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すべては幻、隣の庭は枯れ木の庭 3ー7
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ルークの見立てでは、ジェイドは混じりっ毛の無い人間に見えた。
身長や頭の大きさに反して、手足が長いし手のひらや足のサイズが大きい、この国の高位の人間は人間の中ではかなり大柄な人種だから、大人になったらさぞや見映えのする美丈夫になるだろう。
印象的な目の色をしていた。深い深い青に宝石の欠片が散ったみたいに綺麗なルビー色が混ざっている。いったい何人の人間達が、この先この瞳に魅了されて行くのだろう?ルークは貴婦人のお嬢様方が虜になっていくのが目に見える様な気がした。
とはいえ、身分が泥水と極上のワイン程も違うルークにとっては他人事、(ちゃんと名前聞いて覚えておけば、そのうち国王のパレードとか政で大きくなった姿でもみれるかしら)なんて呑気に考えてた。
ジェイドは、自分を見つめている癖に質問に答えないルークに痺れを切らして『どうなんだ?』と食いつくみたいに返事を催促してきた。
「あぁ、ごめん考え事してた。そういう事?あぁ、売春?してるよ」
特に隠してもいなかったので何の気なしに答えたのだが、
「ほ、他の仕事には着けないのか?!」
ジェイド王子は頬を染めながら物凄く真面目にそう言った。
「心配してくれるのかい?灰色蜥蜴の心配だなんて変な貴族のぼっちゃんだなぁ。・・・おかねが必要なんだ。薬代。高くてね」
「どこか悪いのか?健康そうに見えるけど」
「俺じゃないよ、弟が病気なんだ」
「私が貸してやろうか?」
何とジェイドは合って初めてのルークに高額の金銭を貸すとまで言い出した。
身長や頭の大きさに反して、手足が長いし手のひらや足のサイズが大きい、この国の高位の人間は人間の中ではかなり大柄な人種だから、大人になったらさぞや見映えのする美丈夫になるだろう。
印象的な目の色をしていた。深い深い青に宝石の欠片が散ったみたいに綺麗なルビー色が混ざっている。いったい何人の人間達が、この先この瞳に魅了されて行くのだろう?ルークは貴婦人のお嬢様方が虜になっていくのが目に見える様な気がした。
とはいえ、身分が泥水と極上のワイン程も違うルークにとっては他人事、(ちゃんと名前聞いて覚えておけば、そのうち国王のパレードとか政で大きくなった姿でもみれるかしら)なんて呑気に考えてた。
ジェイドは、自分を見つめている癖に質問に答えないルークに痺れを切らして『どうなんだ?』と食いつくみたいに返事を催促してきた。
「あぁ、ごめん考え事してた。そういう事?あぁ、売春?してるよ」
特に隠してもいなかったので何の気なしに答えたのだが、
「ほ、他の仕事には着けないのか?!」
ジェイド王子は頬を染めながら物凄く真面目にそう言った。
「心配してくれるのかい?灰色蜥蜴の心配だなんて変な貴族のぼっちゃんだなぁ。・・・おかねが必要なんだ。薬代。高くてね」
「どこか悪いのか?健康そうに見えるけど」
「俺じゃないよ、弟が病気なんだ」
「私が貸してやろうか?」
何とジェイドは合って初めてのルークに高額の金銭を貸すとまで言い出した。
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