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6,(エロ)
しおりを挟む「んんっ、はぁ……こんな、知らないからっ……はぁ、ああぁっ……」
袴を留めていた帯が解かれて下着の中に侵入され、直接握り込まれた。
滲んでいた先走りを塗り広げるように擦りたてられる。
今までずっと試験対策ばかりで、縁談も一人前になったらと断ってきた。
もちろん遊びで誰かと触れ合ったこともない。
勉強の息抜きに一人で抜くだけだ。
人に触られるのがこんなに気持ちいいなんて。
「じゃあ、覚えろよ。俺にこうされてどれくらい感じるか。」
吐き出すように言ったセイ君が下着ごと私の袴をズルッと引き下ろした。
拘束していた手が離れて両手は自由になったけど、剥き出しになった両膝裏を抱えられて腿を上半身に押しつけるように持ち上げられる。
足の拘束を解こうと膝裏を持つ手に手を伸ばしたところで、中心がぬるりとした熱いものに包まれ衝撃が走った。
思わず引き剥がすはずだった手首にすがりつく。
ぢゅっ、ちゅぱ、じゅぷじゅぷ、れろぉ……
「ああぁっ!あっ……うそっ、んあぁっ……まっ、やめてぇ……はぁ……ぁンッ」
セイ君が私のモノを咥えて吸い付き、舐め回している。
信じられない光景だけど、それ以上にそこから生まれる気持ち良さに頭が真っ白になりそうだ。
いつのまにか膝裏を抱えていたセイ君の手が、しがみついていた僕の手に絡められていた。
握られた手をぐっと自分の体に押し付けられると、自分の膝裏が手首に乗り一緒にぐぐっと胸に押し付けられる。
抵抗を塞がれて、自分で足を広げるような格好にされて、でも強く握られた手が縋り付かれてるみたいで、ちょっと混乱した。
「っんん……せぃ、くっ……あっ、もう、出ちゃうから……離してっ……」
激しくなる責めに耐えられそうもなく、射精感が込み上げてくる。
自分ではどうしようもないから手遅れになる前にとセイ君に知らせた。
ぢゅうううっ
なのに、そのまま出せと言わんばかりにセイ君の口内は一際強く吸い付いてくる。
限界だった。
「んはあぁ!!だめっ……りゃめぇ……!っ……あああ゛あ゛ぁ゛っ……!!」
びくびくっ、びくん!びゅるるっ、びゅくん
不自由な体勢のまま、ビクビク腰が痙攣してセイ君の熱い口の中に放出する。
出し終わってもくちくちと鈴口を尖らせた舌がほじってきて痙攣が止まらなかった。
やっと性器からちゅぷんと音を立てて唇が離れ、はぁ……と脱力する。
握られていた手が離れた。
これで終わりだと思った。
けど、脱力した体をごろっとひっくり返されてうつ伏せにされ、尻を突き出すように腰を持ち上げられておかしいと気付く。
「せ、セイ君?……ひぁっ……」
つうっと尻に人肌の液体がかかる感触。
その意味を理解して、奥がずくんと疼いた。そんな自分に危機感を抱き思わず体が逃げる。
体を起こし四つん這いになった所で、背後からセイ君の体が被さってきてぎゅっと抱きしめられる。
「なあ、逃げるなよ。」
今までの強引なやり方に似合わない縋るような声色にハッとする。
私はさっき兄としてセイ君を受け止めると決めたはずだ。
……いやこれ、受け止めて大丈夫なやつ?
ダメだ。考えがまとまらない。
混乱で動きが止まった体に、後ろから抱きついたセイ君の動きが再開する。
さっき垂らされたぬるぬるした何かを塗りこむように尻の割れ目をなぞられた。
指が会陰まで伸びてそこをふにふにマッサージの様に揉まれる。
「っあ……」
マットに着いた両手に力がこもってシーツの皺を増やした。
指が尻まで戻ってきて、滑る液体を塗りこむように指先がつぷっと穴に差し込まれる。
「ふぁっ……な、何塗って……」
「リンのザーメン」
「なっ……」
ぬるつくものがさっき自分が出したものだと分かってカッと顔が熱くなった。
「大丈夫。気持ち良くしてやるから。」
宥めるように言いながらぬちっとまた指が後ろに埋め込まれる。
「んんっ……い、痛くしない?」
「努力する。」
努力かよ!そこは約束してよ!
「……わかった。セイ君がそれで寂しくなくなるなら、い、いいよ。逃げない。」
ぐっと敷き布を掴み直して身構えた。
「っ……はぁ……ぶち犯す。」
いや努力しよ!?
突っ込みを入れる寸前ごりゅっと埋め込んだ指を大きくかき回されて衝撃で息を飲んだ。
指全体を何回か出し入れしたあと、圧迫感の増した挿入をされる。
指の数が増えたみたいだ。
増えた接触面をより嬲るようにごりゅごりゅ、じゅぶじゅぶ、指が抜き差しされる。
ああもうどうしよう。こんなことまで人にされるのは何倍も気持ちがいいなんて。
中をいろんな角度から擦られてるうち、お腹側の浅いところにあるイイ所をくりゅっと指が押しつぶした。
「あ、あ、そこは……」
更に刺激されて頭を突き抜けるような快楽がそこから生まれる。
「ああぁンッ!!ひぁぁ、そこ……だめぇ……」
「ここ?」
反応した場所を集中して指が抉ってくる。
「やああぁっ……しょこ、触んないでっ……ひぅっ……んんんっ」
「痛いか?」
聞かれて首を横に降る。
痛くないけど、気持ち良すぎて辛い。
「じゃあ、大丈夫だな。」
大丈夫じゃない!
「あっ、やだっ……気持ちくてやだから!ぐりぐりやだ!」
突っ張っていた右手を後ろに伸ばして指を抜こうと試みる。
「こーら。大丈夫だって。ほら、ぐりぐり気持ちいいんだろ?」
「ああああぁっ……はひっ……んあ、あぁぁっあっ……」
ごりゅ、ごりゅっと音がしそうなくらいそこを押しつぶされて、伸ばした腕から力が抜ける。片手じゃ支えきれなくなった上半身が前のめりに崩れた。
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