁ……」
思い出して熱を持った下半身に服越しに触れる。
上から何度か擦るとどんどん硬くなって、物足りなくなりズボンをくつろげて下着の中に手を入れた。
ユーリスの手つきを思い出しながら、ユーリスにされている妄想の中で竿を扱き、先端を刺激する。
たった一回のごっこ遊びで言われた好きという言葉を何度も頭で反芻した。
前への刺激は気持ちいいけど、だんだんそれも足りなく感じてくる。
堪らなくなって緩めたズボンを下着ごと脱ぎ捨て手を入れやすいように股を開いて前のめりになった。
先走りがついた人差し指と中指を躊躇いなく口に咥えて唾液をまぶすと、初めて自分の後孔に指を潜らせる。
思ったよりキツい入り口に少し戸惑ったけど、力を抜いて指を推し進めた。
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「部屋替え……?」
終業時間より大分遅く部屋に戻ってきたユーリスから聞かされた単語を繰り返す。
彼の足元には一緒に帰ってきたノスニキが寝転んでいて、心なしかこっちを心配そうに見やっていた。
「うん。階下の相部屋が一つ空いてるそうだから、ルコはそっちに移るように手配しておいた。今から荷物持って引っ越して。」
思わず見つめたユーリスの顔からはやっぱり表情が読み取れない。
「しかし、私には執事の仕事が……」
「ここにいる間はしなくていい。ルコはこの学園の生徒だろ。父上の推薦した特例入学なんだから、そっちに集中しなよ。」
「仕事が出来ないと家族を養えません。」
自分がこんなに往生際の悪い人間だと思わなかった。本当は、実家の農場は大分軌道に乗って俺の仕送りもいらないくらいになってる。
ただ俺が振られてもユーリスのそばを離れたくないだけだ。
でもそれを言うとまた困らせるから、こんな言い訳をしている。
「父上には何も言わない。だから給与は変わらず払われるから、心配しなくていい。」
「働いてないのに頂くわけにはいきません。」
「じゃあこれまで相手させてた夜の分だと思えばいい。」
そこまで言われてはもう粘りようもない。
「……かしこまりました。要り用な時はいつでもお呼び出しください。」
一礼して自室に戻り、旅行カバンに適当に私物を詰めて新しい部屋に向かった。
鍵に記された番号のついた扉にたどり着き、乱暴に開けて中に入る。
スイートルーム式のユーリスの部屋と違って20平米ほどの広さに二段ベッドと長机がある質素なワンルームだった。
空室で何も他の荷物がないからルームメイトはいないのだろう。
扉を閉めて、その場で座り込む。
夜の分だと言ったさっきのユーリスの言葉が頭を巡った。
何か、お金で解決できるほど、ユーリスにとっては遊びの関係だったんだってはっきり言い渡されたみたいだ。
そりゃ、発散のためだってのは最初からわかってたけど、ならあんなに優しく触らないで欲しかった。
さっき見た表情とは似つかない、真っ赤になって迫ってくる顔を思い浮かべて胸が切なくなる。鍛錬で日々逞しくなる体に縋り付いて喘いでいたことさえ蘇ってきて体が熱くなった。
つい一昨日までのことで、体が鮮明に感覚を覚えている。
「はぁ……」
思い出して熱を持った下半身に服越しに触れる。
上から何度か擦るとどんどん硬くなって、物足りなくなりズボンをくつろげて下着の中に手を入れた。
ユーリスの手つきを思い出しながら、ユーリスにされている妄想の中で竿を扱き、先端を刺激する。
たった一回のごっこ遊びで言われた好きという言葉を何度も頭で反芻した。
前への刺激は気持ちいいけど、だんだんそれも足りなく感じてくる。
堪らなくなって緩めたズボンを下着ごと脱ぎ捨て手を入れやすいように股を開いて前のめりになった。
先走りがついた人差し指と中指を躊躇いなく口に咥えて唾液をまぶすと、初めて自分の後孔に指を潜らせる。
思ったよりキツい入り口に少し戸惑ったけど、力を抜いて指を推し進めた。
13
↓めちゃくちゃ世話になっている
B L ♂ U N I O N
B L ♂ U N I O N
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