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20, エロ
しおりを挟む「あぁっ……っ……はぁ、あっ、やぁ……前っ、だめだって、これぇ……んんんっ、やらぁ!」
昨日よりも更にアカオが反応してる理由は、今日は直接亀頭を刺激されているからだった。
昨日の会陰への刺激は間接的なもどかしいものだったが、今日はペニスの一番敏感なところに容赦なく振動を与えられている。
乳首の性感と合間って射精感があっという間に募るが、思わず跳ねそうになる体をアカオは必死で堪えた。
コンドームとテープで固定されていると言っても亀頭に設置された丸いローターはそれなりに不安定だ。
しかも乳首と違い分泌されるカウパーでどんどん滑りやすくなる。
快感に腰を振ってしまい万一にも外れてしまったら、浣腸と強制排泄のお仕置きが待っていると思うと、アカオはついくねりそうになる体を必死で我慢した。
そうすると快感を逃せなくて益々気持ち良さが募るのだが、アカオには他になす術がない。
「あっ……だめ、だめだめ……んっ、ぁ……あ!イっ……っちゃ……っあ」
射精感が込み上げ、腰に力が入る。そうすると、中に挿れられたエネマグラが締め付けられて、直腸側から前立腺を押し上げる。
まだ性感帯としては目覚めきっていないそこに快感と同時に圧迫感を覚えさせられ、段々とその二つが混ざっていった。
「イくっ、イっ……あ゛あぁっ……」
とうとう責めに耐えきれなくなり、腰を反らせながらカクッカクッと宙に突き出しアカオが絶頂する。
動きを我慢しようと思っても耐えきれなかった。
幸か不幸か取り付けられたローターはその衝撃にも外れることなく、アカオの亀頭の先に止まった。
トキノの言うお仕置きは回避できたが、それはこの刺激がこの先も続く事を示していた。
絶頂の余韻に腰がヒクつく度に、エネマグラの丸い先端はアカオの前立腺を確実に弄んでいく。
コンドームの中はアカオの吐き出した精で更に滑りやすく不安定になったので、この先の刺激にはより静かに耐えないといけない。けれどアカオの前も後ろもイく前よりも更に敏感になってしまった。
「あああぁっ……とまれっ、止まれよぉ……」
イっても終わらない亀頭への刺激に、アカオは気が狂いそうな快感を感じ続けている。
さっきは多少我慢できた体の動きも激しくなり、一度吐き出して萎えた性器も直ぐに勃起しはじめた。
「んひっ……あ、中……なにぃ……?」
動く度に前立視線を押しつぶされているのはさっきと変わらないが、なんだか圧迫感以外の感覚を覚え初めてアカオは快楽に飲まれながらもわずかに混乱を見せた。
けれどそのわずかな感覚も、亀頭への強い刺激に上書きされていく。
「うああぁっ……イくっ、ちんこっとまらな……」
さっきよりも更に短い時間でアカオは再び果て、それが終わればまた終わらない刺激に無理やり射精まで高められていくのを何度も繰り返した。
数時間後、戻ってきたときのアカオは部屋に入ってきたトキノに目もくれず微かに震えながらベッドに寝そべっていた。
見れば取り付けていたゴムは外れ、体液に塗れたペニスは剥き出しのまま緩く勃った状態だ。
ドア付近から遠目で見ただけでも生唾を飲み込みそうになる光景に、直ぐに近寄って詳しい様子を確認していく。
近づかれてやっとその存在に気付いたアカオが蕩けた顔で目線だけをトキノに送る。
それだけでトキノはたまらなく興奮した。
こうなるまでにどれだけ兄さんは乱れたのだろう。
後でシーリングライトに取り付けた隠しカメラがPCに転送した映像を見るのが楽しみだ、とトキノは思わず口の端を歪めた。
「うぁ……ときにょ……にゃかがぁ、あっ……うそっ、来ちゃ……」
背をしならせて極めそうになってる様子に事態を察し、時のは素早くアカオの股間に手を差し入れてエネマグラの取っ手を掴んだ。
そのまま刺激しないようにゆっくり引き抜く。
イく直前で前立腺への刺激がなくなり、アカオが安心したような落胆したような複雑な表情を見せた。
それにわずかな苛立ちを覚える。
取れたゴムが体の直ぐ脇に転がっていて、電源に繋げたままゴムを被せたロータが中でまだ振動していた。
ゴムの中と周囲には大量の精液が散っていた。
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