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◇エルフのガルフ
傲慢エルフのガルフ6
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「今いる所はヴィオモラの北側に有る山脈地帯の入り口の港町なので大体俺の足で3か月位だな。対象はたまに内陸側の山脈内での目撃情報も在りますが、総じてヴィオモラに集中しているそうです。何でも相当美しい容姿をしているそうですが・・・」
本当にいるんですかね?ドラゴンの獣人なんて。
っとガルフが首をかしげた。
今回のガルフの任務がドラゴン獣人の真相の確認なのだが・・・。
過去、世界のどこにもドラゴンの獣人など発見された記録は無いのだ。
おとぎ話や吟遊詩人の歌にですらドラゴンの獣人は出てこない。
西北の果ての国でドラゴンと結婚する人間のいる民族はいるが、子供が出来てもその特徴が混ざる事は無いという。
ドラゴンの獣人は存在しないがウロボロスでの常識だ。
証人のいない証言情報の事を『ドラゴンの獣人が証人です』と言うジョークが有る位だ。
「かなり可能性が低いが、有るとしたらドラゴンの魔法だな。ドラゴン信仰のトホスマ・スダの古い歴史書に『最初の国王の后がドラゴン王の魔法によって1000年王と生涯を共にした。』という記述がある。
挿し絵の后の姿はほとんど人間だが腕と足に鱗が数枚描かれてある」
「あんまり信憑性を感じられねぇ話ですね。」
ガルフの不躾な言葉にザッツも同感ではあるのか苦笑で返した。
「俺としては『赤ずきん』のプレイ用のメイク魔法だと思いますがね」
「『赤ずきん』のメイクか、まぁその可能性が一番現実味を感じるな。」
何せ噂の出所があのヴィオモラだしな。っとザッツも笑った。
『赤ずきん』とはチェチェイカでの娼婦(夫)の総称だ。
本当にいるんですかね?ドラゴンの獣人なんて。
っとガルフが首をかしげた。
今回のガルフの任務がドラゴン獣人の真相の確認なのだが・・・。
過去、世界のどこにもドラゴンの獣人など発見された記録は無いのだ。
おとぎ話や吟遊詩人の歌にですらドラゴンの獣人は出てこない。
西北の果ての国でドラゴンと結婚する人間のいる民族はいるが、子供が出来てもその特徴が混ざる事は無いという。
ドラゴンの獣人は存在しないがウロボロスでの常識だ。
証人のいない証言情報の事を『ドラゴンの獣人が証人です』と言うジョークが有る位だ。
「かなり可能性が低いが、有るとしたらドラゴンの魔法だな。ドラゴン信仰のトホスマ・スダの古い歴史書に『最初の国王の后がドラゴン王の魔法によって1000年王と生涯を共にした。』という記述がある。
挿し絵の后の姿はほとんど人間だが腕と足に鱗が数枚描かれてある」
「あんまり信憑性を感じられねぇ話ですね。」
ガルフの不躾な言葉にザッツも同感ではあるのか苦笑で返した。
「俺としては『赤ずきん』のプレイ用のメイク魔法だと思いますがね」
「『赤ずきん』のメイクか、まぁその可能性が一番現実味を感じるな。」
何せ噂の出所があのヴィオモラだしな。っとザッツも笑った。
『赤ずきん』とはチェチェイカでの娼婦(夫)の総称だ。
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