【R18/完結】転生したらモブ執事だったので、悪役令息を立派なライバルに育成します!

ナイトウ

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第1章 幼少期編

6 (エロ)

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傾向:ショタ、手コキ
—————————

俺はせめて毛布の中でその小さな背中を撫でてた。
ひねくれたいけ好かないやつが実はワケありとかやめて欲しい。
好感度ひっくり返りそう。

ユーリスが甘えるように柵越に体をもたれてきたので、抱きとめてしばらく背中をさすってやる。

「ルコ……」

初めて名前を呼ばれた。

「はい。」

「どうしよ。変だ……ちんこ、ムズムズする。」

……はい?

はぁ…、と10歳が出していいと思えない切なげなため息が耳に届く。
白い肌が少し上気して目元が赤らんでいた。
目線を下げればトイレを我慢しているみたいに股間を手で押さえて腿をもじもじ動かしている。

え、これって……は?
なぜ?何か興奮する要素あった!?

「ユーリス様、落ち着いてください。そういう時は素数を数えるのです。」

「そすう?」

だよな。俺が落ち着け。

「えー…難しいこととか、元気が無くなる事を考えてください。」

「母上と兄上のこと?」

「いえ、それはやめましょう。」

「どうしよう……これ、病気なのか……?胸がドキドキする。苦しい。」

不安そうにしているユーリスをぎゅっと抱きしめる。

格子越しに触れた背中からとくとくと鼓動が響いてきた。
はぁ、とまた熱い吐息が漏れる。

「病気ではありません。大人になれば誰でもなる事です。」

「どうしたら治る?」

そりゃまあ、抜けば治るけど、これ俺が教えるの?
色々大丈夫?相手10歳だぞ。俺だってそりゃ子供だけど、通算すれば中身は18歳をゆうに超えてるわけで。
実質児ポでは????

生まれ変わってこの世界に馴染んだ気でいたけど、こういう染み込んだ感覚って中々無くならないもんだな。

「熱い…ルコ……たすけて……」

ユーリスが潤んだ瞳で訴えてくる。
いやいや、どんなに辛そうにしてたって、これは放っておくしか……

……

「……坊っちゃま、そういう時はちんこを気持ちよくなるように擦るんです。一番気持ちよくなるまで出来たらスッキリしますよ。」

とうとう俺は脳裏に染み付いた「児ポ」の二文字を「ゲーム」の三文字で覆って答えた。
世界違うしオナニー教えるくらいはセーフ。
世界違うしオナニー教えるくらいはセーフ。

「ちんこを擦るの?」

「そうです。触る前に手を服で拭いて出来るだけ清潔にして下さい。先っぽの穴は汚れが入るとよくないので触らないように。」

ユーリスが恥ずかしくないように出来るだけ事務的に答える。
まあ、もっと知恵がついたら黒歴史不可避だろうけど俺のせいじゃない。

「じゃあ、私は後ろ向いてますので、ごゆっくり……?」

いやいや、ゆっくりさせてどうする。
俺もだいぶ狼狽えてるぽい。

体の向きを変えようとしたところで毛布を引っ張られ邪魔された。
振り向くと端を握りしめたユーリスの揺れる瞳と目が合う。

「やだ……一人じゃ恥ずかしいから、見ててよルコ……」

いや!見られる方が恥ずかしいことだけどね!?

急に盛るしさっきからちょっとこの子の性癖に懸念が生じている。

「えーっと……分かりました。ちゃんと見てますから。普通は人に見せないんですよ。」

あーもう考えるのやめた。
それで早くことが済むならいいやもう。
こうなりゃヤケだ。
ゲームだし何でもありってことで。

「うん……」

ユーリスは素直にコクリと頷いた。

「えー、では、どうぞ。」

自分でもよくわからないキュー出しをすると、ユーリスが服で手を拭いた後ゴソゴソとズボンの中に突っ込んだ。
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↓めちゃくちゃ世話になっている
B L ♂ U N I O N
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