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◇マヤ
花町ヴィオモラ1
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実際の所、ガルフはヴィオモラに一月で着いた。
足に身体強化の魔法をかけて走ったのだ。
チェチェイカは魔導推奨国だ、むろん魔法使いも珍しくない。
瞬間移動等の大きな魔法は目立つがもともと高齢者の肉体補助として開発された肉体強化魔法ならあり触れていて目立たない。
身体能力の高いエルフのガルフが使えば効果は中々のものだった。
それでも、一山手前位までに使用は止めそこからは普通に歩いた。
可能性が低いとは言え、今回の探し物はドラゴン交じりかもしれないのだ。
思いつく限りのリスクは避けようと考えた。
・・・・・浮いた時間でヴィオモラで遊びたいという目論見も否定はしない。
さて、空いた時間でヴィオモラで何して遊ぼうかなとウキウキしながらチェチェイカの唯一国営施設である入町門で、ヴィオモラでしか行われていない年齢確認の為の入町受付をしながらザっと外から町を眺めて『ヒュー』っと口笛を吹いた。
真昼間だというのに町の中にはたくさんの『赤ずきん』らしき姿が見えた。
中にはおかしな動きをしている客らしき人間と赤ずきんもいる。
『ヴィオモラに行けば買えない快楽は無い』
これは世界中で言われている事だ。
元々港町だったヴィオモラはもともとそういった如何わしい店が沢山ある町だった。
ヴィオモラは三方を大きな川と海で囲まれた地形にあり、その地形を生かし川をさらに広げて陸続きの部分に大きな壁を作り、町の出入りを厳しく管理し未成年が町へ入る事の無い様にしてある。
そうしてヴィオモラは夜も昼も関係ない快楽の楽園と化したのだ。
ヴィオモラの中に住居を置けるのは未成年以外、子供のいる町で働く者は壁の外の名前の無い居住区に住居を構えている。
足に身体強化の魔法をかけて走ったのだ。
チェチェイカは魔導推奨国だ、むろん魔法使いも珍しくない。
瞬間移動等の大きな魔法は目立つがもともと高齢者の肉体補助として開発された肉体強化魔法ならあり触れていて目立たない。
身体能力の高いエルフのガルフが使えば効果は中々のものだった。
それでも、一山手前位までに使用は止めそこからは普通に歩いた。
可能性が低いとは言え、今回の探し物はドラゴン交じりかもしれないのだ。
思いつく限りのリスクは避けようと考えた。
・・・・・浮いた時間でヴィオモラで遊びたいという目論見も否定はしない。
さて、空いた時間でヴィオモラで何して遊ぼうかなとウキウキしながらチェチェイカの唯一国営施設である入町門で、ヴィオモラでしか行われていない年齢確認の為の入町受付をしながらザっと外から町を眺めて『ヒュー』っと口笛を吹いた。
真昼間だというのに町の中にはたくさんの『赤ずきん』らしき姿が見えた。
中にはおかしな動きをしている客らしき人間と赤ずきんもいる。
『ヴィオモラに行けば買えない快楽は無い』
これは世界中で言われている事だ。
元々港町だったヴィオモラはもともとそういった如何わしい店が沢山ある町だった。
ヴィオモラは三方を大きな川と海で囲まれた地形にあり、その地形を生かし川をさらに広げて陸続きの部分に大きな壁を作り、町の出入りを厳しく管理し未成年が町へ入る事の無い様にしてある。
そうしてヴィオモラは夜も昼も関係ない快楽の楽園と化したのだ。
ヴィオモラの中に住居を置けるのは未成年以外、子供のいる町で働く者は壁の外の名前の無い居住区に住居を構えている。
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