傲慢エルフと変態キメラ Vo1

鈴紐屋 小説:恋川春撒 絵・漫画:せつ

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◇マヤ

教会6

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そんな経緯いきさつがあって、ガルフは本日教会に来ていた。
別にザッツの話を丸ごと信じたワケでは無いが、他に探すアテも無い、ダメでもともと位の気持ちで教会に足を運んで来た。
教会の修道士(ガレイア教会の一番位の低い教会職員。教えを説く資格を持たない見習いの様な物)に聞くところによると、赤ずきん達が活躍するのは主に舞台の出し物との事だった。
マヤが居るかどうかも聞いたが、あくまで町人の有志で協力しているという建前が有るので名前や職業は原則教えられないと言われてしまった。
仕方がないのでガルフは本日三杯目のエールを片手に、バザーで買った摘みを時々口に運びながら舞台での出し物を観客席の一番後ろの列の一角を陣取り、冷めた目を向けながら、観客ごと見物する事にした。
舞台の上では町で人気の歌手や赤ずきん達が劇の前座として創意工夫を凝らした短いショーを繰り広げている。
歌手はともかく性を売る事を生業なりわいにしている赤ずきん達のショーは過激で、ここが教会で無くとも、昼日中に上演して良い代物なのかガルフでさえ首をかしげる出来栄えだった。
今上演している二人組の赤ずきんとみられるペアは加虐色が全面に出されたダンスを披露している。ドラムの効いた音楽に合わせて絡み合う様なダンスをしているが、片方の衣装が段々むしり取られて今や下は革製の、腰の部分が金属製のリングで繋がっているやたらと生地の少ない下着一枚になっていた。
はぎ取られた方は羞恥に頬を染めながらもダンスの相方が絶妙のタイミングで与える愛撫や痛みに悶え股間を膨らませている。
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