傲慢エルフと変態キメラ Vo1

◇エルフのガルフ

傲慢エルフのガルフ９

「さすが逢引宿ラブホテル、設備も充実だな。」
風呂場だというのに背もたれの無い石で出来た長椅子が有る、シンプルな長方形だが大人の男が抱き合って跨いで座れる長さが有り、真ん中がちょうど拳一つ入る位の隙間が尻の下に出来る様にヘコんでいる。何のためのヘコみなのかは言うもの野暮だ。
向かい合わせてで座り娼夫を自分の胸に凭れさせかけて湯をかけながら中の物をかき出してやる。
完全に気絶されると逆に面倒なのでごく軽く回復魔法をかけてやったら時折ピクリと腰をゆらし始めた。
本当に嫌なのか必死で平気な振りをしている事が逆にガルフを嗜虐心をくすぐった。
中に突っ込んだ指を意地悪く性欲を刺激する様に動かしてやるとしがみ付く娼夫の腕の力が強くなる。
眼下にさらされている細い首に唇を這わせて耳の裏までなめ挙げてやった。
「ふっ・・・・くぅ・・・」
縋りつく娼夫の喉から抑えきれなかった喘ぎ声が漏れ出る。
今日買った娼夫は熱の引きにくい体の様で、ちょっと弄るいじめると簡単にまた燃え上がってしまう。しかも娼夫の中は実に具合が良い。
もう少し回復魔法をかけてここでもう二、三回つきあってもらおうかと意気込んだ所で時間切れを知らせる娼夫を管理している男が合い鍵で入ってきた。
娼婦にも娼夫にも性を売っている人間には客に無体な事(メニュー外や契約外の行為)や逃亡を働かせない為に付く人間が大体いる。