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ルークの初恋 3-20
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「少しおくれるから部屋で待てと言われて、待ってみれば待てど暮らせど来やしない、それは良いけどやたらと貴方の使用人達がバタバタしてるから変だと思って問い詰めて見ればどうやらルークを探しに行ったって言うじゃない。灰色蜥蜴が使用人として働いているのは貴方が城を抜け出して直々に見に行く程珍しい物じゃありませんわよ?ラスツーヤ王国第十二王子ジェイコブ王子」
「王子ぃ?!」
驚いたのはルークだ、シャルレと知り合いだった、シャルレの今日の秘密の仕事の客だったという時点で、やはり相当な身分だったのだなとは思ったが、まさか隣の国の王子とは!
呆気にとられて、青年改めジェイコブ王子を見つめたルークに向かって、王子は剣を鞘に納めながらにっこり笑って片手を挙げた。
「珍しいさ、良くも悪くも誰にも執着しない、かの歌姫が珍しく気に入って連れて歩いている小さな小間使い、出自は卑しいが大層可愛らしいと噂じゃ無いか、しかも灰色蜥蜴族、そんなに気に入っているなら奴隷にでもすれば良いモノを、態々正式手順を積んで使用人として雇っているとは大層な可愛がりップリじゃない、気になって仕方なかったよ」
「そんなに見たいのなら態々私をおびき出して脱走して会いに行かなくとも、一言いって頂ければお茶の席位用意いたしましたのに、もう断固お断りいたしますが」
「それじゃ意味ないのさ、どんな子なのかを見たいのに君を通したら使用人の顔しか見れないじゃないか。会って見て納得したよ、可愛いねこの子。僕も欲しいな依存させたくなる」
『依存させたくなる』とうっそりと笑みを浮かべたジェイコブ王子を、害虫を見る様な目で見てシャルレがボソリと罵った。
「・・・・変態!」
「王子ぃ?!」
驚いたのはルークだ、シャルレと知り合いだった、シャルレの今日の秘密の仕事の客だったという時点で、やはり相当な身分だったのだなとは思ったが、まさか隣の国の王子とは!
呆気にとられて、青年改めジェイコブ王子を見つめたルークに向かって、王子は剣を鞘に納めながらにっこり笑って片手を挙げた。
「珍しいさ、良くも悪くも誰にも執着しない、かの歌姫が珍しく気に入って連れて歩いている小さな小間使い、出自は卑しいが大層可愛らしいと噂じゃ無いか、しかも灰色蜥蜴族、そんなに気に入っているなら奴隷にでもすれば良いモノを、態々正式手順を積んで使用人として雇っているとは大層な可愛がりップリじゃない、気になって仕方なかったよ」
「そんなに見たいのなら態々私をおびき出して脱走して会いに行かなくとも、一言いって頂ければお茶の席位用意いたしましたのに、もう断固お断りいたしますが」
「それじゃ意味ないのさ、どんな子なのかを見たいのに君を通したら使用人の顔しか見れないじゃないか。会って見て納得したよ、可愛いねこの子。僕も欲しいな依存させたくなる」
『依存させたくなる』とうっそりと笑みを浮かべたジェイコブ王子を、害虫を見る様な目で見てシャルレがボソリと罵った。
「・・・・変態!」
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