27 / 55
イヴの夜に🔫
イヴの夜に26
しおりを挟むスタッフがSM対応するキャストのメニューパネルを出そうとすると、浩一は意味ありげに笑って。
「コイツには『ツバキ』をつけてやってよ」
と言った。
『ツバキ』という名前を浩一が出した途端、スタッフは悟と浩一を見比べて戸惑い顔で
「え?でもツバキは・・・」
と言い淀んだ。
「メニューはこれで、オプションで組紐で亀甲縛り着けて」
「えぇ!?ツバキがですか?時々いらっしゃいますけど、そういう趣味のお客さん。
えー」
悟にドン引きするスタッフをそっちのけで、浩一はギャハハと笑って悟に向かって確認の声を投げた。
「良いよな」
「イヤ帰るよ!」
浩一の声に、悟は帰ると即答した。
「まぁまぁ。ツバキを一目見てからでも遅くねぇって!お前、こういう店も来た事ねぇだろ?
経験値稼ごうぜ!」
「イヤねぇケド!」
「大丈夫、大丈夫!お前の大好きな雌奴隷の鈴ちゃんはこんな事じゃ怒らねぇよ!(なんせゲームだしな!)」
「だからって」
「おごりだから!リアルドMちゃんと楽しいSMプレイが出来るぜ!」
受付は二人の様子を見て、頃合いと判断したのか、それぞれ腕をがっしりと掴むと
「お客様二部屋ご案内しまーす」
と言って二人をそれぞれ離れた部屋へと引きずる様に連れて行ってしまった。
「浩一、何なんだよ?今日は!」
「何が起きたか聞かせてくれるの楽しみにしてるわー!あははははははは」
結局の所、振り切って帰らない悟だって、その気はあったのだ。
何せキャストルームのキャスト達は皆可愛かった。
コトを行う部屋に入ると、そこはスノコの上に防水性のクッションが整備された小さなシャワー付きの部屋だった。
「コイツには『ツバキ』をつけてやってよ」
と言った。
『ツバキ』という名前を浩一が出した途端、スタッフは悟と浩一を見比べて戸惑い顔で
「え?でもツバキは・・・」
と言い淀んだ。
「メニューはこれで、オプションで組紐で亀甲縛り着けて」
「えぇ!?ツバキがですか?時々いらっしゃいますけど、そういう趣味のお客さん。
えー」
悟にドン引きするスタッフをそっちのけで、浩一はギャハハと笑って悟に向かって確認の声を投げた。
「良いよな」
「イヤ帰るよ!」
浩一の声に、悟は帰ると即答した。
「まぁまぁ。ツバキを一目見てからでも遅くねぇって!お前、こういう店も来た事ねぇだろ?
経験値稼ごうぜ!」
「イヤねぇケド!」
「大丈夫、大丈夫!お前の大好きな雌奴隷の鈴ちゃんはこんな事じゃ怒らねぇよ!(なんせゲームだしな!)」
「だからって」
「おごりだから!リアルドMちゃんと楽しいSMプレイが出来るぜ!」
受付は二人の様子を見て、頃合いと判断したのか、それぞれ腕をがっしりと掴むと
「お客様二部屋ご案内しまーす」
と言って二人をそれぞれ離れた部屋へと引きずる様に連れて行ってしまった。
「浩一、何なんだよ?今日は!」
「何が起きたか聞かせてくれるの楽しみにしてるわー!あははははははは」
結局の所、振り切って帰らない悟だって、その気はあったのだ。
何せキャストルームのキャスト達は皆可愛かった。
コトを行う部屋に入ると、そこはスノコの上に防水性のクッションが整備された小さなシャワー付きの部屋だった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!



ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる