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引きこもりイケメン天才科学者攻め×平凡流され高校生受け
傾向: 同い年、幼馴染、感度強制強化、キスイき、乳首責め、脇責め
※リクエストを頂いた現代物です。
(ただし設定はとんでも)
————————————
学校から帰って部屋に入ると隣家の悪魔が俺のベッドで寝ていた。
両親とも仕事で、家の住人は誰もいない空間に他人が1人。
瞼を閉じていてもテレビで見るアイドルみたいにイケメンなのが、何年見慣れていても腹立たしい。
何でせっかく18歳の誕生日で、中々のプレゼントも貰って気分がいいのに、こいつの相手をしなきゃいけないんだろう。
ため息を吐きながら部屋の隅にスクバを置いて制服を脱いだ。
こいつが寝ている時にさっさと着替えた方がいいのでTシャツとジャージズボンをタンスから出す。
着る前に制汗スプレーで体を消臭した。
両脇と首筋、胸と腹に吹き付ける。
もう冬だけど、コートのまま暖房の効いた満員電車に乗ると普通に汗ばむから臭ってるかもしれない。
クラスの女子が他の男子を臭いと言っているのを偶然耳にしてから季節に関係なく着替えるときは消臭するようにしている。
別にその子が気になるとかじゃなくて、だって影でそんな悪口言ってる女は嫌だし、ただ人に臭いと思われるのがウザいだけ。
「お誕生日おめでとうメイタ。」
Tシャツから頭を出した所で無駄にイケボな悪魔の声がすぐ背後からして、腕を袖から出す前に胴体部分の布をぐっと引き下げられる。
結果腕を出さずにシャツを着る格好になり、抵抗を封じられたまま背後から抱きしめられた。
「おいっ!マキメ!まだ着替えてるんだから離せよ!」
背後からぴったり密着してきた男に言っても、この悪魔は昔から俺の言う事を聞いた試しがない。
やっぱり今回も解放される事なく引き摺られ、2人で狭いベッドにダイブする事になった。
引きこもりのくせに背が俺より高くて筋肉もついているから、両手を塞がれた状態ではやられたい放題だ。
ベッドに乗り上げて座ったマキメに寄りかかるように座らされ、背後から胴体をがっちり掴まれる。
暴れようとした脚も、ヤツの長い脚で抑え込まれた。
この我が物顔で俺の部屋にフホーシンニュウする、無駄にイケメンイケボな悪魔は五島真貴瑪(マキメ)という。
めちゃくちゃ不本意だけど、隣の家に住む幼馴染だ。
新しい分譲戸建エリアに同じくらいのタイミングで越してきて、父親同士は同じ業界で働き、母親同士は同じ県の出身、子供同士は同い年の一人っ子といろんな共通点があって家族ぐるみの付き合いが始まった。
大きく違うのは、俺がちゃんと学校行っててマキメは引きこもりだってこと。……あとマキメは天才でおれは凡人だってこと。
マキメが学校に行かないのは「必要ないから」だって母ちゃんは言う。マキメは16歳になった夏に高卒認定試験に合格してる。
小5からまともに学校に行ってないにもかかわらずだ。
そしてすぐ後に誰でも知ってる難関名門私立大学にサクっといくつかの論文を送り、学費免除の特待生扱いでの入学を内定させてしまった。
俺が高一の体育祭にクラスで踊る応援のダンスを練習していた頃だ。
今では時折その大学のジジイ共がマキメの教えを乞いに隣家に訪ねてくる。
マキメが自分から大学に行ったことはないし、
きっとあと数ヶ月で大学生になってもそうするつもりだろう。
片や俺は毎日真面目に学校に通って内申を上げ、どうにか中の上くらいの大学推薦を狙えればいいくらいの地頭。
引きこもりのマキメと凡人の俺。
果たして正解の生き方はどっちだ。
そんな俺の複雑な心境なんてどうせ酌む気もないマキメが服の上から体を弄ってくる。
「止めろよ!キショいんだけど!!」
可愛くていい匂いがする女子に触られるならともかく、マキメとか。うえ、背中が生暖かいの勘弁して。
「今はね。まだ1分半くらいしか経過してないから。あと1分半程度はかかる。」
「は?……お前また何か俺で実験してるな!?」
「ふふ、どうかな。」
これは絶対何かしてる。死ねばいいのに。
変な症状が出る前にこいつから離れた方がいい、というのは昔からの経験から学んだことだ。
必死に拘束を解こうと体を捩ってみるけど、ますますきつく抱き込まれて俺の首筋に顔が埋まってくる。
すうっと匂いを嗅がれて背筋が寒くなった。
「ちゃんと消臭成分も入れたから匂いしないや。残念。」
「おまっ、まさかあのスプレー!?」
いつも使ってる制汗スプレー、あれは果たして中身までいつものだったのか。
「ふふっ、でもそういう時は匂いも大事だから、完成品に消臭剤は入れないよ。今回はメイタにつけてもらうため特別ね。」
こいつが部屋にいるのに安易に部屋のものを使った自分を深く反省した。
人を何回モルモットにしたら気がすむのか。
マキメの父親は、ガンの治療薬からコンドームまで幅広く製造する国内最大手製薬会社に勤務する研究開発者だ。
そして最近のその会社の画期的な開発はマキメが殆ど手掛けている。
表向きは父親の業績になってるから、会社ではマキメの父はグループの会長も一目置く神様みたいな存在らしい。
それはリストラにあったうちの親父が、マキメの父親の一言でこの超大手企業の営業職に破格の待遇で雇用されたことからも明らかだ。
おかげで俺たち家族はマキメの家族に頭が上がらない。
親父をクビにした中堅製薬会社が、まもなくマキメが俺に雑談で話していたのによく似た画期的なハゲの治療薬を発売して業界2位に成り上がったとしてもだ。
マキメは暇つぶしに父親の仕事を手伝いながら新しい開発をしょっちゅうしていて、そのろくでもない実験にいつも俺を巻き込む。
傾向: 同い年、幼馴染、感度強制強化、キスイき、乳首責め、脇責め
※リクエストを頂いた現代物です。
(ただし設定はとんでも)
————————————
学校から帰って部屋に入ると隣家の悪魔が俺のベッドで寝ていた。
両親とも仕事で、家の住人は誰もいない空間に他人が1人。
瞼を閉じていてもテレビで見るアイドルみたいにイケメンなのが、何年見慣れていても腹立たしい。
何でせっかく18歳の誕生日で、中々のプレゼントも貰って気分がいいのに、こいつの相手をしなきゃいけないんだろう。
ため息を吐きながら部屋の隅にスクバを置いて制服を脱いだ。
こいつが寝ている時にさっさと着替えた方がいいのでTシャツとジャージズボンをタンスから出す。
着る前に制汗スプレーで体を消臭した。
両脇と首筋、胸と腹に吹き付ける。
もう冬だけど、コートのまま暖房の効いた満員電車に乗ると普通に汗ばむから臭ってるかもしれない。
クラスの女子が他の男子を臭いと言っているのを偶然耳にしてから季節に関係なく着替えるときは消臭するようにしている。
別にその子が気になるとかじゃなくて、だって影でそんな悪口言ってる女は嫌だし、ただ人に臭いと思われるのがウザいだけ。
「お誕生日おめでとうメイタ。」
Tシャツから頭を出した所で無駄にイケボな悪魔の声がすぐ背後からして、腕を袖から出す前に胴体部分の布をぐっと引き下げられる。
結果腕を出さずにシャツを着る格好になり、抵抗を封じられたまま背後から抱きしめられた。
「おいっ!マキメ!まだ着替えてるんだから離せよ!」
背後からぴったり密着してきた男に言っても、この悪魔は昔から俺の言う事を聞いた試しがない。
やっぱり今回も解放される事なく引き摺られ、2人で狭いベッドにダイブする事になった。
引きこもりのくせに背が俺より高くて筋肉もついているから、両手を塞がれた状態ではやられたい放題だ。
ベッドに乗り上げて座ったマキメに寄りかかるように座らされ、背後から胴体をがっちり掴まれる。
暴れようとした脚も、ヤツの長い脚で抑え込まれた。
この我が物顔で俺の部屋にフホーシンニュウする、無駄にイケメンイケボな悪魔は五島真貴瑪(マキメ)という。
めちゃくちゃ不本意だけど、隣の家に住む幼馴染だ。
新しい分譲戸建エリアに同じくらいのタイミングで越してきて、父親同士は同じ業界で働き、母親同士は同じ県の出身、子供同士は同い年の一人っ子といろんな共通点があって家族ぐるみの付き合いが始まった。
大きく違うのは、俺がちゃんと学校行っててマキメは引きこもりだってこと。……あとマキメは天才でおれは凡人だってこと。
マキメが学校に行かないのは「必要ないから」だって母ちゃんは言う。マキメは16歳になった夏に高卒認定試験に合格してる。
小5からまともに学校に行ってないにもかかわらずだ。
そしてすぐ後に誰でも知ってる難関名門私立大学にサクっといくつかの論文を送り、学費免除の特待生扱いでの入学を内定させてしまった。
俺が高一の体育祭にクラスで踊る応援のダンスを練習していた頃だ。
今では時折その大学のジジイ共がマキメの教えを乞いに隣家に訪ねてくる。
マキメが自分から大学に行ったことはないし、
きっとあと数ヶ月で大学生になってもそうするつもりだろう。
片や俺は毎日真面目に学校に通って内申を上げ、どうにか中の上くらいの大学推薦を狙えればいいくらいの地頭。
引きこもりのマキメと凡人の俺。
果たして正解の生き方はどっちだ。
そんな俺の複雑な心境なんてどうせ酌む気もないマキメが服の上から体を弄ってくる。
「止めろよ!キショいんだけど!!」
可愛くていい匂いがする女子に触られるならともかく、マキメとか。うえ、背中が生暖かいの勘弁して。
「今はね。まだ1分半くらいしか経過してないから。あと1分半程度はかかる。」
「は?……お前また何か俺で実験してるな!?」
「ふふ、どうかな。」
これは絶対何かしてる。死ねばいいのに。
変な症状が出る前にこいつから離れた方がいい、というのは昔からの経験から学んだことだ。
必死に拘束を解こうと体を捩ってみるけど、ますますきつく抱き込まれて俺の首筋に顔が埋まってくる。
すうっと匂いを嗅がれて背筋が寒くなった。
「ちゃんと消臭成分も入れたから匂いしないや。残念。」
「おまっ、まさかあのスプレー!?」
いつも使ってる制汗スプレー、あれは果たして中身までいつものだったのか。
「ふふっ、でもそういう時は匂いも大事だから、完成品に消臭剤は入れないよ。今回はメイタにつけてもらうため特別ね。」
こいつが部屋にいるのに安易に部屋のものを使った自分を深く反省した。
人を何回モルモットにしたら気がすむのか。
マキメの父親は、ガンの治療薬からコンドームまで幅広く製造する国内最大手製薬会社に勤務する研究開発者だ。
そして最近のその会社の画期的な開発はマキメが殆ど手掛けている。
表向きは父親の業績になってるから、会社ではマキメの父はグループの会長も一目置く神様みたいな存在らしい。
それはリストラにあったうちの親父が、マキメの父親の一言でこの超大手企業の営業職に破格の待遇で雇用されたことからも明らかだ。
おかげで俺たち家族はマキメの家族に頭が上がらない。
親父をクビにした中堅製薬会社が、まもなくマキメが俺に雑談で話していたのによく似た画期的なハゲの治療薬を発売して業界2位に成り上がったとしてもだ。
マキメは暇つぶしに父親の仕事を手伝いながら新しい開発をしょっちゅうしていて、そのろくでもない実験にいつも俺を巻き込む。
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