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すべては幻、隣の庭は枯れ木の庭 1-4
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「ジェイコブ王子にご使用頂いている湯浴み場は、王子専用に毎回用意させて頂いております」
シャルレが美しい大輪の花ですら己を恥じ入りそうな笑顔で言葉を返した。
ジェイコブ王子が本当に嬉しそうな笑顔になる。
「特別扱いかい?嬉しいな」
「当然ですわ、我が国の大切なお客様ですもの、では」
『では、私達はこれでおいとまさせていただきます』とシャルレが言おうとしたところでジェイコブ王子がシャルレの言葉を遮った。
「ねぇ、その蜥蜴ちゃん、クレとは言わないから、一晩貸してくれない?」
笑顔のシャルレ姫の左眉が一瞬跳ね上がった。
「王子・・・お戯れは」
シャルレが何か言う前に、苦言を行ったのはジェイコブ王子の腕の中に居る侍従の青年だった。
ジェイコブ王子が腕の中のその青年を、嗜虐色の強い笑みを浮かべながら見つめた。
ジェイコブ王子の黒い真っすぐな長髪がサラリとゆれた。
「何を言う、ジョアン、お前が最初にこの子を気に入ったんじゃないか」
件の従者だか愛人だかはジョアンという名前らしい、ジョアンとジェイコブ王子に呼ばれた青年は慌てて少し身を起こしてジェイコブ王子の前身ごろを掴んだ
「ちがっ」
「違わないだろう?」
そう言って、ジェイコブ王子は青年ジョアンの臀部をするりと撫でた。
ジョアンの体が引きつった様に跳ねた。
先ほどから赤かった頬を更に赤く染めて、何かに耐える様な素振りを視ながらジョアンはジェイコブ王子の肩に額を埋めた。
「すまないね」
全然悪いと思っていなさそうな表情で、ジェイコブ王子は詫びの言葉を言った。
シャルレが美しい大輪の花ですら己を恥じ入りそうな笑顔で言葉を返した。
ジェイコブ王子が本当に嬉しそうな笑顔になる。
「特別扱いかい?嬉しいな」
「当然ですわ、我が国の大切なお客様ですもの、では」
『では、私達はこれでおいとまさせていただきます』とシャルレが言おうとしたところでジェイコブ王子がシャルレの言葉を遮った。
「ねぇ、その蜥蜴ちゃん、クレとは言わないから、一晩貸してくれない?」
笑顔のシャルレ姫の左眉が一瞬跳ね上がった。
「王子・・・お戯れは」
シャルレが何か言う前に、苦言を行ったのはジェイコブ王子の腕の中に居る侍従の青年だった。
ジェイコブ王子が腕の中のその青年を、嗜虐色の強い笑みを浮かべながら見つめた。
ジェイコブ王子の黒い真っすぐな長髪がサラリとゆれた。
「何を言う、ジョアン、お前が最初にこの子を気に入ったんじゃないか」
件の従者だか愛人だかはジョアンという名前らしい、ジョアンとジェイコブ王子に呼ばれた青年は慌てて少し身を起こしてジェイコブ王子の前身ごろを掴んだ
「ちがっ」
「違わないだろう?」
そう言って、ジェイコブ王子は青年ジョアンの臀部をするりと撫でた。
ジョアンの体が引きつった様に跳ねた。
先ほどから赤かった頬を更に赤く染めて、何かに耐える様な素振りを視ながらジョアンはジェイコブ王子の肩に額を埋めた。
「すまないね」
全然悪いと思っていなさそうな表情で、ジェイコブ王子は詫びの言葉を言った。
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