8 / 27
8,(エロ)
しおりを挟む
「…………っ、はぁ、きもち、い……」
これは本心じゃない。最悪の事態を免れるための方便だ。
だから、言った後に更に刺激に対して敏感に体が反応するようになったのも偶然だ。
「本当?気持ちいいか?」
意外なくらいに弾む声で言った後に舌先がちんこの先端のくぼみに突き刺すように入り込んで舐る。
言葉が発せられないくらいの刺激で、耐えながら乱暴に縦に首を振った。
「……もっと欲しい?」
更に重ねられる問いにも、解放されたい一心で適当に頭を振って肯定する。
「そう、じゃあもっとしてやるよ。」
すぐに先端を口に含まれてぢゅぅっ、ときつく吸われた。
「ん゛ああ゛あ゛っ、まっ……やだぁ……イっ、イくっから……」
衝撃が強くて無意識に奴の頭にすがりつく。
鈴口を吸われ続ける刺激に耐えられず、快感が耐えられる限界を超えた。
とぷっとぷっ
ぢゅううぅっ
「へあぁっ……やらぁ……はなしぇ……あ゛っ、やらぁ……ちんこ、へんなるっ……はなして……」
射精している間もずっと搾り取るように吸い上げられて更に快感が叩き込まれた。イって過敏になった中心に続く刺激におかしくなりそう。
もう何も出なくなっても、ちゅうちゅうと吸引はしばらく終わらなくて腰がいつまでもビクビク痙攣してしまう。
ちゅぱっ、と聞き苦しい音を立ててやっと奴が余の性器を解放した。
絶頂後の萎えたものに、ツツっと口に含んだ精液を垂らしかけてくる。
生暖かい液体が竿を流れ落ちる感覚にまた身震いした。
果てて少し冷静になると、約束を破られた怒りが湧く。
「うそつきっ、言ったら止めるって……」
いや、そもそもこんな奴の話を信用するべきじゃなかった。最悪な奴だ。
「だって、もっとって言っただろ。」
「だからそれは、言ったら止めるって貴様が言うからっ!」
「そっちは言ってないだろ。気持ちいいって言ったから止めるつもりだったけど、その後もっと欲しいって言うから、続けていいのかと思った。」
ぐぬぬ……ずるくない!?卑怯じゃない!?
こっちは訳わかんなくされてる中必死だったのに!!
「悪かった。怒るなよ。まだいっぱい気持ち良くするから。」
「いっ、いらないって、うわっ……」
両膝裏を掬われて脚を持ち上げられる。
股間をさらけ出す格好が恥ずかしい。
浮いた腰の下に枕を乱暴に押し込まれ、尻を奴に向けた形に固定された。
ぶちゅっ、ぐちゅぐちゅ、ぐちゅ、
「ひぁっ、もうそこ、さわんなぁっ!」
足首をひとまとめに持たれ体を折りたたまれた後、精液塗れの余のちんこを奴の手がまた擦り上げ始める。
「わかってる。次はこっちな。」
余の吐き出したものがまとわりついた手が、性器の更に奥にある尻の穴に触れた。
「!?、そっちって……」
嫌な予感がして体をよじるが、足首を固定されていて腰を上下させるくらいしかできない。
「腰揺らして、誘ってる?」
「誰がっ……っぁあっ、なんでっそこぉ」
濡れた指先が、ぬぷっと穴を押し広げて差し込まれた。
「知らないのか?あんたのここに、俺のちんこハメんだよ。」
……はぁ?何だそれバカ言え余の繊細な穴にそんなの入る訳ないだろ。
「っやだっ!離せ!」
ぐちっ
「っひぁっ!」
危機感に暴れると、咎めるように後孔に侵入した指が奥に押し込まれた。
その指が当たった部分からビリっとした感覚が体を走り抜ける。
ななな何だ今の!?
「ここ好きなのか?今自分で押し付けたな。」
ぐにゅぐにゅ、ぶちゅ、こりゅっこりゅっ
「っんはぁっ……ちがっ、そこへんだから、んくぅ……あっ、ひ、……ぐりぐりすんなぁ!」
丁度性器の付け根の裏あたりを指でぐりぐりされると、性器を扱かれた時のような気持ち良さがそこから広がる。
いや、押されるだけでちんこ扱かれるのと同じくらい気持ちいいので、下手したらちんこ以上に気持ちいいかもしれない。
じゅぷっ、じゅぷっ……
「っんくっ……はぁ、あっ……ゆび、……んはっ、ふやす……なぁ、…んんあぁ……ごしごし……やらぁ…っんひぃ……」
余の制止を全く気にせず、指がどんどん増えて押すだけだったそこをしごきあげるように動き始める。
もう脚は抑えられてなくて自由に動くけど、襲ってくる快感に逃げるどころじゃなくなっていた。
ただカエルみたいに開いて体の両脇にぶら下がった脚が中の動きに反応してビクビク跳ねてるだけ。
「あっ、やら……なんか、おかしい。イきそ……あっ、……なんで……なんれぇ……」
全然前に触ってないのに、またガチガチに固くなってどんどん絶頂感が迫ってくる。
ぐしゅっ、じゅぷっ、ずるる……
「あ゛あ゛っ……はっ、はぁ……なに?」
もうイくっ、と思って身構えたら、急に指が抜けていって刺激がなくなった。
寸前で放置された体が、意に反してずくずく疼く。
その物足りなさを感じ始めた入り口に、熱いものがぺたりとあてがわれた。
「なあ、挿れていい?」
いつのまにか耳元までまた移動してきた奴の唇が掠れた声で囁く。
何を、と言おうとしてさっき言われた言葉を思い出した。
尻に当たってるのはやつの……
これを、余の中に挿れる?
…………。
これは本心じゃない。最悪の事態を免れるための方便だ。
だから、言った後に更に刺激に対して敏感に体が反応するようになったのも偶然だ。
「本当?気持ちいいか?」
意外なくらいに弾む声で言った後に舌先がちんこの先端のくぼみに突き刺すように入り込んで舐る。
言葉が発せられないくらいの刺激で、耐えながら乱暴に縦に首を振った。
「……もっと欲しい?」
更に重ねられる問いにも、解放されたい一心で適当に頭を振って肯定する。
「そう、じゃあもっとしてやるよ。」
すぐに先端を口に含まれてぢゅぅっ、ときつく吸われた。
「ん゛ああ゛あ゛っ、まっ……やだぁ……イっ、イくっから……」
衝撃が強くて無意識に奴の頭にすがりつく。
鈴口を吸われ続ける刺激に耐えられず、快感が耐えられる限界を超えた。
とぷっとぷっ
ぢゅううぅっ
「へあぁっ……やらぁ……はなしぇ……あ゛っ、やらぁ……ちんこ、へんなるっ……はなして……」
射精している間もずっと搾り取るように吸い上げられて更に快感が叩き込まれた。イって過敏になった中心に続く刺激におかしくなりそう。
もう何も出なくなっても、ちゅうちゅうと吸引はしばらく終わらなくて腰がいつまでもビクビク痙攣してしまう。
ちゅぱっ、と聞き苦しい音を立ててやっと奴が余の性器を解放した。
絶頂後の萎えたものに、ツツっと口に含んだ精液を垂らしかけてくる。
生暖かい液体が竿を流れ落ちる感覚にまた身震いした。
果てて少し冷静になると、約束を破られた怒りが湧く。
「うそつきっ、言ったら止めるって……」
いや、そもそもこんな奴の話を信用するべきじゃなかった。最悪な奴だ。
「だって、もっとって言っただろ。」
「だからそれは、言ったら止めるって貴様が言うからっ!」
「そっちは言ってないだろ。気持ちいいって言ったから止めるつもりだったけど、その後もっと欲しいって言うから、続けていいのかと思った。」
ぐぬぬ……ずるくない!?卑怯じゃない!?
こっちは訳わかんなくされてる中必死だったのに!!
「悪かった。怒るなよ。まだいっぱい気持ち良くするから。」
「いっ、いらないって、うわっ……」
両膝裏を掬われて脚を持ち上げられる。
股間をさらけ出す格好が恥ずかしい。
浮いた腰の下に枕を乱暴に押し込まれ、尻を奴に向けた形に固定された。
ぶちゅっ、ぐちゅぐちゅ、ぐちゅ、
「ひぁっ、もうそこ、さわんなぁっ!」
足首をひとまとめに持たれ体を折りたたまれた後、精液塗れの余のちんこを奴の手がまた擦り上げ始める。
「わかってる。次はこっちな。」
余の吐き出したものがまとわりついた手が、性器の更に奥にある尻の穴に触れた。
「!?、そっちって……」
嫌な予感がして体をよじるが、足首を固定されていて腰を上下させるくらいしかできない。
「腰揺らして、誘ってる?」
「誰がっ……っぁあっ、なんでっそこぉ」
濡れた指先が、ぬぷっと穴を押し広げて差し込まれた。
「知らないのか?あんたのここに、俺のちんこハメんだよ。」
……はぁ?何だそれバカ言え余の繊細な穴にそんなの入る訳ないだろ。
「っやだっ!離せ!」
ぐちっ
「っひぁっ!」
危機感に暴れると、咎めるように後孔に侵入した指が奥に押し込まれた。
その指が当たった部分からビリっとした感覚が体を走り抜ける。
ななな何だ今の!?
「ここ好きなのか?今自分で押し付けたな。」
ぐにゅぐにゅ、ぶちゅ、こりゅっこりゅっ
「っんはぁっ……ちがっ、そこへんだから、んくぅ……あっ、ひ、……ぐりぐりすんなぁ!」
丁度性器の付け根の裏あたりを指でぐりぐりされると、性器を扱かれた時のような気持ち良さがそこから広がる。
いや、押されるだけでちんこ扱かれるのと同じくらい気持ちいいので、下手したらちんこ以上に気持ちいいかもしれない。
じゅぷっ、じゅぷっ……
「っんくっ……はぁ、あっ……ゆび、……んはっ、ふやす……なぁ、…んんあぁ……ごしごし……やらぁ…っんひぃ……」
余の制止を全く気にせず、指がどんどん増えて押すだけだったそこをしごきあげるように動き始める。
もう脚は抑えられてなくて自由に動くけど、襲ってくる快感に逃げるどころじゃなくなっていた。
ただカエルみたいに開いて体の両脇にぶら下がった脚が中の動きに反応してビクビク跳ねてるだけ。
「あっ、やら……なんか、おかしい。イきそ……あっ、……なんで……なんれぇ……」
全然前に触ってないのに、またガチガチに固くなってどんどん絶頂感が迫ってくる。
ぐしゅっ、じゅぷっ、ずるる……
「あ゛あ゛っ……はっ、はぁ……なに?」
もうイくっ、と思って身構えたら、急に指が抜けていって刺激がなくなった。
寸前で放置された体が、意に反してずくずく疼く。
その物足りなさを感じ始めた入り口に、熱いものがぺたりとあてがわれた。
「なあ、挿れていい?」
いつのまにか耳元までまた移動してきた奴の唇が掠れた声で囁く。
何を、と言おうとしてさっき言われた言葉を思い出した。
尻に当たってるのはやつの……
これを、余の中に挿れる?
…………。
10
↓めちゃくちゃ世話になっている
B L ♂ U N I O N
B L ♂ U N I O N
お気に入りに追加
659
あなたにおすすめの小説

30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる