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すべては幻、隣の庭は枯れ木の庭 1ー19
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「あぁ、まって」
下着を摘まみ上げたまま固まるルークにシャルレが少し弾んだ声で声をかけた。
「下着を着る前に、これを入れて欲しいの」
とても清々しい笑顔で、入浴前ルークがシャルレの籠の中に見つけた見慣れない三本の瓶の内二本を差し出して来た。
「入れる?」
問い返すルークにシャルレがもう一期笑顔を向ける。
物凄く、嫌な予感がした。
「いえ、何か物凄くイヤな予感がするので辞退させていただきます」
「大丈夫よ、私も実物を見るのは今日が初めてだけど、コレをくれた人は愛用してるらしいから、害は無いはずよ」
着替えの籠を盾代わりに抱えて後づさるルーク。追い詰めるシャルレ、
「これを着れば良いんですよね?着ます。ええ着ますとも、喜んで。だからそれ仕舞って下さい」
「いやね、だから下着を着る前に入れてって言ってるじゃない」
「何ですかそれ、そもそも『入れる』ってどこに入れるんですか!?」
「こんなシチュエーションで下着を着る前に何かを入れる場所なんて、前か後ろの性器の穴に決まってるじゃない」
「やっぱりー!!!何なんですかソレどうせロクなモンじゃないでしょう!?だれが姫に渡したんですか!!」
「ジェイコブ王子」
「ヤバイもの決定じゃないですかーっっ!!!」
押し問答をしている内にルークは壁際に並べてあるベンチに追い詰められた。
「姫、落ち着きましょう!今夜はどこかにお泊りになるのでしょう?遊んでる時間はないです。僕もこのドレス着ますから、それ、仕舞って下さいっ!」
ルークはベンチに片膝をかけ、壁に張り付いて懇願した。
下着を摘まみ上げたまま固まるルークにシャルレが少し弾んだ声で声をかけた。
「下着を着る前に、これを入れて欲しいの」
とても清々しい笑顔で、入浴前ルークがシャルレの籠の中に見つけた見慣れない三本の瓶の内二本を差し出して来た。
「入れる?」
問い返すルークにシャルレがもう一期笑顔を向ける。
物凄く、嫌な予感がした。
「いえ、何か物凄くイヤな予感がするので辞退させていただきます」
「大丈夫よ、私も実物を見るのは今日が初めてだけど、コレをくれた人は愛用してるらしいから、害は無いはずよ」
着替えの籠を盾代わりに抱えて後づさるルーク。追い詰めるシャルレ、
「これを着れば良いんですよね?着ます。ええ着ますとも、喜んで。だからそれ仕舞って下さい」
「いやね、だから下着を着る前に入れてって言ってるじゃない」
「何ですかそれ、そもそも『入れる』ってどこに入れるんですか!?」
「こんなシチュエーションで下着を着る前に何かを入れる場所なんて、前か後ろの性器の穴に決まってるじゃない」
「やっぱりー!!!何なんですかソレどうせロクなモンじゃないでしょう!?だれが姫に渡したんですか!!」
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