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◇マヤ

マヤの値段10

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「マヤ・・・」
マヤの漢膣に愛撫されて、すっかり固くなってしまったガルフは股間をズドンと一回奥まで押し込む。
「あぁぁぁっ・・・気持ちいぃ・・・何でぇ・・・こんなにいぃのぉ・・・」
四つん這いの腰だけを高くした雌猫が交尾の時にする様な恰好をさせられたマヤはそのままカクカクと腰を振って快感に酔いしれ始めた。
ガルフの顔が驚喜で彩る。
「このっ・・・抱きつぶしても知らねぇからな!」
「あう・・・・いひぃ・・・いぃっ・・・イイよう・・・もうマヤを壊してもイイからぶち込んでぇ・・」
「っ・・・!ド淫乱がぁっ・・!」
ガルフはマヤのせがむ侭に太陽が昇りきるまで貪りあった。

◆◆◆

殆ど徹夜で好みの男を散々食い散らかしてご機嫌のガルフは本日最後の一回と決めて最早人形の様になってしまったマヤをゆっくりゆすり上げていた。
陶然と身を任せるマヤを上から見下ろしながらゆっくりとゆすり乱れた髪を整える。
その手は酷く優しい。
ガルフは自覚が無かったが、こんな行動はガルフにしては前代未聞の事だ。
そもそもガルフは買った男にそんな優しい事をする事は無かった。
「マヤ・・・」
名を呼ぶ声まで酷く甘い。
呼ばれたマヤがゆっくりと焦点だけをガルフに合わせた。
「マヤ・・・満足したか?」
問われたマヤの口元が笑みを作る。
ガルフもくつくつと喉で笑った。
「・・・マグロがダメだなんて何処の初心者が言ったんだかな・・・」
もはや腕一本動かせずにいるマヤの下腹の裏あたりを擦ってやると。健気に中が吸い付いて来た。
「滅茶苦茶たまらねぇじゃねえか。」
可愛いマヤの下腹を褒美代わりに魔力を込めた手でするりと撫でるとマヤの表情は又焦点の定まらない卑猥な人形の様になり乳首がツンと勃起した。
まだ応えてくれるのか、とガルフは自分の胸の奥に何か云いようの無い気持ちがこみ上げてくるのを感じていた。
一晩かけてさんざん貪り尽くしたのにまだ足りないと思ってしまう。
ずっとずっとこの可愛い娼夫が自分の腕の中に居れば良いのに。
「俺のは旨かったろう?・・・なぁマヤ」
胸の尖りときゅっと摘まむと小さく鳴いた。
マヤの視線がゆるゆるとガルフに戻ってきた。
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